元利定額リボルビング方式:毎月、一定の金額を返済するリボルビング方式のうちのひとつ。
元利定額リボルビングシステムは、消費者金融やクレジットカードのリボルビング払いの返済方式の一種です。
定額方式は毎月、一定金額を返済
定額方式は、リボルビング方式のうち、毎月の最低支払い金額であるミニマムペイメントを固定して支払う返済方式のことです。支払い金額の大きさはカード会社が認める最小金額以上であればカード保有者が自由に決めることができます(稀に変更できないクレジットカードも存在)。
毎月、残高から一定の割合を返済する「定率リボルビング方式」とはその点で異なります。
カードの利用金額に関わらず、毎月の支払い金額が一定のため支払いペースが維持しやすいというメリットはありますが、利用金額が増えるといつまでたっても返済し終わらないという危険性もあります。当然、金利手数料がかかるため、利用しすぎには注意が必要です。また随時、繰越返済をして支払い残高を減らしていく努力が欠かせません。
「元金」か「元利」で支払い金額が異なる
リボルビング方式には、返済金額に利息を加えて支払う「元金方式」と、返済金額の中に利息を含める「元利方式」があります。元利方式の場合、返済金額に1ヶ月分の利息が含まれている支払い方法です。
例:借入金10万円、年率20%、ミニマムペイメント2万円の場合
利息金額=10万円×20%÷12ヶ月×1ヶ月=約1,667円
これをミニマムペイメントの2万円のうち、1,667円が利息充当額、残りが元金への充当となります。
この方式のことを「元利定額リボルビング方式」言います。元金方式のものは「元金定額リボルビング」と言い、返済金額とは別に金利を支払うため総額21,667円を返済する必要があります。そのため、完済までの金利手数料は、元利方式と比べて低くなるのが特徴です。