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専門家おすすめのプラチナカードはこれだ(2023年7月最新)!なんと年会費3,300円の激安プラチナカードも

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platinum on bronze

今回は『どのプラチナカードがお得かよくわからない!』という方向けに、専門家おすすめのプラチナカードやその周辺知識をわかりやすく解説。

これを読んでくれればプラチナカードとはどんなクレジットカードがなのかがわかるので、申し込みすべきか迷ってる方は参考にどうぞ。

おすすめのプラチナカード:

早速、専門家が厳選した、おすすめプラチナカードを紹介していきます。

JCBプラチナ:

JCBプラチナの券面画像

株式会社ジェーシービーが発行しているプラチナカード「JCBプラチナ」は、現時点で一番コスパの良いプラチナカードです。

最大のメリットはこの年会費負担であなたのワガママを聞いてくれる秘書サービス「プラチナ・コンシェルジュデスク」が無料利用できること。

プラチナ・コンシェルジュデスク

24時間365日ご相談受付。

JCBプラチナ会員専用デスクとして、24時間365日利用できます。旅行に関する各種サポートや、ゴルフ場・チケット・レストランなどのエンターテインメントに関するご相談などを専任スタッフが可能な限り承ります。

活用例はこんな感じ。

『今度、取引先と○月○日に銀座で食事を取るんだが、先方は鉄板焼で伊勢エビを食べるのが好きらしいんだ。おすすめのお店を4名で予約取っておいてくれないか?』

『沖縄へ家族旅行に行きたいんだが、あいにく、仕事で忙しく手配が間に合わない。飛行機チケット、ホテル予約、当日のレストラン予約、近隣のバーベキュー施設の予約を頼む。小さい子どもがいるからベビーベッドと布団の手配もよろしく。』

といったように、コンシェルジュデスクが使えるとあれこれ作業を代行してくれるメリットがあるんです。

特に仕事で忙しいビジネスパーソンや、生活を充実させたい富裕層にとっては、喉から手が出るほど使いたいサービスとなるはず。

活用次第であなたの時間を1日24時間以上にできるものと思います(雑務にかける時間を他人に任せられる)。

夫婦での食事やデートに使えるグルメ・ベネフィット:

JCBプラチナはコンシェルジュデスクだけではありません。

グルメ・ベネフィットと呼ばれるサービスを使えば、高級レストランでの食事が最大半額になるメリットも(詳しくは公式サイト参照)。

グルメベネフィット

対象のレストランで所定のコースメニューを2名様以上で予約すると、1名様分の料金が無料となる期間限定の優待サービスです。

ちょっとした日に家族とご一緒に少し豪華に過ごしませんか?

対象レストランは主に1食あたり1万円以上の高級店ばかり。

夫婦での記念日ディナーはもちろん、恋人とのデートに使えばリーズナブルに高級料理を堪能できるので、1~2回利用するだけでJCBプラチナの年会費くらいカンタンに回収できてしまうことでしょう。

  • 恋人とデート:1回1万円以上の節約に
  • 夫婦で会食:1回1万円以上の節約に
  • 両親と食事:1回1万円以上の節約に

グルメな方こそJCBプラチナ申し込みです。

JCBプラチナの各種データ:
正式名称 JCBプラチナ
発行会社 株式会社ジェーシービー
年会費 1年目 税込2万7,500円
2年目以降 税込2万7,500円
家族カードは1枚目無料、2枚目から1枚3,300円(税込)
国際ブランド JCB
申込資格 25歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方。学生の方はお申し込みになれません。
発行期間 1週間程度
付帯保険 海外旅行傷害保険(利用付帯)、国内旅行傷害保険(利用付帯)、ショッピング保険(国内海外)、盗難補償など
付帯サービス プライオリティパス、国内空港ラウンジサービス、JCBコンシェルジュ
専門家のおすすめポイント
  • コスパ最強のプラチナカード
  • JCBコンシェルジュが使える
  • プライオリティパスの無料発行
  • グルメベネフィットで食事代最大半額
獲得ポイント 年5万利用 250~425円相当
年10万利用 500~850円相当
年30万利用 1,500~2,550円相当
年50万利用 2,500~4,250円相当
年100万利用 5,000~8,500円相当
年300万利用 1万5,000~2万5,500円相当
年500万利用 2万5,000~4万2,500円相当
セブン‐イレブン、スターバックスカードへのチャージ、Amazonでの利用でポイント割増あり。
公式サイト 公式サイトによる解説はこちら

三井住友カード プラチナ:

三井住友カード プラチナの券面画像

王道なプラチナカードが欲しい方に最適なのが「三井住友カード プラチナ」。

世界中で使えるVisaブランドのプラチナカードとして高い人気があるので、プラチナカードにステータス性を求める方や、海外渡航時に支払いで使いたい方はこちらを検討ください。

持てば日本国内だけでなく、海外でも一目を置かれる存在になること間違いなしです。

サービス内容はやや平均的:

では気になるサービスや優待内容はどうなのか…というと、よく言えばあれこれ充実、悪くいえば平均的といったところ(サービス一覧は公式サイト参照)。

正直、特徴的なサービスや優待が豊富にあるわけではないので、まんべんなくいろいろなサービスを使いたい方には魅力的に見えますが、そうじゃない方には魅力が乏しく見えてしまうかもしれません。

  • 王道的な1枚を求めてる方:魅力的
  • 特徴的な1枚を求めている方:平均的?

プラチナカードを持つなら格式やステータス性を重視したい。そんな方向けと言えますね。

三井住友カードの最高峰:

そんな三井住友カード プラチナは、三井住友カードブランドの中で最高峰のステータス性を持つVisaカード。

これ以上の高いランクを持つ三井住友カードは存在しないので、Visaブランドのプラチナカードが欲しい方は申し込みください。

それだけで世界で使えるVisaプラチナカードが手に入ります。

三井住友カード プラチナの各種データ:
正式名称 三井住友カード プラチナ
発行会社 三井住友カード株式会社
年会費 1年目 税込5万5,000円
2年目以降 税込5万5,000円
WEB明細利用で年会費1,100円が割引になる
国際ブランド Visa、Mastercard
申込資格 原則として、満30歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方
発行期間 最短3営業日発行
付帯保険 海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険、ショッピング保険、盗難補償など
付帯サービス 国内空港ラウンジサービス、コンシェルジュデスク、メンバーズセレクション
専門家のおすすめポイント
  • 王道のVisaプラチナカード
  • 実はポイント還元率が高め
  • 宝塚歌劇優先販売は隠れた魅力
獲得ポイント 年5万利用 250円相当
年10万利用 500円相当
年30万利用 1,500円相当
年50万利用 5,000円相当
年100万利用 1万円相当+ギフト券
年300万利用 3万円相当+ギフト券
年500万利用 5万円相当+ギフト券
  • 年50万円利用ごとに2,500ポイント、最大5万ポイントまでもらえる(1,000万円利用分までが対象)
  • 6ヵ月間のカード利用金額合計が50万円以上の場合、支払額に対して0.5%相当額のギフト券がもらえる(最大3万円分まで)。
公式サイト 公式サイトによる解説はこちら

アメックスプラチナ:

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの券面画像

優待もサービスも最高峰のプラチナカードが欲しい…という方に最適なのが『アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード』。

年会費はなんと税込14万3,000円。

他のプラチナカードと比べて段違いに割高なカードになっていますが、その分だけサービス内容も段違いなので、「プラチナカードに何を求めるか」で作成を検討ください。

家族カードが4枚まで無料:

アメックスプラチナの隠れた魅力は、家族カードが4枚まで年会費無料になること(詳しくは公式サイト参照)。

家族カードが4枚無料

家族カードの年会費が4枚目まで無料です。基本カード会員様がご利用いただける特典やサービスの多くをご家族の方も楽しめるうえ、カードご利用のポイントが合算されるので、ご家族と一緒に大きくポイントを貯められます。

それゆえ、夫婦でアメックスプラチナを使うのはもちろんのこと、両親や子供に持たせれば年会費の実質負担を減らせるのでお得となります。

  • 自分1人で利用:年会費は割高
  • 家族揃って利用:年会費は割安に

特筆事項は家族カード保有者にもプライオリティパスが無料発行可能なこと。

しかもアメックスプラチナでは同伴者1名も無料利用できるので、夫婦2人でアメックスプラチナを保有すれば子供2人とあわせて4人で海外エアポートラウンジが使えますよ。

せっかく高い年会費を払うなら、有効活用をどうぞ。

アメックスプラチナの各種データ:
正式名称 アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
発行会社 アメリカン・エキスプレス・インターナショナル,Inc.
年会費 1年目 税込14万3,000円
2年目以降 税込14万3,000円
-
国際ブランド American Express
申込資格 カード発行に際しては、アメリカン・エキスプレス所定の審査があります。ご希望に添えない場合もありますので、あらかじめご了承ください。
発行期間 申込から1~3週間程度
付帯保険 海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険、ショッピング保険、ホームウェア・プロテクション、リターン・プロテクション、盗難補償など
付帯サービス 国内空港ラウンジサービス、海外空港ラウンジサービス、コンシェルジェサービス
専門家のおすすめポイント
  • ステータス性がバツグン
  • メタル製カードのインパクト大
  • 家族カード4枚まで年会費無料
  • 空港ラウンジが同伴者1名無料
  • ホテル優待が豊富
獲得ポイント 年5万利用 150~500円相当
年10万利用 300~1,000円相当
年30万利用 900~3,000円相当
年50万利用 1,500~5,000円相当
年100万利用 3,000~1万円相当
年300万利用 9,000~3万円相当
年500万利用 1万5,000円~5万円相当
年会費無料のメンバーシップ・リワード・プラス登録でポイント還元率アップ。
公式サイト 公式サイトによる解説はこちら

TRUST CLUB プラチナマスターカード

TRUST CLUB プラチナマスターカードの画像


TRUST CLUBプラチナマスターカードは、年会費がわずか税込3,300円の激安プラチナカード。

低年会費のゴールドカード並の年会費設定なので、お試しでプラチナカードを作ってみたい…と思う方はどうぞ。

それであなたもプラチナカード保有者の仲間入りです。

メリットはMastercard Taste of Premium:

TRUST CLUBプラチナマスターカードのメリットは、Mastercardのステータスカード保有者向けサービスである「Mastercard Taste of Premium(マスターカード・テイスト・オブ・プレミアム)」が使えることです。

対象のMastercardをお持ちの皆様に、特別なご優待を。

Mastercard Taste of Premiumでは、高級旅館、国内レストラン、海外・国内ホテルでのご優待等、充実したサービスをご提供します。

引用部分にもある通り、Mastercard Taste of Premiumでは高級旅館やホテルが優待価格で使えたり、国内レストランでお得に食事できるなどのメリットが存在(サービスの詳細は公式サイト参照)。

中でも「ダイニング by 招待日和」と呼ばれる特定レストランのコース料金が1名分無料になるサービスは、使い方次第では年5~10万円程度の節約につながることでしょう。

  • 2名で利用:1名分無料
  • 3名で利用:1名分無料
  • 4名で利用:1名分無料

グルメ好きな方におすすめとなります。

サービス内容は年会費相応:

TRUST CLUB プラチナマスターカードのデメリットは、良くも悪くも年会費相応のプラチナカードである点。

海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険がすごく充実しているわけでもありませんし、プラチナカードの代名詞ともいえる秘書サービス「コンシェルジュデスク」の利用も不可(サービス内容の一覧はこちら)。

さらにポイント制度にもこれといった特徴や強みがあるわけではないので、「とりあえずプラチナカードを作ってみたいな」と思う方向けかなぁ…という気がしますね。

  • 見栄えの良いプラチナカードが欲しい:おすすめ
  • 優待やサービスを活用したい:あまり推奨しない

富裕層向けの優待を使いたい方は、他のプラチナカードをお選びください。

TRUST CLUB プラチナマスターカードの各種データ:
正式名称 TRUST CLUB プラチナマスターカード
発行会社 三井住友トラストクラブ株式会社
年会費 1年目 税込3,300円
2年目以降 税込3,300円
家族カードは年会費無料
国際ブランド Mastercard
申込資格 22歳以上、年収200万円以上。入会に際して所定の審査があります。
発行期間 7〜12営業日
付帯保険 海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険、ショッピング保険、盗難補償など
付帯サービス 国内空港ラウンジサービス、レストラン割引など
専門家のおすすめポイント
  • 年会費が激安のプラチナカード
  • とりあえずプラチナが欲しい方に
  • 海外での支払いに使いやすい
  • 国内空港ラウンジの利用が無料
  • ポイントの有効期限なし
獲得ポイント 年5万利用 250円相当
年10万利用 500円相当
年30万利用 1,500円相当
年50万利用 2,500円相当
年100万利用 5,000円相当
年300万利用 1万5,000円相当
年500万利用 2万5,000円相当
ポイントに有効期限なし、リボ払いをすると割増ポイントあり。
公式サイト 公式サイトによる解説はこちら

おすすめしないプラチナカードはどれ?

推奨カードではなく、逆におすすめしないプラチナカードはどれか?

これについては正直、プラチナクラスともなるとカードごとに特徴あるサービスが多いため、「このカードは酷いなぁ…」と思えるものはほとんどないんですよね。

たとえばプラチナカードAはサービスは不十分だけど年会費が安いことが強み、プラチナカードBは平凡なカードだけど住宅ローン金利が優遇される点が強み…といった感じ。

  • 年会費の安いプラチナカードA:
    年会費が安いことを考えれば魅力的だが、サービス内容を考えると推奨はできない
  • 銀行系のプラチナカードB:
    プラチナカードそのものに魅力はほとんどないが、住宅ローン金利が優遇されるなら持つ価値がある場合もある

つまり「なにを重視してプラチナカードを選ぶかどうか」で良し悪しが決まってくるので、なんとも言えない状況となります。歯切れが悪くて申し訳ございません。

プラチナカードの基礎知識:

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プラチナカードの基礎知識をわかりやすくまとめていきます。

プラチナカードとは?

プラチナカードとは白金に輝くクレジットカードのこと。

白金の価値が金よりも高いことから、クレジットカード業界ではゴールドカードよりも上の階級グレードを持つクレジットカードとしての位置付けとなります*1

わかりやすくいうと「ゴールドカードよりも凄いクレジットカード」って感じ。富裕層向け、セレブ向けのカードランクですね。

プラチナカードよりも上のグレードがある:

では、プラチナカードはクレジットカードの階級グレードにおいて頂点なのか…というと実はそうではなく、現在ではプラチナカードよりも上にブラックカードという階級グレードが存在。

つまり厳密にはプラチナカードはゴールドカードよりも格付けが高く、ブラックカードよりは格付けが低いクレジットカードとなります(グレード順に並べるとこんな感じ)。

  1. ブラックカード
  2. プラチナカード
  3. ゴールドカード
  4. 一般クレジットカード

富裕層向けではあるものの、超がつくほどの富裕層向けではない…そんな感じです。

プラチナカードの年会費:

プラチナカードの年会費は2~5万円程度。

だいたいのプラチナカードはこの範疇に収まりますが、中には年会費が10万円を超えるプラチナカードもあれば、逆に年会費3,300円の激安プラチナカードもあったりとピンキリですね。

要はカード発行各社が好き勝手に年会費を決めてる状況ってこと。

今後も条件付きで年会費無料になるプラチナカードなど、規格外のプラチナカードが誕生する可能性は十分にありそうです。

月額で考えると年会費負担は少ない:

ちなみに。

プラチナカードは年会費が高い…そんな印象があるかもしれませんが、年間2万円、3万円の費用負担ってそこまで大きな負担でもないんですよね。

それが一目瞭然でわかるのが下記表。

年会費 1ヶ月あたりの負担 1日あたりの負担
3,000円 300円弱 1日10円程度
1万円 1,000円弱 1日30円程度
2万円 2,000円弱 1日60円程度
3万円 3,000円弱 1日90円程度
5万円 5,000円弱 1日150円程度

1ヶ月あたりで考えると意外と安いなぁ…と感じる方も多いのではないでしょうか?

英会話教室やフィットネスジムなんかよりも圧倒的に安く、だいたいNetflixやNHKの視聴費用と一緒の感覚。1日あたりで考えたらペットボトル1本分にすらなりません。

つまりプラチナカードを活用するつもりがある方なら、年会費は大した負担じゃないってこと。活用次第でその元くらいカンタンに取れる計算となります。

プラチナカードの種類:

プラチナカードには明確な分類は存在しませんが、分けてみると下記表のように4種類が存在。

比較 年会費 解説
激安プラチナカード 3,000円前後 名称はプラチナカードだが、サービス内容は平均的なゴールドカードよりも下となる。
低年会費プラチナカード 1万円前後 名称はプラチナカードだが、サービス内容は平均的なゴールドカードと同等かやや充実している程度となる。
王道プラチナカード 2万円~5万円前後 ごくごく一般的なプラチナカード。サービス内容も充実しているし、このくらいの年会費を出すとコンシェルジュサービスも無料利用できる。
最上級プラチナカード 10万円以上 サービス内容や優待が充実している「ハイステータスなプラチナカード」。金属製カードの提供など、持っているだけで一目置かれる存在になれる。

まぁ年会費に応じてプラチナカードの分類が変わってくる…って感じですね。

当たり前の話ですが年会費が安ければサービスや優待が貧相になり、年会費が高くなるにつれてそれらが充実していくこととなります。

自分の希望にあわせて種類を選ぼう:

では、どのプラチナカードの種類がベストなのかは「みなさんがどれだけプラチナカードを活用するつもりなのか」で選ぶべき。

ただプラチナカードを持ってさえいればいいや…という方は激安プラチナカードで充分ですが、せっかくプラチナカードを持つなら優待サービスをフル活用してみたい…と思うなら年会費をせめて2万円は払うようにしてください。

  • 保有することが大事:激安プラチナ
  • サービスも少しは:低年会費プラチナ
  • サービスも堪能したい:王道プラチナ
  • フル活用したい:最上級プラチナ

いやいや自分は最高峰を…と思う方は最上級プラチナカードであるアメックスプラチナをどうぞ(アメックスプラチナの公式情報はこちら)。

プラチナカードの利用限度額:

支払いで使える利用限度額も、プラチナカードの年会費負担によってバラバラ。

総じて年会費の安いプラチナカードなほど低く、年会費の高いプラチナカードほど高めに設定される傾向にあるので、買い物でどんどんカードを使いたい派の方は年会費を多めに負担するほうがいいかもしれません。

比較 限度額 解説
激安プラチナカード 30~100万円程度 激安プラチナカードの利用限度額はゴールドカード並。買い物でどんどん使いたい富裕層には物足りないショッピング枠となります。
低年会費プラチナカード 30~300万円程度 低年会費プラチナカードも、信用力次第では限度額30万円からな場合あり。ただ継続利用していけば限度額300万円は充分に狙えます。
王道プラチナカード 70~500万円程度 王道とも言えるプラチナカードなら、カード入手時でも70万円程度の限度額がもらえるはず。その後はだいたい限度額500万円まで拡張可能です。
最上級プラチナカード 信用力による 最上級プラチナカードであるアメックスプラチナの利用限度額は信用力次第。下手すると30万円しか使えないこともありますが、信用力を高めれば上限は青天井となります。

激安プラチナカードや低年会費プラチナカードだと限度額30万円…なんてこともありえます。

アメックスプラチナの限度額は厳しめ:

数多くあるプラチナカードの中でも、アメックスプラチナの限度額だけはクセ有り。

こちらは初期与信(カード入手時に付与してもらえる限度額のこと)が厳しめに設定されがちなので、入手当初は限度額30万円も覚悟してください。

  • アメックス利用歴あり:
    過去にアメックスを利用したことがある方は、充分な限度額がもらえる可能性が高い
  • アメックス利用歴なし:
    過去にアメックスを利用したことがない方は、限度額30万円スタートも充分にありえる

ほんと「年会費をこんなにも払って限度額30万円なんてありえるのかよ…」と愚痴のひとつも言いたくなりますが、アメックスは自社独自のデータを大切にする会社。

しばらくの辛抱だと思って、ご理解いただければと思います。

海外旅行傷害保険について:

プラチナカードに付帯している海外旅行傷害保険も同じですね。年会費をどのくらい負担するかで変わってくるもの。

比較 海外旅行保険 解説
激安プラチナカード 最高3,000万円程度 激安プラチナカードの海外旅行傷害保険は最低限といったところ。傷害・疾病治療費用もあまり期待はできません。
低年会費プラチナカード 最高5,000万円~1億円程度 低年会費プラチナカードあたりになると、海外旅行傷害保険は充実してくる印象。よほど大きな病気や怪我をしない限りは安心です。
王道プラチナカード 最高1億円程度 王道プラチナカードの海外旅行傷害保険はどこも充実。最大1億円程度の傷害死亡・後遺障害が付くので家族も安心です。
最上級プラチナカード 最高1億円程度 最上級プラチナカードの海外旅行傷害保険も充実。家族カード保有者や、同行する家族にも海外旅行傷害保険が適用される手厚さです。

まぁこのあたりは年会費の中に旅行保険代が含まれてると考えれば、わかりやすいですね。年会費が高ければ高いほど、補償が充実することとなります。

利用付帯が増えつつある最近:

その上で気をつけていただきたいのが、海外旅行傷害保険の適用条件が「利用付帯」なことが増えつつある点。

利用負担とはわかりやすくいうと、海外旅行のパッケージツアーや飛行機代をプラチナカードで支払った場合のみ海外旅行傷害保険が適用される仕組みのこと。

  • 旅行代を支払う:旅行保険に加入した状態となる
  • 旅行代を払わない:旅行保険には加入できない

それゆえ、海外旅行傷害保険に加入したければ旅行費用をプラチナカードで払うようにしてください。

それで充実した旅行保険に加入した状態となります(アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードのように、旅行代金の支払いをすると海外旅行傷害保険の補償内容がグレードアップするカードもある)。

国内旅行傷害保険について:

プラチナカードともなると、国内旅行傷害保険もほぼほぼ完備。

年会費の負担額に応じてその補償内容は異なりますが、だいたいどのプラチナカードでも国内旅行傷害保険が付帯されていると思って間違いないかと思います。

比較 海外旅行保険 解説
激安プラチナカード 最高3,000万円程度 激安プラチナカードの国内旅行傷害保険は最低限。付帯されているだけで有り難い…と思ったほうが良いかもです。
低年会費プラチナカード 最高5,000万円程度 低年会費プラチナカードの国内旅行傷害保険は傷害死亡・後遺障害がだいたい最高5,000万円程度。年会費が10万円以上するカードでもないとこのあたりが上限です。
王道プラチナカード 最高5,000万円程度 王道プラチナカードの国内旅行傷害保険も同様で、傷害死亡・後遺障害がだいたい最高5,000万円程度。これ以上を求める方は年会費負担10万円以上が必要です。
最上級プラチナカード 最高1億円程度 最上級プラチナカードともなると国内旅行傷害保険でも補償内容が充実。傷害死亡・後遺障害が最高1億円…と、家族も安心の補償内容となります。

手厚い補償を受けたいなら、年会費の負担あるのみです。

国内旅行傷害保険は利用付帯が多め:

そんな国内旅行傷害保険は、どのプラチナカードでも利用付帯が主流。

旅行代金の支払いをしてはじめて旅行保険に加入している状態となるので、確実に保険へ加入したい方は各カード会社の会員規約をお読みの上、対応ください。

これをせずに『たぶんこれで国内旅行傷害保険に加入できただろう…』と自己判断すると、無保険となる場合もありますよ。

プラチナカードの審査難易度:

Rusty's Bullion Bar 8.23 (32)

プラチナカードが欲しいけど審査が心配な方向けに、入会基準や必要年収などの審査難易度を解説していきます。

審査難易度は正直ピンキリ:

プラチナカードの審査難易度はもうピンキリ。

一番年会費の安いTRUST CLUB プラチナマスターカードなら年収200万円以上もあれば審査対象となりますが、三井住友カード発行のプラチナカードでは最低でも年収500万円以上は欲しい…と、カードごとに審査基準がかなり異なる現状があるといえます。

とはいえ、プラチナカードよりも上の階級グレードである「ブラックカード」が新設されたことにより、業界全体の審査基準は低下傾向。

  • 過去:プラチナカードの審査基準は厳しかった
  • 現在:プラチナカードの審査基準は低下傾向

正社員として働いている方なら審査落ちすることはほとんどないかもしれません。当然、セレブである必要もなければ、一戸建てを所有している必要もないです。

職業は正社員や経営者向け:

それじゃどんな職業ならプラチナカードを作れるのか…というと、前述のように正社員でさえあれば審査対象となる感じ。

医師や弁護士じゃないと…みたいな時代でもないので、正社員や公務員として働いている方、どんなに会社が小さくでも経営者をやってる方などは審査に通る可能性が高いと言えます。

フリーターやパート勤務だと厳しい:

反面、アルバイト収入が主なフリーターや、パート勤務として働いている方だと審査突破はかなり難しいかも。

なにより収入が少ない方がプラチナカードを申し込みしても活用しきれないと思うので、資産家やセミリタイア済みでもなければゴールドカード以下の階級グレードを狙ったほうが良いかと思われます。

無理につくっても年会費負担分を損するだけです。

低年会費プラチナカードの審査難易度:

参考までに職業別のプラチナカード審査難易度を表にまとめてみました。あくまで当サイト「BENRISTA(ベンリスタ)」が想定する難易度となります。

まずは年会費が1万円前後の低年会費プラチナカードはこんな感じ。

対象 審査 対象 審査
会社経営者 大企業の経営者 公務員 国家公務員
大企業の役員 地方公務員
中小企業の経営者 団体職員
中小企業の役員 士業
正社員 上場企業勤務 個人事業主 医療関係
大企業勤務 不動産収入
中堅企業勤務 農業・林業
小規模企業勤務 店舗経営
零細企業勤務 自由業
非正規雇用 契約社員 学生 大学院生 ×
期間工 大学生 ×
派遣社員 専門学校生 ×
嘱託社員 短大生 ×
アルバイト × 高専生 ×
パート × 高校生 ×
家内労働者 × 中学生以下 ×
年金受給者 無職 資産あり
専業主婦(主夫) 資産なし ×
投資家 ギャンブラー ×
生活保護 × 家事手伝い ×
一般的なプラチナカード審査難易度:

続いて年会費が2万円を超える、ごくごく一般的なプラチナカードの審査難易度は下記の通り。

対象 審査 対象 審査
会社経営者 大企業の経営者 公務員 国家公務員
大企業の役員 地方公務員
中小企業の経営者 団体職員
中小企業の役員 士業
正社員 上場企業勤務 個人事業主 医療関係
大企業勤務 不動産収入
中堅企業勤務 農業・林業
小規模企業勤務 店舗経営
零細企業勤務 自由業
非正規雇用 契約社員 学生 大学院生 ×
期間工 大学生 ×
派遣社員 専門学校生 ×
嘱託社員 短大生 ×
アルバイト × 高専生 ×
パート × 高校生 ×
家内労働者 × 中学生以下 ×
年金受給者 無職 資産あり
専業主婦(主夫) 資産なし ×
投資家 ギャンブラー ×
生活保護 × 家事手伝い ×

こちらも低年会費プラチナカードとあまり違いはありません。

昨今の状況を考えると、とにかく経営者、正社員、公務員なら文句なし、個人事業主や非正規雇用の方は審査次第…といった感じかと思います。

必要年収は300万円程度から:

審査突破に必要な年収はピンキリです。

年収200~300万円未満でも作れるプラチナカードもありますが、選択肢を広げるなら年収400~500万円程度は欲しいところ。

年収500万円以上もあればすべてのプラチナカードが申し込み対象となります(詳しくは下記表を参照)。

年収 難易度 解説
年収200万円未満 厳しい 作れる可能性はほぼゼロ&作っても活用が難しい。
年収200~300万円未満 望みあり 作れるプラチナカードがいくつか存在するが、作っても活用できるかはやや疑問となる。
年収300~400万円未満 券種による プラチナカード作成の選択肢が広がる年収。申し込み対象なら審査落ちする可能性もかなり低めとなる。
年収400万~500万円未満 ほぼ問題なし ほとんどのプラチナカードが選択肢に入る年収。審査落ちの心配はほとんどない。
年収500万円以上 問題なし すべてのプラチナカードが審査対象となる年収レベル。信用力が高い方なら審査落ちの心配もほぼない。

ただくどいようですがプラチナカードの優待やサービスを活用するには生活のゆとりが重要。

無理に背伸びをしてもあまり意味はないですよ。年会費のムダ払いとなります。

年齢は20代から作成OK:

プラチナカード作成に必要な年齢もピンキリ。

三井住友カード プラチナのように30歳以上を対象としている伝統的なプラチナカードもあれば、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードのように10代から作成OKなプラチナカードも存在する…など、まぁカード各社が独自の審査基準を設けてる感じですね。

対象年齢 難易度 解説
10代 厳しい アメックスプラチナなら審査に通るかも。それ以外は10代というだけで審査で弾かれそうです(公式サイトはこちら)。
20代前半 やや厳しい 対象となるプラチナカードが増加中。選択肢はそれなりに多いので作成を諦める必要はありません。
20代後半 ほぼ問題なし 年齢によって審査に落とされる事例は少なめ。伝統的なプラチナカードでもなければ年齢による審査除外はない。
30代以上 問題なし すべてのプラチナカードが申し込みできる年齢。好きなカードをお選びください。

見事なまでにバラバラです。

年齢が上のほうが審査で有利になる:

尚、10代や20代前半でもプラチナカード作成はできますが、年齢を重ねているほうが審査上で有利になるのは間違いなし。

同じ職業、同じ年収、同じ勤務年数なら年齢が上のほうが審査突破がしやすいのは事実なので、プラチナカード審査になかなか通らない方は毎年1回とルールを決めた上で再挑戦をしてもらえればと思います(短期間に申し込みを繰り返すと審査してくれない)。

  • 期間を空けずに再申込:審査してくれない
  • 期間を空けて再申込:審査してくれる

もしかすると30代到達とともに作成できるかもしれませんよ。

プラチナカードのメリット:

Merit Furniture

プラチナカードを保有するメリットをまとめていきます。作るかどうか迷ってる方は参考にどうぞ。

高いステータス性を誇示できる:

プラチナカードを保有する最大のメリットは、やはりその高いステータス性。

お店でクレジットカードを出せばあなたが信用力の高い人物であることが伝わりますし、異性とのデートや部下との会食などでも役立つこと間違いなし。

たとえるならプラチナカードを持つことは、ブランド物のビシッとしたスーツを身に包う感覚に近いかもですね。楽天カードやイオンカードじゃ出せない艶やかさがプラチナカードにはあります。

社会人にとって権威性の誇示は重要:

こう書くと「ステータス性を周りに誇示するなんてダサくない?」みたいに思う方もいるかもですが、そういう人は無理にプラチナカードを作らなくてOK。

自分のステータス性の高さを周囲に伝える価値を感じている方や、仕事での立場上、自分の権威性を周りにアピールする価値がある方は申し込みください(下記のような要望をお持ちの方におすすめ)。

  • 成功した経営者を演出したい
  • 異性にステータス性をアピールしたい
  • 部下にかっこいいところを見せたい
  • 上司に優秀さをアピールしたい
  • 取引先に信用力を伝えたい
  • 高級レストランで恥ずかしい思いをしたくない

きっと年会費負担以上のリターンをもたらしてくれることでしょう。

海外で信用力をアピールできる効果も:

こういった効果はなにも国内に限った話ではありません。

たとえばドイツの新規取引先候補とドイツ国内で食事をする機会があった時。

こういった時に年会費無料クレジットカードを使って支払いをすると、取引先から「この人と取引をして大丈夫だろうか?」と思われてしまいますが、光り輝くプラチナカードを使えば安心を与えられるというもの。

  • 年会費無料カードで支払い:
    取引先の立場からすると「この人と取引して大丈夫なのか?」と心配になってしまう(怪しい人物なのではないかと疑われてしまう)。
  • プラチナカードで支払い:
    取引先の立場からすると「この人には社内的信用力がありそうだ。少なくとも怪しい人物ではなさそう」と安心できる

とりわけ有名企業の看板を背負っていない個人事業主や中小企業経営者は、信用力アピールが必要不可欠。

そういった時に高いステータス性を誇示できるプラチナカードが活躍してくれることと思います。

人生を裕福にしてくれる:

プラチナカードには衣食住の様々なサービスが付いているため、保有すれば今まで経験できなかったような新しい出会いがうまれる可能性もメリットの1つ。

予約がなかなか取れなかったミシュラン星付き店を堪能してもよし、有名寺院の特別拝観に参加してゆったり庭を散策するもよし、レイトチェックアウトサービスを使って高級ホテルでゆったり過ごすもよし…と、プラチナカードが1枚あるだけで世界がグンと広がります。

サービス内容 解説
予約が取りにくいレストランの席確保 なかなか予約できないレストランを優先的に予約&堪能すれば、最高峰の美食体験ができること間違いなし。会員限定の食事会で特別メニュー&ワインがいただける場合も。
特別イベントに参加 寺院の特別拝観、博物館の有名人ガイド付き鑑賞会などに参加をすれば特別な体験ができます(主にアメックスプラチナで実施)。貸切状態でゆっくり観られるメリットは計り知れません。
ホテル優待 レイトチェックアウト(本来のチェックアウトを延長できるサービス)を使えば、高級ホテルの客室を夕方ごろまで思う存分に過ごせます。

あなたがもし日々の生活にちょっと退屈してたら、プラチナカードの出番です。

自分の時間を増やせる:

プラチナカード保有のメリット、3つ目はコンシェルジュデスクの活用によって1日を24時間以上にできることです。

特にこれは忙しいビジネスパーソンに最適。

「来月の連休に家族でトマムに遊びに行こう!」なんて思っても、仕事で忙殺されてしまっている状況下だと飛行機チケットを調べる時間もなければ、ホテルの予約、レストランの予約、アクティビティの予約などをする暇などないわけです。

しかし、コンシェルジュデスクが使えればそのすべてを丸投げ可能。

選択可能なものがあれば選択肢を提示してくれるので、あなたがやるべきことはそれを選ぶことだけ。あとはコンシェルジュが勝手に予約&調整してくれます。

  • 自分で調べて旅行手配:
    仕事が忙しいとなかなか対応ができず予約できない&ギリギリになって割高な航空券や宿泊料になってしまうことも(アクティビティも直前だと予約できない)。
  • コンシェルジュが旅行予約を代行:
    希望を伝えておけば人数分の航空券購入、ホテル予約、レストラン予約、アクティビティ予約をやってくれる(早めに依頼しておけば割安料金で予約できる)

そうして浮いた時間を使えば仕事にも集中できるし、家庭円満にもつながるはず。時間に価値を感じている方こそ、プラチナカード保有をどうぞ。

雑務をコンシェルジュに投げることも:

ほかにもコンシェルジュを使えば仕事上の業務削減が可能。

例をあげると「20人で個室が使える飲み放題付きの居酒屋探し」や「行楽シーズンの京都でホテル探し」などの業務をコンシェルジュに巻き取ってもらえれば、その分の時間を仕事やプライベートの時間にまわすことが出来ます。

さらにコンシェルジュデスクの活用事例はたくさん。詳しくはブラックカードの解説記事で紹介しているので、そちらをご覧ください。

読めばコンシェルジュが使いたくて堪らなくなることでしょう。

社員にコンシェルジュを使わせるアイデアも:

法人向けに発行されているプラチナカードを作成すれば、経営者本人だけでなく社員もコンシェルジュデスクが使えるメリット有り(法人向けのJCBプラチナ法人カードなど)。

取締役や執行役員に持たせるだけでなく、総務部の社員にもプラチナカードを渡しておくと、下記のような雑務を外部にアウトソーシングできるのでおすすめとなります。

  • 新年会や忘年会の予約
  • 社員研修会の予約
  • 社員旅行の立案
  • 社員の出張手配
  • 取引先への贈答品
  • 取引先との会食手配
  • 優待活用による経費削減

プラチナカードを業務改善に役立てましょう。

プラチナカードのデメリット:

Stop!

今度はプラチナカードのデメリットを解説。保有するとどんなデメリットがあるのか知りたい方はどうぞ。

プラチナカードの認知度が低い:

プラチナカード最大のデメリットといえば、プラチナカードの認知度が世間的に低いこと。

要するにプラチナカードの存在を知らない人が多いので、『どやぁ!』と人前で使ったとしても期待するような反応が得られない可能性があるんです。

  • プラチナカードを知ってる人:その凄さを理解してくれる
  • プラチナカードを知らない人:凄さが理解できるはずもない

下手すると階級グレードが下のゴールドカードより反応が薄い場合もありえます。

カード会社も対策を実行中:

ただクレジットカード発行会社側もこの問題点をしっかり理解しているようで、近年では大幅な改善が行われ、プラチナカードの価値が向上中。

有名なところだとアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードがありますね。

こちらのプラチナカードは元々、プラスチック素材でできた銀色の平凡なプラチナカードだったんですが、現在では金属製のプラチナカードにグレードアップ(券面画像は公式サイトを参照)。

  • 過去:平凡な銀色のカードだった
  • 現在:金属製のど派手なカードに

メタル製のプラチナ・カード

スタイリッシュなメタル素材を採用したこの一枚は、魅力あふれる特典やサービスで、あなたらしい輝きに満ちた毎日をサポートします。

基本カード会員様にはプラチナ・カード〈メタル製〉とセカンド・プラチナ・カード〈プラスチック製〉の2枚を別々にお届けいたします。

用途やシーンによって使い分けが可能です。

一目見れば誰でも『なんか凄そうなクレジットカードだなぁ』と思ってくれること間違いなし…なので、それほどデメリットではなくなりつつあるのかもしれません。

ブラックカードよりも下である:

プラチナカードのデメリット、2つ目はプラチナカードよりも階級グレードの高いブラックカードが新設されてしまったこと(ブラックカードの解説はこちら)。

これによって「最高峰のクレジットカード=プラチナカード」だったものが、「2番目のクレジットカード=プラチナカード」となってしまったので、富裕層からやや見下されてしまう可能性があるのです(苦笑)

  • 過去:プラチナカード=最高峰
  • 現在:プラチナカード=2番手

庶民からすれば十分に富裕層向けだけど、富裕層から見ると中途半端な階級グレード…といったところでしょうか。

最高峰の輝きが欲しいなら、もうすこし多く年会費を負担してブラックカードを狙うほかありません。

説明するまでもなく年会費が高い:

プラチナカードのデメリット、3つ目は説明するまでもなく年会費が高いこと。

これはまぁプラチナカードを作った直後はさほど問題になりません。しかし、年を追うごとにあれほど熱かったプラチナカードへの感心が薄れ、利用頻度が低下した後はまさに惨劇。

あまりプラチナカードを使わないのに年会費だけを払い続けている…みたいなことになりがちなのでご注意ください。

当然、5年持てば5年分の年会費、10年持てば10年分の年会費負担となります(下記表のように長期保有となるとかなりの金額に膨れ上がる)。

利用年数 年会費2万円 年会費5万円
1年間 2万円 5万円
3年間 6万円 15万円
5年間 10万円 25万円
10年間 20万円 50万円
活用してるなら年会費負担は安いもの:

とはいえ、ここまで散々説明させていただいたように、プラチナカードには溢れんばかりのメリットや優待があるのも事実。

それさえ活用できれば年会費負担など安いもの。年会費負担以上にプラチナカードを使い倒してしまえば良いのです。

  • プラチナカードを活用している人:年会費負担は安いもの
  • プラチナカードが活用できてない人:年会費負担が高い

それが難しいながら最初からプラチナカードを選択せず、年会費の安いゴールドカードを選べばOK。

自分の熱量にあわせてクレジットカードの階級グレードを選んでもらえればなと思います(専門家によるゴールドカード解説はこちら)。

よくある質問とその答え:

よくある質問とその答えの画像

プラチナカードに関するよくある質問とその答えをQ&A形式で作成しました。まだ作るか迷っている方はお読みください。

Q.海外でもプラチナカードは使えるの?

海外でもプラチナカードは使えるのかというと、これはもちろんYES。

VisaやMastercardブランドが付いたプラチナカードであれば、アメリカ合衆国やフランスはもちろん、ブラジル、UAE、エジプト、メキシコ、インドネシア、リトアニアといった国や地域でも支払いに使えます。

たぶん支払いで不便さを感じることは、ほぼ無いのではないでしょうか。日本人が良く行く観光地なら尚更です。

JCBやアメックスだと厳しい:

それに対してJCBやアメックスが付いたプラチナカードだと、海外での利用はやや制限がある感じ。

どちらも高級レストランや高級ホテルなら対応してくれることが多いものの、街の小売店や飲食店では使えないケースのほうが多いので、これらのプラチナカード1枚で海外渡航するのはおすすめしません。

  • 富裕層向けのお店:JCBやアメックスも利用可能
  • 庶民向けのお店:VisaやMastercardのみ対応が多い
国際ブランド 使いやすさ 解説
Visa アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジアとどの地域でも支払いに使いやすい国際ブランド。海外での使いやすさを考えるならVisaがおすすめとなります。
Mastercard Visaと並ぶ国際ブランド。使えるお店の数はVisaと同等なので、VisaとMastercardを迷ったらどちらを選んでもらっても構いません。
JCB アジアや北米体躯など、利用できるお店の数は徐々に広まりつつありますが、VisaやMastercardと比べると見劣りがする国際ブランド。ハワイ、グアム、台湾、韓国以外へ渡航するなら不安ありです。
American Express 富裕層向けのホテル、レストラン、小売店、免税店では問題なく利用できますが、それ以外だと使えるお店がやや少なめ。アメリカ合衆国の渡航であれば問題ありません。
Diners Club アメックス同様、富裕層向けのホテル、レストラン、小売店、免税店での利用は問題なし。それ以外の庶民向けのお店では総じて使いにくさがあります。

長期で海外渡航する予定がある方、日本人があまり行かないような国や地域に行くなら、VisaやMastercardがついたクレジットカード作成をどうぞ(無料で作れるクレジットカードはこちらの記事参照)。

Q.ポイントを獲得すれば年会費の元は取れる?

『プラチナカードを持つなら買い物で使いまくって、年会費の元を取りたいな。』

そんなふうに考えている方はいるかもですが、プラチナカードの年会費分をポイント獲得するのは難易度が高め。

下記表のように年会費の元を取るためには年100~300万円程度の利用は最低でも必要となってくるので、だったらプラチナカードなど持たずに年会費無料クレジットカードを作ったほうがよほどお得です。

年間利用額 還元率0.5% 還元率1.0%
10万円 500円相当 1,000円相当
30万円 1,500円相当 3,000円相当
50万円 2,500円相当 5,000円相当
100万円 5,000円相当 1万円相当
200万円 1万円相当 2万円相当
300万円 1万5,000円相当 3万円相当
500万円 2万5,000円相当 5万円相当
1,000万円 5万円相当 10万円相当
2,000万円 10万円相当 20万円相当
3,000万円 15万円相当 30万円相当

なかでも年会費が10万円以上するアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの年会費を回収しようと思ったら、年2,000万円以上の利用を検討ください。

月額にすると軽く200万円は利用しなくちゃいけないこととなります。

ポイント元を取ろうと思ってはいけない:

このようにプラチナカードを持つなら、ポイント獲得で年会費の元を取ろうとしてはダメ。

それよりもコンシェルジュデスクや旅行系サービスを徹底活用し、サービスで元を取ろうとするほうがまだ建設的ですよ。

  • かなり難しい:ポイントで年会費の元を取る
  • おすすめ行為:ポイントやサービスで年会費の元を取る

それがプラチナカードの賢い使い方となります。

Q.店員が驚いたり、対応が変わったりするの?

『プラチナカードをお店でドヤァと出せば、店員が驚いてくれるのでは?』とか、『プラチナカードを提示すれば店員の態度がコロリと変わり、手厚く接客してくれるんじゃないの?』なんて思ってる方もいるかもですが、これは望み薄。

もしかするとアメックスのプラチナカードであればあるいは…ですが、あったとしても街の居酒屋やビジネスホテルあたりでの話。

高級レストランや高級ホテルでは店員もそういったカードを見慣れてしまっているので、プラチナカードくらいではビクともしないことでしょう。

  • 個人経営の小規模店舗:
    店員と雑談できるようなお店ならプラチナカード提示で驚いてもらえる可能性あり。気付いてもらいたかったら金属製カードがおすすめ。
  • 高級ホテルや高級飲食店:
    店員は富裕層への接客に慣れているため、プラチナカードくらいでは驚いてもらえない可能性大。ブラックカードですら反応は薄めかも。
  • 店舗数の多いチェーン店:
    そもそも店員がクレジットカードを見て語りかけてくること自体がない。プラチナカードだろうがブラックカードだろうが関係なし。

店員からすごいですね…と言われたいなら、ブラックカード作成あるのみです。

夜のお店におけるモテ効果も薄め:

スナックやクラブといった夜のお店でもこれは一緒。

ああいったお店に来店するお客さんは比較的裕福であることが多いため、プラチナカードを自慢げに出したところでモテ効果は乏しいかもしれません。

  • 個人経営のスナックなど:
    プラスチック製のプラチナカードでは気付いてもらえないかもだが、金属製のプラチナカードを出せばあなたの魅力をアピールできるかもしれない。
  • 繁華街にあるクラブなど:
    富裕層がよく来るようなお店でプラチナカードを使っても効果はほぼなし。ブラックカードすらよく見るカードなので、効果はマチマチかもです。

とにかく夜のお店で目立ちたいならブラックカード一択となります(ブラックカードの解説はこちらの記事参照)。

プラチナカードを持ってるとモテるのか?

プラチナカードを持てば魅力があがり、女の子にモテるようになる…みたいな話もありますけど、これはやや間違い。

なぜならあなたがプラチナカードを持ったところで、それを見せることが出来なければなんら効果がないから。現時点で女性との接点がない人には恩恵が乏しいのです。

それじゃ自分からプラチナカードを持ってることをアピールすればいいのでは?

そんなふうに思われる方もいるかもですが、『俺、実はプラチナカードを持ってるんだぜ?』と自己アピールする男性は嫌われがち。

つまりプラチナカード保有が魅力度アップにつながるのは、プラチナカードがなくても女性をデートに誘える人だけ…と言えます(支払いの時にチラッと見せることができる)。

  • 女性をデートに誘えない人:
    いくらプラチナカードを持っても見せるタイミングがない(現時点でモテてない人が持ってもモテ効果は薄い)。
  • 女性をデートに誘える人:
    お店や食事の支払いでプラチナカードを使えば、あなたのステータス性をアピールすることができる(モテ男がさらにモテるように)

それでも諦めきれない人は友達にお願いをし、『こいつ、すんごいクレジットカードを持ってるんだぜ?』と話を振ってもらってください。

それならさり気なく、プラチナカード保有者であることをアピール可能となります。

プラチナカードで生活の質向上を:

BELLA ADMIRES MY PHOTOS

最後に。

プラチナカードはあなたの人生を濃密にするお手伝いができるクレジットカード。

持てばQOL(生活の質)が大幅に向上すること間違いなし…なので、家族旅行を楽しみたい方、1日の時間を24時間以上にしたい方、特別なイベントに参加してみたい方は今すぐ申し込みをどうぞ。

そのためだったら年会費負担なんて安いものですよ。

*1:現在は金相場が上昇したことによりゴールドとプラチナの価値は逆転してしまいましたが、希少性ではプラチナのほうが上となります。

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