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VisaやMastercardなどの国際ブランドをわかりやすく解説&関連リンク集

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VisaやMastercardなど、国際ブランドまわりの情報をまとめてみました。

あわせて国際ブランドに関するQ&Aも作成したので、詳しく理解したい方はどうぞ(この記事内には広告リンクは一切ありません)。

Visa(ビザ)

Visaとは?

Visaのロゴマーク

Visaのロゴマーク

Visaは世界最大の国際ブランド。

ごく限られた場所を除き、ほぼすべての国や地域での支払いに使えるため、国際ブランド選びで迷ったらVisaで問題ありません。

Visaの階級ランク:

Visaブランドの階級ランクは下記の通り。

名称 ランク 解説
Visa Infinite Privilegeカード(ビザ・インフィニット・プリヴィレッジ・カード) ブラック Visaの最高峰ランク。Visa公式に明確な記載はないが、年会費負担を考えるとVisa Infiniteカードよりも上のグレードとなる。主にカナダでのみ流通。国内発行はなし。
Visa Infiniteカード(ビザ・インフィニットカード) ブラック Visaの最高峰ランク。過去にはスルガ銀行が発行していたが、2023年1月末をもってサービス終了予定。
Visa Signatureカード(ビザ・シグネチャーカード) ブラック Visaの最高峰ランク。アメリカ合衆国などの海外での発行はあるものの、日本国内での発行はない。
Visaプラチナカード プラチナ 現時点でのVisa最高峰ランク。三井住友カード株式会社、三井住友トラストクラブ株式会社、ソニー銀行株式会社など、多数の企業が発行している。
Visaゴールドカード ゴールド Visaブランドのゴールドカード。国内でVisaを取り扱うほぼすべての企業が発行していると思われる。
Visaクラシックカード ノーマル 年会費無料カードを含めた一般カードに値するランク。こちらもVisaのプリンシパルメンバー&アソシエイトメンバーのほとんどが発行している。

表に記載のある通り、スルガ銀行がVisa Infiniteカードの発行を停止したことにより、国内で入手可能なVisaブランドのブラックカードは消滅(百貨店の外商部などを除く)。

同様にVisa SignatureカードやVisa Infinite Privilegeカードの発行も確認されていないため、日本国内で一般人が入手可能なVisa最高峰はVisaプラチナカードとなります。

Visaのメリット:

国際ブランドVisaのメリットをまとめます。

Visaは国際的な決済シェアがダントツ:

国際ブランドのVisaをメリットは、やはりそのシェア率の高さ。

クレジットカード決済額の半分近くを補っているNo.1国際ブランドなので、特にこだわりがないならVisaを選択ください(引用&転載元)。

圧倒的な国際シェアをもつVisaブランド

圧倒的な国際シェアをもつVisaブランド

Visaは、その信頼のネットワークと革新的なテクノロジーによって、200以上の国と地域で、消費者や加盟店、金融機関、企業、戦略的パートナー、そして政府機関のデジタル決済を支えています。

それでクレジットカードが使えるお店のほとんどで利用できることでしょう。

世界的に使いやすいタッチ決済:

加えて日本国内でも広まりつつある「Visaのタッチ決済」は、世界的に使える非接触決済サービス。

タッチ決済に対応したVisaカードにはこのマークがある

タッチ決済に対応したVisaカードにはこのマークがある

国内でも海外でも

店頭やレジに対応マークのあるVisa加盟店なら、国内でも海外でも同じように利用できます。(世界約200の国と地域で利用可能)ロンドンやミラノ等の交通機関でも利用可能。海外旅行のマストアイテムです。

それゆえ、タッチ決済に対応したVisaカードやスマートフォン等を持ち歩けば海外渡航先でもスムーズに支払いができるメリットがありますよ。

他ブランドよりも利便性高めです。

Visaのデメリット:

Visaならではのデメリットをまとめます。

デメリットらしいデメリットは存在しない:

国際ブランドVisaにはデメリットらしいデメリットはありません。

強いてあげるとすればVisaが強大になりすぎてしまって、協力企業との軋轢を生みやすい点くらい。

  • iPhoneで使えるおサイフケータイ機能「Apple Pay(アップルペイ)」では当初、Visaブランドのクレジットカードでオンライン決済ができなかった
  • VisaブランドのクレジットカードにはiDやTマネーなどの電子マネーを搭載できなくなりつつある
  • Visaの決済シェアが高すぎるため、決済手数料の引き下げで企業側が苦労することが多い(例:米アマゾン・ドット・コムなど)

まぁどれも私たち一般消費者にはあまり影響がないことなので、「Visaにはデメリットらしいデメリットはない」と覚えておいて問題ないかと思われます。

コストコで使えないのは隠れデメリット:

Visaの隠れたデメリットとしては、会員制ディスカウントストア「COSTCO(コストコ)」での支払いに使えない点。

これはVisa独自のデメリットというよりかは、コストコ側がマスターカードとのみ提携している弊害によるものなので、コストコでカード払いをしたいならマスターカードブランド付きのクレジットカードを作るほかありません。

  • Visa:使えない
  • Mastercard:使える

あらかじめご了承ください。

Visaのあれこれ:

その他、Visaブランドに関するあれこれをまとめます。

Visa SignatureカードとVisa Infiniteカードの比較:

Visa SignatureカードとVisa Infiniteカードはどちらのブラックカードに属するVisaカードですが、グレードとしてはややVisa Infiniteカードのほうが上といったところ。

  • Visa Signature Card:富裕層向けの特典
  • Visa Infinite Card:Signatureカードの特典に加え、ホテルやゴルフ場で無料クーポンがつく

ただそれ以外の差はほとんどないので、ほぼ同列の階級グレードであると思って良いかもしれません。

実際、J.P. Morganのプライベートバンク部門が発行していた「J.P. Morgan Reserve Card(通称:パラジウムカード)」でも、Visa InfiniteカードではなくVisa Signatureカードで発行をしていたほどです(現在はInfiniteカードに変更済み)。

Visa Infinite Privilegeカードとは?

Visa Infinite Privilegeカードは、Visa Infiniteカードのサービス内容がさらに強化されたVisaカード(下記は拡充された特典例)。

  • プライオリティ・パスのラウンジを6回無料で利用できるグローバル・エアポート・ラウンジへのアクセス
  • モントリオール空港、オタワ空港、バンクーバー国際空港の専用VIPセキュリティファスト トラックレーンを利用可能。
  • オタワ空港やバンクーバー国際空港の空港駐車場割引、およびモントリオール、オタワ、バンクーバー国際空港でのバレット割引。

当該カードはCIBC CARDS、DESJARDINS CARDS、VANCITY CARDS、BMO CARDS、RBC CARDSあたり(画像の転載元)。

BMO CARDSの券面画像(Visa Infinite Privilege Card)

BMO CARDSの券面画像(Visa Infinite Privilege Card)

RBC CARDSの券面画像(Visa Infinite Privilege Card)

RBC CARDSの券面画像(Visa Infinite Privilege Card)

とはいえ、Visa Infinite Privilegeカードの発行は主にカナダ国内のみなので、世界的にはまだ確立されたVisaカードの階級グレードとはいえなそうな感じです。

今後の世界展開に期待しましょう。

Mastercard(マスターカード)

Mastercardとは?

Mastercardのロゴマーク

Mastercardのロゴマーク

MastercardはVisaと並ぶ国際ブランドの筆頭格です。

Mastercardいわく、「世界でもっとも多くの場所で使える国際ブランド」とのことですが、使い勝手はVisaとほぼ同等。

むしろ国際的なシェアで考えるとVisaより劣る世界No.2の国際ブランドである…というのがカード業界内の共通認識となります。

Mastercardの階級ランク:

Mastercardブランドの階級ランクは下記の通り。

名称 ランク 解説
Mastercardワールドエリート ブラック Mastercardブランドの最高峰ランク。国内での発行はBlack Card Ⅰ 株式会社や三井住友トラストクラブ株式会社などが行っている。
Mastercardワールド ブラック Mastercardワールドもブラックカードに値するランク。しかし、年会費が安いものも含まれるため、人によってはプラチナ級として扱うことも。
Mastercardプラチナ プラチナ プラチナカードに値する階級ランク。Visaよりも年会費の安いプラチナカードがあるため、敷居はやや低め。
Mastercardゴールド ゴールド ゴールドカードに値するランク。Mastercardの発行を行う企業のほとんどが、このランクのカードを発行中となる。
Mastercardスタンダード ノーマル 年会費無料カードを含めた一般カードに値するランク。Mastercardを取り扱うカード発行会社のほぼすべてが発行している。

ご覧のようにMastercardワールドがブラックカード級かどうかは賛否ある状況。

正真正銘のブラックカードが欲しいなら、ワールドエリートのMastercardを狙うのがおすすめとなります。

Mastercardのメリット:

国際ブランドマスターカードのメリットをまとめます。

世界中の国や地域で使える:

国際ブランドMastercardがもつ最大のメリットは、Visa同様、世界中の国や地域で使える点。

前述のようにMastercardが使える店舗数はVisaと同等かそれ以上なので、海外&国内における使い勝手はバツグンと言えます(転載元)。

Mastercardは使い勝手バツグンの国際ブランド

Mastercardは使い勝手バツグンの国際ブランド

クレジットカードが使えるお店=Mastercardが使えるお店と思っても大丈夫なほど。そのくらい世界中で普及しています。

Mastercardのデメリット:

マスターカードならではのデメリットをまとめます。

遭遇することは稀なマイナーマスター問題:

MastercardもVisa同様、デメリットらしいデメリットは存在しません。

強いてあげるとすれば、日本固有の問題である「マイナーマスター問題」がありますね。

ざっくり解説すると、ごくごく一部のMastercard加盟店ではなぜかMastercardが使えない場合がある問題のこと(引用元)。

マイナーマスター問題

Mastercardの決済は原則としてMasterCard Worldwideのネットワークを通じて行われるようにシステムが切り替えられているため、カード自体の利用停止、あるいは磁気不良等の不具合が無い限り決済不能の事態は発生し得ないはずであるが、更新していない古いクレジットカード端末機やPOSが残っているため、MasterCard Japanに加盟していなかったカード会社、あるいは稀に最初に相互決済を行った三社以外のMastercardを認識できず、弾くケースがまだ存在しており、この事象をマイナーマスター問題と呼ばれている。

古い端末機がなくなっていくことで解消に向かうと考えられているが、端末機は加盟店側で購入しているものが多いため、故障などが発生しない限り加盟店側による自発的な交換は少なく、今後もわずかながら残っていくと思われる。

まぁ私も過去に遭遇したありませんし、みなさんも遭遇するケースはまずないと思われるので気にする必要はなし。

そういう問題が国内のマスターカード決済にはあるのかぁ…と把握しておく程度で大丈夫です。

オリンピックやワールドカップで使えない:

マスターカードの隠れデメリットは、オリンピックやサッカーW杯会場での支払いに使えないこと。

これはマスターカードが悪いわけではなく、Visaがそれらのイベント関連決済を独占してしまう弊害なので、そういうもんだと理解するほかないですね。

  • オリンピック…だいたいVisa独占
  • サッカーW杯…だいたいVisa独占

チケット購入や、会場での物販&商品購入にマスターカードは使えません。

これに対し、ラグビーのワールドカップではマスターカードが公式スポンサーになることが多いのですが、こちらは他の国際ブランドを締め出さず、VisaやJCBカードも利用が可能(下記表記はフランス開催のラグビーワールドカップ2023より引用)。

ご利用可能なクレジットカード:Mastercard、JCB、VISA、American Express

この辺はたぶん、国際ブランドごとのパワーバランスが影響しているのかもしれません。

JCB(ジェーシービー)

JCBとは?

JCBのロゴマーク

JCBのロゴマーク

JCBは日本発の国際ブランド。

日本人がよく行く観光地や、アジア、アメリカ、ヨーロッパなどで一定のシェアがありますが、VisaやMastercard比べると使い勝手にはやや難ありと言えます。

JCBの階級ランク:

JCBブランドの階級ランクは下記の通り(ランク付けは当サイト「BENRISTA(ベンリスタ)」の独自判断によるもの)。

名称 ランク 解説
JCB THE CLASS ブラック JCBのブラックカード。年会費が安いため、プラチナカード級として扱う業界関係者もいる。
JCBプラチナ プラチナ JCBのプラチナカードランク。JCBグループのFC社やJCBパートナーカード発行会社による発行も多い。
JCBゴールド ザ・プレミア ゴールド JCBプラチナとJCBゴールドの間のランク。ゴールドカード級。
JCBゴールド ゴールド JCBのゴールドカードランク。フランチャイズ会社やJCBパートナーカード発行会社の多くも発行している。
JCB一般カード ノーマル JCBの基本となるカード。年会費無料カードを含む。

VisaやMastercardのような明確な区分はありませんが、あえてランク付けするとこんな感じになるかと思われます。

American Express(アメックス)

American Expressとは?

American Expressのロゴマーク

American Expressのロゴマーク

American Expressは高ステータスの象徴とも言える国際ブランド。通称アメックス。

旅行やエンターテイメント系のサービスや優待に強みがあります。

American Expressの階級ランク:

American Expressの階級ランクは下記の通り。

名称 ランク 解説
アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード ブラック アメックスの最高ランクがセンチュリオンカード。最高峰のブラックカードとしても有名。
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード プラチナ 通称アメックスプラチナ。その名の通り、プラチナカード級のクレジットカードとなる。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード ゴールド 通称アメックスゴールド。その名の通り、ゴールドカード級のクレジットカードとなる。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード ゴールド 通称アメックスグリーン。名前はグリーンですが、会費負担やサービス内容を考えるとゴールドカード級となる。

センチュリオンカード以外は非常にわかりやすい区分となっています。

Diners Club(ダイナースクラブ)

Diners Clubとは?

Diners Clubのロゴマーク

Diners Clubのロゴマーク

Diners Clubは高ステータスの象徴とも言える国際ブランド。

その名の由来となったように、グルメ系のイベントや優待に強みがあります。

Diners Clubの階級ランク:

Diners Clubの階級ランクは非常にシンプル。

名称 ランク 解説
ダイナースクラブ ロイヤルプレミアムカード ブラック 2021年に新たに追加されたDiners Clubの最高峰ランク。当然、ブラックカードに値するランクとなっている。
ダイナースクラブ プレミアムカード ブラック 2021年まで最高峰だったDiners Clubのブラックカードランク。こちらでも正真正銘のブラックカード級となる。
ダイナースクラブカード プラチナ 通常のダイナースクラブカードは、年会費負担やサービス内容を考えるとプラチナカード級となる。
ダイナースクラブカード ブルー ゴールド 2022年まで三井住友信託銀行で発行されていたダイナースクラブカードの「廉価版」。サービス内容を考えるとゴールドカード級。

基本的にはプラチナカード級以上のクレジットカードしか存在しません。

UnionPay(中国銀聯)

UnionPayとは?

UnionPayのロゴマーク

UnionPayのロゴマーク

中国銀聯は中国発の国際ブランド。

英語名はUnionPay、もしくはChina UnionPay(ユニオンペイ)。

中国本土はもちろんのこと、シンガポール、台湾、タイ、マレーシアといった地域で高いシェアを持ちます。

日本国内では三井住友カード株式会社や三菱UFJニコス株式会社が発行中。中国への渡航頻度が多い方はこれらのカード会社で申込ください。

UnionPayの階級ランク:

UnionPayの階級ランクもわかりやすいですね。

名称 ランク 解説
銀聯ダイヤモンドカード ブラック 銀聯ブランドの最高峰ランクがダイヤモンドカード。いわゆるブラックカード級となる。
銀聯プラチナカード プラチナ 銀聯ブランドのプラチナカード。銀聯ではこのプラチナカードまでを「ハイエンドカード(プレミアムカード)」として位置付けている。
銀聯ゴールドカード ゴールド その名の通り銀聯ブランドのゴールドカード。公式サイトでは一般クレジットカードとして扱っている。
銀聯カード ノーマル 銀聯ブランドのノーマルカード。ゴールドカード同様に一般クレジットカードとして扱われる。

ブラックカード級となるダイヤモンドカード以外は、そのまんまの名前が使われています。

Discover Card(ディスカバーカード)

Discover Cardとは?

Discover Cardのロゴマーク

Discover Cardのロゴマーク

Discover Cardは北米で使いやすい国際ブランドです。

国際ブランドとしての位置付けではあるものの、使えるのはアメリカ合衆国やカナダが主。

UnionPayと提携したことで中国国内で使えるようになったり、JCBとの提携によって日本国内でも使えますが、VisaやMastercardほどの利便性はありません。

よくある質問とその答え:

国際ブランドに関するよくある質問とその答えをQ&A形式で解説。詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

Q.国際ブランドのVisaと査証のビザって一緒なの?

国際ブランドのVisaと、海外渡航時に求められる査証のVISAは一緒なのかというと、当然、まったくの別モノ。

呼び方が一緒なだけで中身は異なるのでご注意ください(引用元)。

  • 国際ブランドのVisa:決済ネットワーク
  • 査証のVISA(ビザ):入国や滞在するために必要なもの

ビザとは入国審査をクリアした証

ビザとは、日本では査証とも呼ばれていますが、渡航先の国に事前に申請し、審査を経て発行される「入国許可証」ともいえるものです。

自国の安全を守るなどの目的で、渡航希望者の身元を事前に審査するため、問題がある場合は入国が拒否される場合もあります。

ビザは、渡航する国や渡航する目的、渡航先での滞在期間などによって、取得の要不要、取得するビザの種類が異なるため、海外に行く予定がある場合は、ビザが必要なのかどうかなど、余裕を持って確認しておく必要があります。

査証が必要な国にクレジットカードのVisaを持って渡航しても、入国できずに追い返されるだけとなります。

Q.VisaとMastercardはどちらがいいの?

VisaとMastercard、国際ブランドを選ぶ際にはどちらがいいのか…というと、これはみなさんの好きなほうを選んで問題ありません。

昔はVisaだと北米で使いやすいとか、Mastercardだとヨーロッパやオーストラリアで使いやすいよ…なんて特徴があったものですが、現在ではそれらの差はほぼ解消済み。

  • 過去:
    VisaとMastercardには地域性があった(Visaが使いやすい国、Mastercardが使いやすい国があった)
  • 現在:
    VisaとMastercardの地域性は解消済み(ほとんどの国や地域でVisaとMastercardの両方が快適に使える)

Visaしか使えないお店、Mastercardしか使えないお店なんてほとんど存在しないので悩むだけムダと言えます。

どちらも世界中の国や地域で使える、業界を代表する国際ブランドで間違いありません。

会社規模はVisaの勝利:

VisaもMastercardも使えるお店の数に違いはありませんが、会社規模でいえばVisaの勝利。

2022年9月時点で時価総額には下記のような差があるので、迷ったらVisa選択でしょう。

  • Visa:
    時価総額3843億ドル(日本円で55兆円程度)
  • Mastercard:
    時価総額2883億ドル(日本円で40兆円程度)

しばらくVisa、Mastercardの順位逆転は起きないものと思われます。

審査やポイント還元率等は発行会社次第:

尚、ときどき「VisaとMastercardで審査が甘いのはどっち?」とか、「VisaとMastercard、どっちのほうがポイントが溜まりやすいの?」なんて疑問をお持ちの方がいるのですが、これはカード発行会社次第。

  • 間違い:VisaとMastercardで審査難易度やお得度が異なる
  • 正解:審査難易度やお得度はカード発行を担当する会社次第

さらにいうと締め日&支払日、リボ払いの金利、キャッシング枠の上限、ポイント交換商品リスト、付帯保険の充実度、マイルへの還元率などなどもカード発行会社次第となります。

比較項目 Visa Mastercard
使えるお店 Visa加盟店 Mastercard加盟店
入会基準 発行会社次第
審査難易度 発行会社次第
ショッピング枠設定 発行会社次第
キャッシング枠設定 発行会社次第
貸出金利 発行会社次第
付帯保険の充実度 発行会社次第
家族カードの有無 発行会社次第
ETCカードの有無 発行会社次第
対応電子マネー 発行会社次第
ポイント還元率 発行会社次第
ポイント交換リスト 発行会社次第
マイルへの還元率 発行会社次第
締め日&支払日 発行会社次第

国際ブランドがVisaだから審査が甘いとか、Mastercardだからポイント還元率が高い…みたいなものはありません。

ステータスカード向けサービスは異なる:

その中で唯一異なるのが、ゴールドカードやプラチナカードといったステータスカード会員向けの優待サービス。

お世話になる頻度はさほど多くはないのですが、VisaとMastercardで優待内容に違いはあるので、これらの違いは把握しておいたほうが良いかもしれません(同じプラチナカードでもサービス内容に差がある)。

優待が受けられるレストランやゴルフ場などが異なります。

Q.VisaとMastercard、表記は大文字か小文字か?

VisaとMastercard、正しい表記は大文字なのか小文字なのか。

こちらは公式サイト上の表記を確認すると、下記の表記が正式表記で間違いありません。

  • Visa…Vのみ大文字でisaが小文字
  • Mastercard…Mのみ大文字でastercardが小文字

実際、業界内ではこのVisa表記に結構うるさくて、VISAとすべて大文字にして表記をするとVisa側からお叱りを受けてしまうくらい。

中でもカード名の中にVisaが含まれている場合には、Visa.inc側による厳密なチェックが行われがちです(逆にVJAに属している企業ではVISA表記に寛容的)。

MastercardのCは小文字:

あと、Mastercardはブランドロゴにもある通り、元々はCを大文字にしたMasterCard表記が正式表記でしたが、2019年にロゴマーク刷新とともに表記を変更。

Cが大文字なMastercardの元ロゴ

Cが大文字なMastercardの元ロゴ

2019年に刷新されたMastercardの新ロゴマーク

2019年に刷新されたMastercardの新ロゴマーク

現在では公式サイトにもある通り、Cが小文字のMastercard表記が正式表記となります(ロゴ上はすべて小文字のmastercardですが、テキストではMが大文字となる)。

Mastercardの文字すら無いシンボルも:

蛇足です。

Mastercardでは自社ロゴの認知度が高いことを踏まえ、Mastercardの文字が省略されたロゴマークも普及しつつある感じ。

文字が省略されたMastercardのシンボル

文字が省略されたMastercardのシンボル

確かにこれだけでもMastercardだと認識できるので、面白いものです。

Q.VisaとJCBはどちらがいいの?

VisaとJCBでは、どちらの国際ブランドのほうがいいのか…というと、これはあなたが海外に行くかどうかで決めればOK。

仮に海外旅行や出張に行く予定があるならVisaで間違いありません。JCBは残念ながら海外で使いにくい国や地域が多いので、JCB1枚で海外渡航するには無理があります。

  • Visa…海外渡航先でも使いやすい
  • JCB…海外渡航先では使いにくい

しかし、日本国内でしかクレジットカードを使う予定がないならJCBでも十分。使える場所で不自由することはないでしょう。

国内でもVisaが優勢になりつつある:

尚、一昔前ではVisaよりもJCBのほうが日本国内で使いやすい状況がありましたが、現在では立場が逆転し、JCBよりもVisaのほうが使える場所が多い状況あり。

  • 2000年代まで:国内ではVisaよりもJCBほうが優勢
  • 2010年以降:国内でもVisaのほうが優勢

それゆえ、特にこだわりなく国際ブランドを選びたいと思うのならば、海外でもVisa、国内でもVisaで問題ないのかもしれません。

あえてJCBを選ぶ理由がない状況です。

Q.作成時にJCBを選ぶメリットは?

JCBブランドを選択するメリットは主に3つ。

  1. 海外でJCBラウンジが使える
  2. 独自キャンペーンが多い
  3. ディズニー系のデザインが選択できる

それぞれ解説していきます。

1.海外でJCBプラザ ラウンジが使える:

JCBブランドのクレジットカードを保有するメリット1つ目は、海外でJCBプラザやJCBプラザ ラウンジが使えることです(引用元はこちら)。

一部主要都市には、JCB会員の方専用の自由にくつろげる空間「JCBプラザ ラウンジ」を設置。

「JCBプラザ ラウンジ」では、JCBプラザの共通サービスに加え、フリードリンクやマッサージ機など、ラウンジならではのサービスを利用できます。また、インターネットや現地情報誌などを自由にご覧になれます。

とりわけ英語や中国語などの外国語が苦手な方にとって、日本語で応対してくれるJCBプラザやJCBプラザ ラウンジは必要不可欠な存在。

現地ホテル、レストラン、マッサージ等の予約はもちろん、海外のオプショナルツアーなども日本語で手配してもらえるので、海外渡航を充実させたいならJCBを1枚保有しておくと良いでしょう。

カード紛失時の対応も安心です。

2.独自キャンペーンが多い:

ポイント倍増や抽選企画などの独自キャンペーンが多いのもJCBブランドの魅力。

中でも東京ディズニーリゾートやUSJといったテーマパークの貸し切りキャンペーンは要チェック(下記はJCBマジカル2022の情報)。

キャンペーン参加登録したJCBカードのご利用合計金額5万円(税込)を1口として、クリスマス時期の東京ディズニーランド(R)貸切ご招待券などを合計36,500名様に抽選でプレゼント!

キャンペーン期間中のご利用金額に応じて、抽選口数が増えます。

どれもVisaやMastercard付きのカード保有者ではエントリー出来ないキャンペーンなので、2枚目、3枚目にJCBを選ぶのはひとつの手だといえます。

3.ディズニー系のデザインが選べる:

JCBを選択すえるメリット3つ目は、ミッキーマウスやミニーマウス等のディズニー系デザインを選択できること(画像の転載元はこちら)。

  • Visa、Mastercard:ディズニー系デザインなし
  • JCB:ディズニーデザインを選択可能

イオンカードで選択できるディズニーデザイン

イオンカードで選択できるディズニーデザイン

これらの絵柄はJCB限定のものとなっているので、ディズニー系のデザインを選びたいならJCBブランドを選択するようにしてください。

それだけで気分があがる方も多いことでしょう。

Q.国際ブランドごとのシェアは?

国際ブランドごとのマーケットシェアはどのくらいなのか、これはNilson Reportによる統計データを見るのが一番(Nilson Reportより転載)。

Nilson Reportによる2020年の国際ブランドシェア

Nilson Reportによる2020年の国際ブランドシェア

これをみるとVisa、Mastercard、UnionPayの3ブランドでほぼ寡占状態。

  • Visa:40%
  • UnionPay:32%
  • Mastercard:24%

JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブはまったく太刀打ち出来ていないことがわかります。

合算してもわずか4%です(THE RESTの部分がこれらの国際ブランドシェアとなる)。

UnionPayは中国での売上が大きい:

尚、数字だけをみるとMastercardよりもUnionPayのほうがマーケットシェアが上ですが、UnionPayの利用はそのほとんどが中国国内や中華圏の国によるもの。

それゆえ、国際的な使いやすさでいえばまだMastercardのほうがUnionPayよりも優位性がありますね。

中国やシンガポール等に渡航する予定がなければ、あえてUnionPayを作る理由はないでしょう。

最終更新日:2023年1月22日

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