地銀バンクカード: 日本全国の地方銀行が共同で発行しているキャッシュカードと、クレジットカードの機能を兼ね備えたカードのこと。
銀行が発行するクレジットカードで、地銀バンクカードの特徴はキャッシュカードとしての機能も搭載しているため通常のキャッシュカードと同じく、ATMなどを通じて、自分の預金口座のお金を入金、出金することが可能な点です。また、決済機能として、デビットカードとして、ショッピングや食事などが行える機能が備わっています。また、通常のクレジットカードと同様にカードキャッシング機能もあるなど、多くの機能が付いたクレジットカードとなっています。株式会社バンクカードサービスに業務を委託している地方銀行が共同ブランドカードとして扱っていたものがこれにあたります。
地方銀行の共同事業としてスタート
1983年に銀行法上クレジットカード業務が金融機関本体の付随業務として認められたことを受け、社団法人全国地方銀行の会員である地方銀行の共同事業としてスタートしました。国内加盟店はスタート当初は独自に開拓を勧めていましたが1987年に、JCB、ビザ・インターナショナル、マスターカード・インターナショナルと提携し、国際ブランドを載せたクレジットカードとなりました。
現在は共同事業を解消
なお、2008年にバンクカード共同事業会社である株式会社バンクカードサービスを横浜銀行が子会社化したため、共同事業ではなくなり、現在では11行で取り扱いされています。また、地方銀行の共同事業でなくなって以降は、2005年にビザ・ジャパン協会に加盟しているため、VJAグループの一部となり、国際ブランドは基本的にVisaに限定されてています。