チェックデジット:数列の誤りの検出や捏造防止を目的として、一定のアルゴリズムに従って付加される数値や記号のこと。
チェックデジットを日本語にすると「識別番号」のことで、IT業界などでもよく使用される言葉です。バーコードや学校の学籍番号、金融機関の口座番号、国際標準図書番号(ISBN)、全国地方公共団体コードなど、数列によって商品や個人を特定する時によく使用されるものです。
CDやC/Dと略されます。
クレジットカードにおけるチェックデジット
クレジットカードでは、複雑なチェックデジットを何重にも重ねいくことで、捏造されにくい番号を作り出しています。
チェックデジットは、たとえばインターネット上のシステムでは単なる入力ミスのような誤りをチェックします。また、バーコードの読み取りミスの判定などにも活用されています。
センター試験などでも用いられている
大学入試のセンター試験でも、チェックデジットが使用されています。試験場コードや受験番号の末尾にアルファベット1文字がついていて、これにより数字の誤りを判定することができます。
たとえば、受験番号の一桁ずつを取り出し、ある数式に当てはめます。その答えが0であればA、1であればB…といった要領で、アルファベットが割り振られていくのです。これによって受験番号とアルファベットの間に一定の法則性ができます。これにより、ただ数字を適当に並べるだけでは受験番号の捏造ができなくなります。
クレジットカードの会員番号では、さらに複雑なチェックデジットが採用されているそうです。そうすることでセキュリティ性を高めているのですね。