主に沖縄県で使えるIC乗車券「OKICA(オキカ)」をわかりやすく解説。
OKICAとはどんなIC乗車券なのか、そしてSuicaやPASMOとの互換性があるのか気になる方はご覧ください。
OKICAをわかりやすく解説:
OKICAは乗車用のICカード:
まず、OKICAは沖縄県内を走る沖縄都市モノレール(ゆいレール)、那覇バスや琉球バス交通などの路線バス、対応タクシーの乗降車で使えるIC乗車券です。
OKICAってどんなカードですか?
沖縄都市モノレール(以下、ゆいレール)及び沖縄本島内の路線バス(定期観光バス、リムジンバス除く)や、タクシー、店舗で使用できるICカードです。
わかりやすくいうならSuicaやPASMOと一緒ってこと。
公共交通機関の乗り降りがスムーズになるICカードとなっているので、沖縄県内に長く滞在する予定があるなら1枚あると便利でしょう。
居酒屋やカフェでも使える:
また、OKICAは居酒屋やカフェ等のお店で支払いとしても利用可能(電子マネーとして利用できる)。
とはいえ、対応店舗はさほど多くないので、OKICAで支払えたらラッキーくらいの感覚に近いのかもしれません。
沖縄県内のコンビニでの利用も残念ながら未対応。
特にファミリーマートはOKICAの販売をしているけど、電子マネーとしての利用はできません。
SuicaやPASMOとの互換性はなし:
OKICAが1枚あれば、東京出張や大阪旅行の際にバスや電車に乗ることが出来るのか…というと、こちらは無理。
- Suica:互換性なし
- PASMO:互換性なし
- TOICA:互換性なし
- ICOCA:互換性なし
- PiTaPa:互換性なし
- SUGOCA:互換性なし
- Kitaca:互換性なし
- nimoca:互換性なし
- はやかけん:互換性なし
OKICAは他の交通系ICカードと互換性がないカードとなっているので、沖縄県外での利用は望み薄と思っておいたほうが良いです。
OKICAのあれこれ:
ゆいレールはすでにSuica対応:
実は2020年にゆいレールがSuicaやPASMO等の導入を行ったため、OKICAがなくてもゆいレールの乗降車は可能となりました。
令和2年3月10日より「Suica」およびSuicaと相互利用する交通系ICカードの利用が始まりました
沖縄都市モノレール線をご利用される訪日外国人をはじめとする、観光のお客様の利便性向上を目的として令和2年3月10日(火)から「Suica」サービスが始まりました。
Suicaと相互利用する交通系ICカードのご利用も可能です。
※Kitaca、PASMO、manaca(マナカ)、TOICA、PiTaPa、ICOCA、はやかけん、nimoca、SUGOCA
それゆえ、OKICAがないと不便な乗りものは路線バスとタクシーくらい。
タクシーについてもOKICAに対応していない会社も少なくないので、よほど頻繁に路線バスに乗る方以外はOKICA不要となりそうです。
OKICAの名前の由来:
OKICAの名前の由来は、「OKINAWA IC CARD(オキナワ・アイシー・カード)」の略。2014年1月にデザイン案が採用され、正式にOKICAと名付けられました。
同時にOKICAは沖縄初の交通系ICカードであることから、「沖縄の暮らしが変わる(オキナワがかわる)」という意味も込められているとのことです。
OKICAは500円のデポジットが必要:
OKICAを購入するには500円分のデポジット(預け入れ金)を負担する必要あり。
デポジットというくらいですからOKICA返却時にそのまま返金してもらえますが、購入時に戸惑ってしまわないようお気をつけください。
1,000円分のOKICA購入ならデポジットとあわせて1,500円が必要となります。
OKICAのチャージ上限は3万円:
OKICAのチャージ上限は3万円まで。
前述のようにゆいレールにSuicaが使えるようになっているため、OKICAに多額の残高をチャージしたところで使い道に困ってしまう可能性があります。
あわせてお気をつけいただければと思います。
チャージは現金のみ:
OKICAのチャージは現金のみ。クレジットカードや銀行振込によるチャージには対応していません。
- クレジットチャージ:できない
- 銀行振込でチャージ:できない
また、オートチャージのような機能も備わっていないため、残高が減ってきたら事前にチャージをするようお願いします。
最終更新日:2023年11月3日