東京メトロを毎日利用する人は持っていないほうが損! Tokyo Metro To Me CARD Prime(ニコス版)
ポイント1Tokyo Metro To Me CARD Primeの特徴
Tokyo Metro To Me CARD Primeは東京メトロの利用時に便利でおトクなクレジットカードだ。PASMO機能は搭載しておらず、すでにPASMOのカードを持っている方が追加で持つことでポイント獲得などに力を発揮する。
Tokyo Metro To Me CARD Primeは三菱UFJニコスとJCBの2社が発行しているが、今回は三菱UFJニコス版について解説していく。
年会費は本人会員で2,000円(税抜)で入会することができ、クレジットカードの国際ブランドをVisa、マスターカードから選べる。
このクレジットカードの最大の特徴は2つ。
ひとつは、数あるクレジットカードの中でもPASMO機能との相性がよく、ポイント還元サービスが非常に充実している点だ。
2つめは、PASMOとTokyo Metro To Me CARD Primeを連動させることで、別に持っているPASMOのオートチャージサービスを利用できること。
Tokyo Metro To Me CARD PrimeはPASMOを別に持っていて、東京メトロを通勤や通学などでよく利用する人に大きなメリットがあり、キャッシュレス生活をさらに充実させることができる1枚だ。
Tokyo Metro To Me CARD Primeの魅力をくわしく紹介していこう。
ポイント2Tokyo Metro To Me CARD Primeの利点
ポイントを上手に獲得して節約ができるクレジットカード
Tokyo Metro To Me CARD Primeの最大の魅力はポイントが3タイプ獲得できることだ。Tokyo Metro To Me CARD Primeが付与されるポイントは以下の3タイプになる。
●わいわいプレゼント
●メトロポイント
●電子マネーポイント
たとえば、1ヶ月で東京メトロの定期券を1万円、さらに普段のちょっとした買い物もPASMOで行うとしてPASMOオートチャージサービスで4万円利用する。この場合定期券はダブルでポイント還元されるため100円分のポイント、オートチャージ分が200円分還元される。
また東京メトロ沿線に住んでいる人は、東京メトロを1ヶ月で平日に20回、休日は10回乗車するとすれば、貯まる乗車ポイントは合計400円分。
さらに通勤中などに売店や自販機を利用し、PASMOオートチャージ分から売店で1万円、自販機で5,000円使ったとすれば、それぞれ電子マネーポイントとして50円分ずつポイントが貯まる。
合計で800円分程度のポイントが還元されることになり、年間で考えると現金払いと比較して9,600円の節約になる。
ポイントについてくわしくみていこう。
日々の買い物や公共料金も還元対象の「わいわいプレゼント」
Tokyo Metro To Me CARD Primeは、クレジット払いの利用金額が合計1,000円ごとに三菱UFJニコスの基本ポイントとして「わいわいプレゼント」が1ポイント付与される。
「ポイントの還元対象は限られているんでしょ?」と思う人でも安心してほしい。わいわいプレゼントは、スーパーやコンビニでのちょっとした買い物、携帯料金、インターネット料金、公共料金の支払いなどを含む月々の固定費も還元の対象だ。日々の生活費でもムダなくポイントを貯めることができる。ちなみにわいわいプレゼントの有効期限は2年だ。
メトロポイントもダブルで還元
わいわいプレゼントの還元にくわえ、「メトロポイント」の還元を受けることができる。
ダブルで還元されるためのカード利用方法は次のようなものだ。
東京メトロの電車に乗るたび10ポイント獲得
2つめは「メトロポイントPlus」。メトロポイントPlusは、Tokyo Metro To Me CARD Primeと、別に所有しているPASMOを連携することで、乗車ポイントと電子マネーポイントが付与される優遇措置だ。
乗車ポイントは登録したPASMOで東京メトロに乗車することで平日は10ポイント、土休日なら20ポイントのメトロポイントが付与される。
東京メトロの利用日 | 1乗車あたりの乗車ポイント |
---|---|
平日 | 10ポイント |
土日祝日・年末年始(12月30日~1月3日※) ※1月1日は除く |
20ポイント |
ひんぱんに東京メトロの地下鉄に乗る人であれば効率的にポイントを貯めることが可能だ。メトロポイントPlusは、カード発行後にWebから申込みすると無料で加入できる。
駅の売店や自販機利用でも0.5~1%ポイント付与
電子マネーポイントはメトロポイントPlus加盟店である駅構内の売店や自動販売機でPASMOを利用すると付与される。売店が200円(税込)につき1ポイント、自販機は100円(税込)につき1ポイントだ。
利用店舗 | 付与される電子マネーポイント |
---|---|
駅の売店 | 200円(税込)につき1ポイント |
自動販売機 | 100円(税込)につき1ポイント |
貯まった電子マネーポイントは1ポイント=1円のレートでPASMOにチャージできる。もともとPASMOユーザーの方であればポイントを有効的に使えるだろう。
わいわいプレゼントはメトロポイントに移行できる
貯まったわいわいプレゼントはメトロポイントに交換することもできる。
わいわいプレゼントが200ポイント以上貯まった場合に、100ポイント単位で1ポイント=メトロポイント5ポイントとして交換可能。
キャッシュバックでは1ポイント=4円だったが、メトロポイントへの交換では1円分おトクになる。
このメトロポイント移行サービスは、Tokyo Metro To Me CARD Prime限定のサービスとなっているのもこのカードの魅力のひとつだろう。
ETCカードと家族カードもわいわいプレゼント還元対象
Tokyo Metro To Me CARD PrimeはETCカードと家族カードを追加で発行できる。
ETCカードは年会費無料で新規発行手数料1,000円(税別)を追加で支払えば発行することができ、有料道路の利用分もTokyo Metro To Me CARD Primeの利用分として、請求をまとめることが可能だ。
そのうえETCの利用分にもわいわいプレゼントが還元されるので、ETCカードを所有していない人は発行する価値があるだろう。
家族カードの追加発行も年会費1,000円(税別)でできる。こちらも請求をまとめることができて、ポイント還元対象になっているので、ポイントをたくさん獲得したい方には効率的だ。
1ポイント=4円分のキャッシュバック
わいわいプレゼントで貯まったポイントはさまざまな景品と交換できるが、そのなかでもオススメなのがキャッシュバックだ。
キャッシュバックとはWebで応募するだけで最短で次回請求額からポイント分を差し引いてくれるサービスで、1ポイント=4円分の価値として利用できる。
利用額に応じてポイント還元率がアップ
さらにわいわいプレゼントには「わいわいup」という優待特典があり、年間(2月~翌年1月)のカード利用金額に応じて翌年度にポイントが加算される。詳細は以下のとおりだ。
年間(2月~翌年1月)の利用額 | 翌年度の基本ポイント加算率 |
---|---|
50万円以上〜100万円未満 | 基本ポイントの10%が加算 |
100万円以上 | 基本ポイントの20%が加算 |
年間に多額利用すればするほどおトクになる特典だ。
電車利用に便利なPASMOオートチャージ
Tokyo Metro To Me CARD Primeは、別に保有しているPASMOにオートチャージ機能をつけることができる。
PASMOのオートチャージは、PASMOの残高があらかじめ設定した金額を下回っていた場合に、駅の自動改札機の入出場時に自動的に電子マネーがチャージされるサービスだ。電車に乗り遅れそうな時にあわてて券売機でチャージする手間を省くことができ、気持ちに余裕を持つことができる。
もちろんオートチャージ分もわいわいプレゼントが還元される。Tokyo Metro To Me CARD Primeを持つならぜひオートチャージを設定して時間の効率化+お金の節約につなげよう。
ポイント3Tokyo Metro To Me CARD Primeの注意点
Tokyo Metro To Me CARD Primeを持つうえでの注意点もいくつか紹介しよう。
年会費は初年度無料、2年目以降は2,000円(税抜)
Tokyo Metro To Me CARD Primeの年会費は初年度は無料で利用することができるが、2年目から2,000円(税抜)が発生する。
入会してからの1年は、利用するしないにかかわらず、初期費用0円のノーリスクでお試し利用することが可能だ。1年間使ってみてメリットを感じれば引き続き継続すればよいだろう。
年間50万円の利用で年会費無料
年間のカードショッピング利用額が50万円以上で翌年度も年会費が無料になる優遇措置がある。
「50万円も利用しないよ」と思うかもしれないが、月々に換算すると4万2,000円ほど。東京メトロをはじめとする鉄道などの交通費をメインとして利用するのならクリアするのはさほど難しい条件ではないだろう。
東京メトロを利用しない人にメリットがない
Tokyo Metro To Me CARD Primeは東京メトロの利用や定期券購入など、PASMOを利用する人にしか入会するメリットがない。東京メトロを利用しない方には必要性がないともいえる。
カードにQUICPay、iDが付帯していない
クレジットカードの中にはカードの券面に専用のICチップが埋め込まれ、電子マネーのQUICPay、iDが付帯し、カードをリーダーにタッチするだけで決済できるものがある。Tokyo Metro To Me CARD Primeにはこの機能は付帯していない。
利用明細の郵送は有料
Tokyo Metro To Me CARD Primeの利用明細はネットで確認できるが、紙で請求内容を確認したい人はハガキまたは封書による利用代金請求書の郵送を選ぶことができる。
ただし1通あたりの発行手数料90円(税別)がかかる。ネットで毎月請求明細の確認ができるので、どうしても必要な人以外は申し込む必要性はないだろう。
ポイント4Tokyo Metro To Me CARD Primeのその他情報
精悍なブラックカードのデザイン
カードの券面はブラックで精悍な印象。
好みもあるだろうが、男性・女性問わず誰でも持ちやすいシンプルなデザインだ。
Apple Payに対応
Tokyo Metro To Me CARD PrimeはiPhone7以降で利用できるApple Payに対応している。
Apple Payとは、所有しているiPhone(iPhone 7以上の機種)にカードを登録して無料で利用できるサービスだ。Apple Payをはじめ、iDやQUICPayの対応店舗で、レジのリーダーにiPhoneをタッチするだけで支払いができる。
カードを財布から出さなくても決済をスピーディに行え、便利なサービスで利用者も増加中。iPhoneユーザーにとっては、Apple Payに対応しているかどうかもクレジットカードを選ぶポイントとして重要になっている。
所得の少ない学生でも入会しやすい
Tokyo Metro To Me CARD Primeの申し込み資格は18歳以上で安定した収益がある方、または18歳以上で学生の方(高校生を除く)となっている。
さらに、Tokyo Metro To Me CARD Primeは所得が少ない学生でも発行できる比較的審査が厳しくないクレジットカードだ。
学生でも入会できるので、東京メトロやPASMOを通学に利用している大学生や専門学校生などであれば発行するメリットがあるだろう。
クレジットカードの審査通過に自信がない学生の方も、Tokyo Metro To Me CARD Primeに興味があるのであれば申込んでみてはいかがだろうか。
不正利用を取り消してくれるNICOSネットセーフティサービス
Tokyo Metro To Me CARD PrimeはNICOSネットセーフサービスが付帯する。
NICOSネットセーフサービスとは、オンライン取引での不正利用による損害を三菱UFJニコスが補償してくれるサービスだ。
最近では、インターネットショッピングの需要が高まり利用者が増えている。そんななかカードの情報をハッキングなどで盗み出しカードを不正利用する詐欺集団による被害は少なからずあり、誰でも被害にあう可能性がある。
見に覚えのない請求があった場合は、コールセンターに問い合わせることで、調査の結果不正と判明すればその請求を取り消してもらうことができる。
対象となる取引は、
●インターネットショッピング
●モバイルショッピング
●電話・インターネットプロバイダーの通信料金
の3つ。
Tokyo Metro To Me CARD Primeは万が一被害にあっても補償してもらえるので安心だ。
海外旅行傷害保険が付帯する
Tokyo Metro To Me CARD Primeは、海外旅行傷害保険が付帯している。
海外旅行傷害保険とは、入会日移行に出発する海外旅行に障害保険が付帯され、旅行中の病気やケガ、携行品が破損した場合にかかった費用を補償してくれる保険だ。
海外でトラブルが起きて病院に行っても日本のように保険は適用されないため、治療費がとても高額になる。事前に海外への渡航費用などをTokyo Metro To Me CARD Primeで利用すれば、2,000万円までカード会社が負担してくれるので安心だ(海外旅行傷害保険について詳しく知りたい方は、クレジットカード海外旅行保険の概要とその活用法を徹底解説を参考にしてほしい)。
購入した商品の破損・盗難保険サービスもつく
ショッピングパートナー保険サービスとは、Tokyo Metro To Me CARD Primeで購入した商品が購入日から90日以内に破損・盗難などにより損害をこうむった場合に、年間限度100万円までカード会社が補償してくれるサービスだ。事故1件あたりの自己負担額(免責金額)は3,000円で済む。
このような保険サービスは、ゴールドカードに付帯していることが多い。ただし、一部の商品で保険対象外の場合があるので注意してほしい。
ポイント5Tokyo Metro To Me CARD Primeまとめ
これまでみてきたとおり、Tokyo Metro To Me CARD Primeは東京メトロの利用を中心にポイントが多く還元されることがおわかりいただけただろう。一番の魅力は3タイプのポイント還元だ。
さらに貯まったポイントはわいわいプレゼント→メトロポイント→PASMOチャージへ交換できるのでムダがない。このような利用のしかたでも月間5万円利用した計算になるため、年間50万円の年会費特典条件を達成することになり、翌年度も年会費無料で利用できる。
三菱UFJニコスのクレジットカードは、ポイントをキャッシュバックとしてTokyo Metro To Me CARD Primeで購入したものすべてにポイントをあてることができ現金同様に利用できるのもうれしい点だ。
毎日のように東京メトロに乗車する方ならば、乗車ポイントも知らず知らず貯まるので、まず持っていないほうが損をするぐらいだろう。
年会費についてはWeb明細書サービスを上手に活用し、費用を低く抑えることに加えて、毎年ボーナスマイルとして1,000マイルがもらえることを考えれば年会費は実質無料といえる。
Tokyo Metro To Me CARD Primeは東京メトロ、PASMO利用に特化したクレジットカードだ。東京メトロをよく利用し、少しでも交通費など負担を減らししたい方にとって、Tokyo Metro To Me CARD Primeは入会をオススメする価値の高い1枚だ。
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