
クレジットカードの発行スピードはどんどん速くなってきているが、それでも、申込みから手元に届くまでには2~4週間程度かかることが多い。今でも、対応が遅いクレジットカード会社では、1ヶ月近くかかるという場合もある。
通常なら、それでも特に大きな問題はないかもしれない。しかし、例えば急に海外旅行に行くことになった場合や、クレジットカードでしか支払いができないプロバイダ料金の契約を結びたい場合など、少しでも早くクレジットカードがほしい場合には、待ちきれないこともあるだろう。
そんな時に役立つのが、一部のクレジットカードで行われているスピード発行。
今回はスピード発行から、1分でも早くクレジットカードを入手するためのコツなど、とことん詳しく解説していこうと思う。
このページの目次
そもそもスピード発行とは?
スピード発行の定義
その言葉からもわかると思うが、クレジットカードのスピード発行とは、「クレジットカードを通常よりも早く作成・発行するサービス」のことだ。
スピード発行対応のクレジットカードは、郵送の場合でも最短なら2~3日程度で受け取り可能。発行カウンターなどに自分からクレジットカードを受け取りに行けるなら、即日、つまり申し込んだその日のうちに手に入る場合もある。

上記図のように一般的なクレジットカードでは手元に届くまでに2~4週間程度の期間がかかるのに対し、スピード発行対応のクレジットカードでは、かなり早く届くことがおわかり頂けるだろう。
カードが一刻も早く必要な時は、スピード発行対応のクレジットカードを検討してみよう。
すべてのクレジットカードで、スピード発行できるわけではない
しかし、残念ながらすべてのクレジットカードでスピード発行が可能なわけではない。
統計データを取得したわけではないが、個人的な感覚でざっくりと言えば、スピード発行が可能なクレジットカードは全体の20~25%程度だと思う。逆にいえば8割近くのクレジットカードは、発行までに2~4週間程度はかかると思っておいた方がいいということになる。
クレジットカード発行の大きな流れとしては、申し込みから発行までの期間が短縮される傾向にあり、実際にはもう少し早く届く場合もあると思うが、これくらいの余裕は見ておいた方が無難だ。
発行スピード別クレジットカードの割合
比較項目 | 比率 | 解説 |
---|---|---|
通常発行の クレジットカード |
80%弱 | ほとんどのクレジットカード発行会社では、スピード発行に対応していない。どんなに急いで作って欲しいと伝えても、事務手続きなどにどうしても時間がかかってしまうことだろう。申込みから入手までに、2~4週間かかることは覚悟しておいてほしい。 |
スピード発行可能な クレジットカード |
20%程度 | スピード発行に対応しているカード会社はそれほど多くない。会社単位でスピード発行強化に取り組んでいる会社は希少で、MUFGカード、三井住友カードなどが比較的発行スピードが早いと言われている。早い場合には3日程度で自宅にカードが届くだろう。 |
即日発行可能な クレジットカード |
ごく僅か | 申し込んだその日のうちに入会審査を行い、発行まで対応してくれる即日発行対応のクレジットカード会社は、ごくごく僅か。アコムACマスターカードやセゾンカード インターナショナルなどが有名で、これらの会社の即日発行対応カードを申し込めば、当日入手も夢ではない。 |
自分が欲しいと思っているクレジットカードがあっても、スピード発行はできないという場合も多い。
どうしても早く入手したい理由がある場合には、スピード発行可能なクレジットカードの中から選ぶようにしよう。
スピード発行対応のクレジットカードは近年、増加傾向にある。これはIT技術の発達によりカード入会審査が自動化されたことが大きな要因だが、クレジットカード会社の思惑としては、「カードを申し込んだものの、到着までの間にキャンセルしてしまう人を出さないため」という意味合いも大きいようだ。要するにスピード発行すれば有無を言わずにカードを受け取ってくれるというわけだ。
逆に1ヶ月以上もかけてカードを発送していたのでは、カード発行希望者が途中で心変わりしてしまい、「もう要らない!」とキャンセルされてしまう危険もある。カード会社としては、スピード発行に力を入れているというわけなのである。
スピード発行の中でも「即日発行」はもっと凄い
スピード発行の最たるものは、即日発行。
一般的な目安として、スピード発行は概ね1週間以内の発行を指すが、即日発行はその名前のとおり、申し込んだその日のうちに即、入手ができることを言う。
スピード発行と即日発行の違い
種別 | 入手までの期間 |
---|---|
スピード発行 | 一般的に1週間以内に入手可能 |
即日発行 | カード申込みをしたその日のうちに入手可能 |
ただし、即日発行でも自宅に当日配送まではしてくれない

即日発行といっても、さすがにクレジットカードを自宅まで当日配送するというのは、今のところちょっと難しい。
どのような方法を使おうが、本人限定受け取りができる配送をしようとすると、どんなに急いでも1~2日の時間がかかってしまうためだ。
ではどのようにすれば即日手に入るのかと言えば、なんてことはない。自分からクレジットカードを受け取りに行くという単純な方法だ。
インターネット経由で申し込みをした後、カード会社から「入会審査が完了しました。カード発行が可能です!」という連絡が入るのを待って、指定先に受け取りに行けばよい。
これによって、郵送にかかる時間を短縮できるというわけなのだ。
即日受け取り可能なクレジットカードの受け取り場所は?

クレジットカードを受け取ることができるのは、消費者金融系のクレジットカードであれば消費者金融会社の営業所、デパートやショッピングセンターなどの流通系クレジットカードであればそれらの施設のサービスカウンターなど。
自分から出向くのは、ちょっとめんどうだと感じるかもしれないが、その日のうちにクレジットカードを入手できるので、急な旅行に行く方やお金に困っている方にとってはかなり助かることだろう。
「とにかく最短でクレジットカードがほしい!」というのであれば、ぜひ、即日発行対応のクレジットカードに申し込んでみて欲しい。
クレジットカードのスピード発行のメリット
クレジットカードのスピード発行には、どのようなメリットがあるのだろうか。あらためて、まとめておきたい。
すぐに手に入るということは大きい

説明するまでもなく、クレジットカードのスピード発行の最大の利点といえば、すぐにクレジットカードを手にできるということ。急いで手に入れたい人には、これ自体が大きなメリットになる。
例えば、インターネットが一般化している今、プロバイダ料金や携帯ゲーム料金の支払い、WEBサービスの利用など、クレジットカードでなければ支払うことができないサービスは増えてきている。
そういったサービスをすぐにでも利用したくてクレジットカードに申し込んだ場合、カードが届くまでに1ヶ月近くもかかるとしたら、はっきりいってイライラしてしまうろう。
海外に行く時にも、スピード発行は助かる
急に決まった海外出張や海外旅行でも、スピード発行がありがたい場合がある。
例えば、「来週、海外に行くことになったので、この機会に海外で使いやすいVisaのカードをつくっておきたい」といった場合にも、スピード発行できるカードであれば、出発直前に思いついても間に合わせることができる。
ゴールドカードやプラチナカードでもスピード発行は可能

例えば、待ち時間にはゆったりと空港ラウンジを使いたいとか、充実した旅行保険が欲しいなど、海外出張や旅行時には年会費無料クレジットカードなどでは不十分なケースもある。
そういった時にはスピード発行対応のゴールドカードやプラチナカードがおすすめだ。
これなら海外で快適に支払いができるだけでなく、ゴールドカードやプラチナカードならではの特典やサービスも受けられる。
海外渡航前に急遽、クレジットカードが必要になってしまった場合には、ぜひステータスカードの作成も検討してみてほしい。
海外旅行で役立つステータスカードのサービス
ステータスカードのサービス | 概要 |
---|---|
ラウンジ利用 | 羽田空港や関西国際空港といった日本国内の主要空港ラウンジを無料利用することも可能。また、プライオリ・ティパス発行も可能なカードなら、海外主要空港にあるラウンジも無料で使えることになる。 |
現地通貨が少なくて済む | クレジットカード払いを海外で利用すれば、自動的に現地通貨で支払いをしたのと同じ状態になるのは便利。成田空港や関西国際空港で日本円を両替する手間が省けるだけでなく、多額の現金を持ち歩かなくて済むようになるため、防犯にも繋がる。ステータスカードなら利用限度額も大きいので安心だ。 |
海外キャッシングができる | 海外キャッシングOKなクレジットカードを作っておけば、海外で現地通貨を銀行ATMから下ろすことができる。当然、日本円ではなくアメリカドルや人民元といった現地通貨を手に入れることができるので、現金不足な時にも安心である(手数料も両替するより安い)。 |
海外旅行傷害保険が付帯 | スピード対応可能なステータスカードであっても、海外旅行保険は充分に備わっているので安心してほしい。ほとんどのステータスカードで、持っているだけで手厚い旅行保険に加入しているのと同じ状態となる(病気や事故を起こしてしまっても安心)。 |
海外レンタカー・Wi-Fiレンタルの割引 | ゴールドカードやプラチナカードといったクレジットカードには、海外レンタカー(主にハーツレンタカー)やWi-Fiレンタルの割引特典が付いている場合が多い。この割引は結構大きいので、旅費の節約目的でスピード発行を利用するのも手だろう。日本国内から予約しておくと便利だ。 |
手荷物宅配などのサービス | 最近増えているのが、旅行時の手荷物を配送してくれるサービス。このサービスを利用すると日本に戻ってきた際の手荷物を、自宅まで届けてくれる(ただし、カードによって利用条件が異なるので注意)。 |
成田空港や関西国際空港、羽田空港といった空港で、クレジットカードを即日発行したい方は多いかもしれないが、現状ではこのようなサービスはどのクレジットカード会社でも実施していない。
個人的には海外に出発直前にクレジットカードを作ってくれたら凄い需要があるんじゃないかと思うのだが、JCBカードが対応終了してしまってからはどこの企業も実施していないようだ。ぜひ、また復活&再開してほしいものである(JALカードやANAカードが空港の待合席やビジネスラウンジで作れたら、かなり作りたい人がいるのではないだろうか)。
お金に困ったときこそ、スピード発行の妙味がある

クレジットカードのスピード発行の恩恵を受けることができる一番のケースは、実は生活費などのやりくりに困った場合かもしれない。
「近日中にまとまった支払いがあるのだけれども、現在の口座残高では足りない」といった場合や、「すでにクレジットカードを持っているけれども、利用限度額まで目一杯使ってしまっている」などという場合に、クレジットカードのスピード発行を利用することができれば、ことなきを得ることができる。
新規にクレジットカードを発行するということは、新しい利用限度枠ができるということ。
限度額30万円のクレジットカードで30万円使ってしまった場合、利用可能な残り金額は0円だが、新規に限度額20万円の別のクレジットカードを入手することができれば、また20万円が利用可能になる(30万円+20万円で、合計50万円までカード払いできるようになる)。
金欠が理由でカードを作っても良いのか?
ちなみに、クレジットカードを新規に作る理由が「金欠」でも大丈夫なのだろうか。これは、もちろん問題ない。
特に消費者金融系のリボ払い専用カードであるアコムACマスターカードなどは、そもそも金欠な人を対象に発行しているクレジットカードなので、何の問題もなく即日入手することができることだろう(もちろん、過去にクレジットカード利用金額の支払遅延などを起こしていないことが前提)。
気にせず、申し込んでみて欲しい。
他にもいろいろ。スピード発行が効果的なケース
ケース | 概要 |
---|---|
手持ちのお金が足りない場合 | 何かの支払いや買いたいものがあるのに十分なお金がないという場合。クレジットカードを使って支払いをすれば支払いを先延ばしすることができる。支払いが先延ばしできるクレジットカードなら、利用限度額の範囲内で一時的な借金が可能になる。 |
保有クレジットカードの利用限度額が一杯な場合 | 利用限度額がいっぱいになってしまった場合でも、新しいクレジットカードを入手すれば、新規の限度枠を確保することができる。ただし、同じクレジットカード発行会社のカードを入手してしまうと、利用限度額が共通になってしまうケースもあるので注意。もちろん、ご利用は計画的に! |
海外に急遽行くことになった場合 | 海外にいく場合には、必ず1枚はクレジットカードを持っていくようにしよう。クレジットカードを持っていないとホテルやレンタカーの利用などを断られるケースもある。さらにゴールドカードを持っていけば、空港ラウンジサービスの利用や、付帯されている海外旅行傷害保険などが活躍する場合もあるのでおすすめだ。 |
クレジットカードでしか支払えないサービス | クレジットカードでの支払いのみしか受け付けてくれないサービスは、昨今多くなっている。仮に銀行振込での対応が可能な場合でも、相手側が入金を確認してくれるまでに時間がかかってしまう。クレジットカード払いであれば即対応してもらえる。 |
クレジットカードで割引が受けられる場合 | 特定のクレジットカードを使って買い物をすると、お得になる場合がある。10万円以上のような金額が大きな買い物をする場合には、獲得できるポイント分だけでも馬鹿にはできない。高額家電やパソコン、旅費の支払いなどにはお得なクレジットカードをつくろう。 |
高速道路を使って遠出する | ETCカードも即日発行可能なクレジットカードをつくれば、スムーズな高速道路の通行が可能になる。ただし、即日発行可能なクレジットカードであっても、ETCカード発行にそもそも対応していなかったり、ETCカードは即日発行不可といったケースもあるので注意。詳しくは即日発行可能なETCカード特集を参照してほしい。 |
お金に困った時など早く入手できる利点は多い
すぐにカードが欲しいなら
スピード発行を選んでほしい!
クレジットカードのスピード発行のデメリット
クレジットカードのスピード発行を利用すればスムーズにカードを手にできるのだが、便利なはずのスピード発行にも落とし穴とも言える欠点がいくつか存在する。
欠点についても、まとめていってみたいと思う。
スピード発行では、審査は厳しい傾向

スピード発行とは散々説明してきたように、一般のクレジットカード申込みよりもクレジットカードを早く発行するサービス。
私達、消費者の立場からすれば非常にうれしくて便利な仕組みになるのだが、クレジットカード会社の立場からしてみると、本来よりも審査時間が充分に取れないということでもある。
つまり、スピード発行を行う際のクレジットカード審査は、本来の入会審査よりも簡素化されてしまうということを意味する。
通常のクレジットカード申込時には、あなたという人間にクレジットカードを発行しても良いものかどうかを充分に判断する時間がある。
一方、スピード発行対応のクレジットカードの場合、通常より審査の時間を充分に取ることができないため、審査がどうしても厳しくなってしまう傾向がある。
また、リスクヘッジのため、有効期限が短かったり、利用限度額も少なめに設定されることが多い。
一般のクレジットカードとスピード発行のクレジットカード比較
比較項目 | 通常のクレジットカード発行 | スピード発行可能なクレジットカード |
---|---|---|
手元に届くまで | 2~4週間程度、かかる。場合によってはそれ以上の期間を必要とするカードもある。 | 早いものなら2~3日で手元に届く。申し込み方法や居住地域によっては申込日の翌日に届く場合や、即日受け取りが可能な場合もある。 |
審査時間 | 充分な入会審査期間を取ることができる。機械的な審査で振り落とされてしまった申込者であっても、その後、目視によって再チェックされる時間がある(瞬間的に審査落ちするといった心配が少ない)。 | 早く発行しなくてはいけないため、充分な審査期間を取ることができず、機械的な審査になりがち(CICやJICCの信用履歴をプログラムが見に行った上で、クレジットスコアによる審査を行う)。 |
審査難易度 | じっくりと審査することができるため、審査難易度は普通。怪しい属性があった場合でも、クレディターと呼ばれる人達が、発行に問題ないかどうかを判断してくれる。 | とにかく早く審査を完了させなくてはいけないため、怪しい属性がある人にはクレジットカードを発行しにくい。結果、信用力が低い方に対しては発行審査が厳しめになる傾向がある。 |
利用限度額 | じっくりと審査することができるため、利用限度額も適正値にできる。年会費無料カードでも、作成時に限度額100万円なんていうこともある。 | 早く審査しなくてはいけないため、利用限度額は少なめに設定される。ただし、その後、信用力のある方だとわかれば限度額はあがりやすい傾向がある。 |
有効期限 | じっくりと審査するために、長期の有効期限を設定できる(信用力が低くなければ5年程度の有効期限)。 | 早く審査をしなくてはいけないため、有効期限が2年程度しかないクレジットカードになる場合もある。 |
これを見てもらえればわかるが、発行を特に急いでいないという方の場合には、スピード発行対応ではないカードに申し込んだ方が無難という考え方もできる。
もちろんすべてのスピード発行対応のクレジットカードで審査が厳しくなるわけではないし、この表の内容はあくまで傾向として捉えてほしい。
審査に自信がないという方や、時間にゆとりがあるという方は通常審査対応のクレジットカードを申し込んでみたほうが手堅いかもしれない。
近年では、スピード審査だろうが通常審査だろうがIT化が進み、行っていることの違いはなくなりつつあるので、それほど神経質にならなくても問題ない。
ただし、「とにかく自分の信用力に自信がない」という方は、そういうことも視野に入れた方がいいということも、頭に入れておいてほしい。
セゾンカードを発行しているクレディセゾンの社員の方に会う機会があり、スピード発行に対応しているかどうかで入会審査基準に影響があるのかと、尋ねてみた。その回答は、セゾンカードとしては別段、そのような差は設けていないとのことだった。つまり審査スピードうんぬんに関わらず同じ審査基準を適用しているようなので、職業などの属性にやや不安がある方も安心して申し込んでみてほしい(セゾンカードの公式サイトはこちら)。
スピード発行に向いている方、向いていない方

スピード発行対応のクレジットカードに申し込んでも、審査に時間がかかってしまうこともある。スピード審査といえども、実態がわかりにくい職業の方などの場合には、どうしても審査に時間がかかってしまうためだ。
どのような方がスピード発行に向いているかを、以下の表にまとめてみた。
スピード発行の可能性
スピード発行可能かどうか | 職業・肩書き | |
---|---|---|
スピード発行できる可能性が非常に高い | 1.国家公務員、地方公務員 2.団体職員など公務員に近い職業の方 3.上場企業の正社員、有名企業の正社員 4.上記に属する人たちの妻(専業主婦)5.大学生や専門学校生などの学生 |
|
スピード発行できる可能性が高い | 1.フリーター(アルバイト収入のみ) 2.パート主婦 3.中小企業勤務の正社員 4.契約社員、派遣社員 5.医者や弁護士といった収入が推測しやすい職業の方 |
|
発行スピードできず、遅くなる可能性あり | 1.個人事業主 2.中小企業経営者 3.年金や家賃収入での生活者 4.株取引やFXなどで生計をたててる方 5.スポーツ選手、芸能人、お笑い芸人 |
要するに安定した職業の方であればあるほどスピード審査が可能で、職業や収入基盤が不安定な方であれば審査に時間がかかってしまう可能性があるということだ。
特に個人事業主(商店経営者、フリーランス)や中小企業経営者(社員0人~数人の会社)の場合には、カード会社としては「どんな仕事をしている人なのか?」ということを調べる必要があるため、わかりやすい職業の方(大企業経営者や正社員、公務員といった職業の方)よりも発行に時間がかかってしまうことが多い。
職業の例
35歳の公務員:年収やライフスタイルが推測しやすい
35歳のフリーのウェブデザイナー:売上等を推測しにくいため、カード発行に慎重になる
なお、これは、あくまでも、実態がつかみにくい職業の方の場合は、審査が遅くなりがちだという意味に理解しておいてほしい。
そういった意味では、アルバイトやパート勤務の主婦などはむしろ年収や生活スタイルが推測しやすいため、スピード発行や即日発行してもらいやすいとも言える。
■個人事業主の場合には、電話で職種に関する問い合わせが入る
私もフリーランス(個人事業主)として仕事をしている人間なので、クレジットカードを申し込むと必ずといっていいほどカード会社から電話がかかってきて「どんなお仕事なのですか?」という確認が入ることが多い。まぁ、カード会社側の立場で考えてみるとこの職業確認は当然の行為だし、得体の知れない人にクレジットカードを発行するのって大変だなと思ったりもするわけだが、この電話の手間がある分だけ発行審査に時間がかかるというわけだ(クレジットカード会社はお金を貸す業種なので、貸したお金をきちんと返済してくれる相手にしか発行したくない)。
最短日数は、あくまで最短の目安

クレジットカード会社の公式サイトに『最短○日』と書かれているのは、安定した職業の方の場合にはその最短日数で対応可能ですよという意味。
前述のようなスピード発行できない可能性がある職業や属性の方は、発行に日数がかかってしまう可能性があると覚悟しておいてほしい(最近ではだいぶ、このスピード差はなくなりつつあるようである)。
カードの自動審査対象外
実際、楽天カードやオリコカードなどではクレジットカードの申込の際に入力された項目値が一定のスコア以上であれば、自動審査で即、入会審査を完了させてしまうケースもあるようだ(楽天カードの公式サイトはこちら)。
こういった時、公務員や上場企業の社員であれば瞬間的(30秒程度)で入会審査が終わるのだが、個人事業主などの機械による判別が難しい職業の場合は目視による判断が必要になるため、どんなに年収が高くとも、勤続年数が長くても、自動的に審査が終わることはない。結果、下記のように年収差がとんでもなくても、年収が低い安定した職業の方のほうが審査が早くなるわけだ。
審査通過が早い:年収300万円の公務員
審査通過が遅い:年収2,000万円の個人事業主
まぁ、納得がいかない方も多いかもしれないが、こればかりは職業の問題なので、スピード発行に向かない職種の方は最初から諦めるしかないだろう。
あらかじめ理解した上で時間に余裕をもって、クレジットカードを申し込むようにしてみてほしい。
スピード発行対応カードは審査が若干厳しい
特に不安定な職業の方は注意しよう。
都市部以外に住んでいる場合には、即日入手は難しい

クレジットカードが即日発行された場合、自分から指定場所まで受け取りに行けば当日中に入手できる。しかし、非常に残念なことに、カードを受け取れる場所というのはアコムACマスターカードにしろセゾンカード インターナショナルにしろ、主に東京、大阪、名古屋、福岡、札幌といった大都市に集中している傾向がある。
そのため、地方都市などにお住まいの方は、当日中にクレジットカードを入手することは難しい。
どうしても必要な場合には、車を走らせて都市部まで受け取りに行くなどという方法もあるだろうが、あくまで即日入手可能なのは都市部に限ると理解しておいたほうが無難だろう。
即日発行されることと、即日入手できることは別の話。取りに行けない方は、郵送で早くクレジットカードを届けてくれるカード会社を選ぶようにしてみてほしい(MUFGカード ゴールドのように、3日程度という短期間で郵送してくれるクレジットカードは存在する)。
受け取りまでの時間
比較項目 |
解説 |
---|---|
都市部に在住の方 | 即日審査&即日発行に対応してもらいやすい。近くのデパートやショッピングセンターなどでカードを受け取ることができる。消費者金融のカード引き渡し場所も多い。 |
地方にお住まいの方 | 即日入手は難しい。郵送でクレジットカードを届けてもらうことになるので即日発行されても郵送の期間がかかる。(※消費者金融のブースが近くにあれば即日発行可能なケースも)。 |
離島にお住まいの方 | クレジットカードの即日入手はまず難しい(沖縄本島などを除く)。郵送でカードを届けてもらう場合にも、2~4日程度の配達日数がかかってしまう可能性がある。 |
物理的にクレジットカードを発送する地域から遠い場所に住んでいるという方の場合にも、配送時間がよけいにかかることがある。これは単純に物流にかかる時間の問題なので、どんなにスピード発行に対応しているクレジットカードだとしても東京に住んでいる方と比べると遅くなってしまう点は、仕方がない。特に沖縄や離島にお住まいの方は、余裕をもってカード申込みをしてほしい。
少しでも早くクレジットカードを入手するための方法
スピード発行対応かどうかに限らず、少しでも早くクレジットカードを発行するための方法にはどのようなものがあるのだろうか。
最後に、できる限り詳しくまとめて見ようと思う。
郵送で申込書を送るよりも、インターネット申込みのほうが早い

スピード発行可能かどうかも大事だが、クレジットカードをとにかく早く手に入れたいのであれば、郵送で申込みをするのはダメ(紙でできた申込用紙を利用した、クレジットカード申込みのこと)。
理由は単純で、クレジットカード会社にあなたの郵送物が届くまでにどうしても1~2日程度の時間が余計にかかってしまうため。
リアルタイムで申し込みデータが送信されるインターネットを利用して申込みをしたほうが圧倒的に早いのは比較するまでもないだろう。
申込書を郵送:カード会社に申込書を届けるまでに1~3日程度かかる
ネット申し込み:ネットで申し込んだ瞬間に、カード会社にあなたの情報が届く
また郵送申込の場合には、クレジットカードの入会申込書にボールペンなどを使って手書きで記入する必要がある。
あなたの書いた文字が素晴らしく、誤字脱字など100%発生しようがないという自信がある場合には問題ないのだが、現実的には読み手にとって読みにくい字は出てきてしまうだろうし、本来記入しなくてはいけない箇所に記入漏れを起こしてしまうなんてこともある。
どうしてもその確認のための時間が余分にかかってしまう(カード会社から読めない文字に対しての電話連絡が入ったり、訂正が必要だと送り返されることもある)。
インターネット申込みは、審査までが早い
インターネット申込みであれば、記入漏れはプログラムで警告することができるし、郵便番号と住所の整合性を取ることもできる。
そういった意味でも、インターネット申込の方が発行までの期間を短縮できる。急いでカードを申請したい方は、必ずインターネット申込みを利用してみて欲しい。
申込方法別比較
比較項目 | 発行スピード |
---|---|
郵送によるクレジットカード申込み | 物理的に申込用紙を郵送でカード会社に届けるまでの時間がかかる。また、申込用紙には手書きで記入をするために申込書を受け取ったカード会社が文字起こしをする必要性があるだけでなく、誤字脱字や住所確認などで審査対応以外の部分で時間がかかる場合も。 結果、その分だけ発行審査期間が長く、発行までが遅くなる。 |
インターネット経由のクレジットカード申込み | インターネット回線を利用して、即座に申請情報をカード会社に届けることができる。また、システムでチェックがかかり、必要な情報を漏れなく入力することができるため、入会審査までの対応が早くなる点も大きなメリット。プログラムによる自動審査ができ、30分以内にクレジットカード審査の合否がわかるなどというクレジットカードも最近では増加している。 最近ではスマホからの申込みにも対応してきていることが多い。 |
店頭でのクレジットカード申込み | 今現在でも、店頭では紙の申込用紙を利用した申請が主流のため、結局は郵送による申込み同様、文字起こしや誤字脱字などで審査が遅れる可能性が高い。またいくら目の前でクレジットカードスタッフがチェックしてくれるとはいえ、その場ですぐクレジットカード審査ができるわけでもないので、ネット申込みよりも時間がかかる。 |
2015年頃から、iPadなどのタブレット端末を利用した店頭クレジットカード受付を開始するカード会社もちらほらと出てきている。
これは紙の用紙にボールペンで記入している従来の方法よりも誤字脱字や入力漏れをなくせるメリットがあるために、審査スピードアップに大幅に貢献している(入力してもらった情報を文字起こしする必要性がないため、即時審査に移れる)。
すぐにクレジットカードが欲しいという方向けに、今後はインターネット経由の申込みだけでなく店頭申込みについてもスピード審査が重視される時代になっていくのだろう。
申込み画面では漏れなく入力する(不備をなくす)

インターネット経由や申込用紙でする場合を問わず、クレジットカードを申し込む場合にはできる限り不備なく申し込むことが大切。
例えばどう記入していいのかわからない項目があった場合には、事前にインターネットで調べるなりカード会社に直接電話をするなどして、不備なく申込みをすることが審査スピードをあげるためにも重要になってくる。
そこで簡単にではあるが、カード申込み時に迷いそうな項目を下記表にて解説しておいた。カード申込みに慣れている方であっても知らない項目はあると思うので、ぜひチェックしてみてほしい。
カード申請時に迷いそうな項目解説
入力項目 | 解説 |
---|---|
総額の年収を書く | よく間違えやすいのがクレジットカード申込みに記入するのは手取り年収ではなく「総額の年収」のほう。社会保険料や所得税などが引かれるまえに、会社からいくら支給されたかの総額のほうを記入してOKなので、必要以上に少ない金額を記入してしまわないようにしてほしい。同様に夏のボーナス、冬のボーナスも含めた金額を記入してOKである(申込者の年収が低いと審査が若干厳しくなる傾向にあり、しいては発行スピードの遅れにも繋がる)。 |
住所は建物名まで | クレジットカード会社では、申込者が記入してきた住所がほんとうに実在しているのかどうかをチェックしている。そのため、番地までの入力だとどこに住んでいるのかがわかりにくいため、できる限りアパート名やマンション名までをしっかりと記入したいところ。郵送物が間違いなく届きやすくなるという意味でも、カードの発行スピードを縮めてくれることだろう。同様に誰かの住所に同居をしている場合には、○○様方といった記述も忘れずに。 |
銀行印は間違わないように | クレジットカード申込時に絶対に間違ってはいけないのが銀行印。この銀行印を間違って捺印してしまうと、クレジットカードが発行できない可能性があるだけでなく、発行までの期間が大幅に遅れる可能性も高い。最近ではクレジットカード発行後に引き落とし銀行の登録をするケースも増えてきてはいる。申込み前に銀行印が必要になるケースでは、とにかく印鑑だけは間違わないように事前に確認しておいてほしい。 |
手書きで書く場合には丁寧に | 紙の申込み用紙を使ってクレジットカード申請する場合には、読みやすい丁寧な字で記入すること。読みにくい字があればカード会社としてはあなたに対して再確認する必要があるため、クレジットカードの発行スピードに影響を及ぼすこともあるだろう。今すぐカードが必要と、急ぎたい時こそ時間かけてゆっくりと記入していくように。下手な字でも丁寧に書いた文字は読みやすいものである。 |
運転免許証のコピーは裏表 | 運転免許証の住所変更があった場合は必ず、ウラとオモテを両方提出しよう。なお、自分の住んでいる現住所と運転免許証などの本人確認書類の住所が違う人の場合には、更に時間がかかってしまうので注意。そうならないよう運転免許などの証明書は早めに更新しておこう。 |
他社借入額はバレる | 他のクレジットカード会社や消費者金融からお金を借りている場合、どんなにそれを誤魔化そうとしてもバレると思って間違いない(個人信用情報機関という場所で、あなたの借入歴は共有されているため)。そのため、ついつい嘘をついて審査に有利にしたくなる気持ちはわからなくもないが、申込みの際にはしっかりと嘘偽りない情報を入力するようにしてほしい。 |
住宅ローンやオートローン残高もバレる | 他社からの借入額だけでなく、住宅ローンやオートローン(自動車ローン)の残高についても、正直に記入するようにしよう(CICやJICCなどの個人信用情報機関で情報を調べれば、どんなに隠してもすぐにバレる)。この実際の数字と、クレジットカード申込時に入力した借入残高の数字が乖離しすぎている場合には、カード会社としてあなたを疑わなくてはいけないことになるため審査速度に影響を与えることだろう。場合によっては二度と、そのカード会社のクレジットカードを作れない場合もありえる話である。 |
派遣社員は派遣元の企業名を | 例えば、派遣社員として大企業に勤めている場合、ついついその会社名を書いてしまいたくなるだろうが、クレジットカード申し込みの場合には派遣元の企業名を記入すること。あくまであなたを雇用している企業が勤務先となるためだ。勤続年数に関しても、その派遣会社に勤めてから何年経過しているかを書くようにしてほしい(派遣先が何回か変わっても、勤続年数は合計してOK)。ちなみに近年では派遣社員や期間工向けに、派遣元と派遣先の両方を記入する申込みフォームなんていうのも出てきている場合もある。 |
利用限度額は必要な分だけ | クレジットカードによっては申込時、求める利用限度額を選択できるものがあるが、その場合は必要最小限の限度額で申請を行いたいところ。大きめの限度額を希望すると、それだけお金に困っていると思われてしまうので、素早く入手をしたいのであれば最初は少なめに申請し、入手後に増枠申請をしてみてほしい。 |
携帯電話番号も記入しよう | カード申込時の電話番号欄には、固定電話だけでなく携帯電話番号も入力するようにしよう。カード会社からなにか連絡が入ることを考えると、固定電話よりも携帯電話のほうが迅速に対応できるケースが多いためだ。同時に電話番号を複数登録すると、カード会社からの評価も高くなる(カード会社にとって万が一、お金を踏み倒されてしまった場合の連絡先は多いほうが良いため)。 |
国際ブランドで迷う | Visa、マスターカード、JCBといった国際ブランドのどれを選んで良いのか迷う場合には、基本はVisaで問題ない(クレジットカード1枚も持っていない場合)。すでにVisaを持っているという場合には、私のおすすめはJCBを2枚目に持つこと。東京ディズニーランド関連などのキャンペーン特典や海外旅行時のサポートが充実しているので、お得感があるだろう。 | ETCカード発行するかで迷う | クレジットカードによって、ETCカードを発行すると遅くなる場合もあるので公式サイトをチェック。ETCカードを申し込んだからといって審査に落ちやすくなるとか、通りやすくなるということはない。必要なら率直に申込みをしてみてほしい。 |
家族カード発行はしない | 同様に家族カードの発行は大丈夫かといえば、こちらについてはカード発行スピードが遅くなってしまう可能性が否めないので個人的にはおすすめしない。ただ家族カードを申し込むような方は優良顧客として扱われる可能性もあるので、1分1秒を争うような状況では家族カードの申込はせず、1日くらいであれば遅れても良いという状況なら申し込むといった感じが良いだろう。 |
このように、「とにかく急いで申込みをしなくては」と焦るのではなく、急いでいるからこそ各記入項目の内容をしっかり理解した上で、申込みをしてほしい。早くカードが欲しいなら、まさに急がばまわれである。
申込みから1時間程度は、携帯電話を肌身離さずに

あと、インターネットやスマホ経由でクレジットカードを申し込んだ場合、申込みから1時間以内にカード会社から申込み確認の電話が入ることがある。
特にセゾンカードを発行しているクレディセゾンという会社では、この本人確認電話を必ずする発行会社なので、少しでも早くカードを発行したいと思っているなら、知らない電話番号からかかってきたとしても受けるようにしておこう。
念のため、本人確認電話における注意点も書いておくので参考にしてほしい。
- 電話では丁寧な対応を心がけること。敬語が使えないという理由だけで審査に落とされてしまう場合もあるので、電話オペレーターとの会話はとにかく丁寧にするように。
- 基本的には電話がかかってきている時点で入会審査はほぼパスしている。審査を突破できるかどうか不安だとしても、電話オペレーターに対して「発行できますか?」といった質問はしないほうが無難だろう(お金に困っている、焦っている感が出てしまうため)。
- 自営業や自由業の方は、このタイミングで仕事内容についても質問される。どのような仕事をしているのかを端的&簡潔に説明できるように準備しておくと、審査通過できる可能性が高まることだろう。
- 即日発行を希望するのであれば、クレジットカードの受け取り場所や、受け取りに行くために必要なものの確認もこの時にしておこう。運転免許証などの身分証明書、銀行印などなど、せっかく受け取りにいっても必需品の不備で受け取れない…なんてことにならないように!
キャッシング枠はなしで申込みをする

2010年に改正された貸金業法の影響により、クレジットカードのキャッシング枠の取扱が非常に繊細になった。
そのため、クレジットカード申込者が仮にキャッシング枠を希望して申込みをすると、運転免許証や健康保険証といった身分証明証の提出がが必要になるようなケースもある。
通常のクレジットカード発行と比べて時間がどうしてもかかってしまう場合がある。
クレジットカードがとにかくすぐに欲しいという方の場合には、まずはとにかくキャッシング枠はなし、もしくは0円で申込みをするのがおすすめ。
その後、キャッシング枠が必要だという方はクレジットカード入手後にサポートセンターに電話をして、キャッシング枠の申請をすると良いだろう。こういう二度手間をあえてすることで、クレジットカードを早く入手することができる。
・キャッシング枠が不要な方…キャッシング枠は0円で申込みをしよう
・キャッシング枠が必要な方…まずはキャッシング枠は0円で申込みをし、クレジットカード入手後にキャッシング枠の開設をお願いすると発行が早くなる。
リボ払い専用カードで申し込むべきかどうか
同様の理屈でリボ払いについても専用カードを申し込むのではなく、入手した後にリボ払い専用カードに切り替えたほうが無難という意見もある。
一方、リボ払い専用カードとしてクレジットカードを申し込んだほうが、カード会社にとっては優良顧客に見えるから審査上有利だという意見もあるのでこちらは難しいところ。
個人的には下記の表のように、ケースバイケースでリボ払い専用カードを申し込んでみるというのが手だとは思うので、自分の信用力に自信がないという方は参考にしてみてほしい。
リボ払いを使っているかどうか | 信用力の高さ | 解説 |
---|---|---|
リボ払いを普段から使っている | 信用力が高い人 | リボ払いを普段から使っているという信用力の高い方はあまり居ないとは思うが、もしハイステータスカードでリボ払いを使っている方は、リボ専用コースであえて申し込まなくても大丈夫なはず。 |
信用力が低い人 | リボ払いを普段から使っている場合には、更にリボ払いの枠を希望するように見えてしまうためあまりおすすめはしない。特にリボ払いで利用可能な金額が天井(限度額いっぱい)までいってしまっている方は、リボコースで申し込むと審査落ちする可能性が高い。 | |
リボ払いを使ったことがない | 信用力が高い人 | リボ払いを普段から使ったことがない方なら、敢えてリボコースで申込む必要はない。消費者金融利用歴などもないのであれば、何の問題もなく審査を突破できると思うので安心を。 |
信用力が低い人 | 消費者金融の利用歴などがない方であれば、フリーターやパート主婦などでも敢えてリボコースを申し込まないでOK。すでに他のカードで審査落ちをしてしまっている方は、敢えてリボコースで申込みをするのも手かもしれない(試す価値はあるということ)。 |
このように基本的にはリボ専用コースであえて申込みをしなくても、クレジットカード入会審査は突破できると思われる。
あまり神経質にならずに申し込んでもらえればと思う(よほど自分の信用力に不安があり、かつリボ払いを使ったことがないという方ならアリといえばアリかもという程度)。
電話でスピード審査をお願いしてみる

クレジットカード会社によって異なるが、インターネットでクレジットカードを申し込んだ直後にクレジットカード会社に電話をし、「先ほどインターネット経由でクレジットカードを申込をしたものなのだが、ちょっと急いでいるので早めにクレジットカード発行をお願いできないか?」という旨を電話オペレーターに伝えるのも効果があるようだ。
やや眉唾な話ではあるが、仮にほんのわずかであっても発行スピードが早くなる可能性があるのだとしたら、試してみる価値はあることだろう。
具体例を表にまとめておこう。
お願いする言葉 | 解説 |
---|---|
海外旅行が近いのですぐ発行してほしい! | 海外旅行にクレジットカードが必須なのはカード会社も認知しているところ。即発行をお願いする理由としては使い勝手が良い理由かもしれないし、カード会社として優良顧客になりえるお客さんなので発行スピードがあがる可能性も。 |
結婚式の費用をクレジットカード払いしたい! | 結婚式場の費用をクレジットカード払いをする場合、カード会社に入る加盟店手数料も大きい。個別対応は少ないとは思うが、スピード発行してくれる可能性は多少なりともあがるのではないだろうか?こちらも優良顧客として扱ってもらいやすくなる傾向に。 |
お金に困っているので早く発行してほしい! | これは大手クレジットカード会社には逆効果。お金に困っている利用者にはできる限りクレジットカードを発行しないようにしているためだ。反面、現在の借入件数次第ではあるが、リボ払い専用カードや消費者金融発行のクレジットカードの場合、高評価になる場合も。 |
まぁもちろん効果がない場合がほとんどだと思われるが、もし発行を急いでいるのであればダメ元でもそういったお願いをしてみるのも良いのではないだろうか。
早くクレジットカードを入手するための一つの手段としてぜひ、実践してみてほしい。
紙の申込用紙の間に「早く発行してくれると助かります」といったメモ書きを挟んで郵送したら、普通のクレジットカードよりも早く発行してくれたという話がインターネット上に掲載されていたのを読んだことがある。
効果がない可能性は高いとは思うが、これで1日でも早くクレジットカードが発行される可能性があがるのだとしたら、試してみる価値もあるのかもしれない。
ただそれよりもパソコンやスマホ経由でカードを申込みをしたほうがよほど早く発行してもらえるので、どうしても紙の申込書を使う必要性がある場合のみ、検討してみてほしい。
発行スピードが遅くなる時期について
スピード発行が可能なクレジットカードや即日対応が可能なカードであったとしても、どうしても発行までのスピードが遅くなってしまう時期というのは存在する。
これらの時期にはクレジットカード入手までの時間がいつもよりも必要になる点を、あらかじめ理解しておいたほうが無難だろう。
年末年始は発行自体が難しい

年末年始は言うまでもなく、クレジットカード会社や受け取りが可能なデパートやショッピングセンターがお休みになってしまう場合があるため、物理的に即日発行に対応できない。
アコムACマスターカードのように即日発行をそれでも断行するカード会社もあるようだが、その他の圧倒的多数のクレジットカード会社では発行が遅くなることが想定されるので、予め理解しておいてほしい。
夏季休暇中も発行が遅くなる
同様にお盆休みシーズンも、クレジットカード発行業務が一時的に停止になるカード会社が多いため、発行スピードはどうしても遅くなりがち。カード会社がお休み=発行スピードが遅くなると思っておけば大丈夫だろう。
とにかく1日でも早くカードを入手したい方は、即日発行に対応したクレジットカードを申し込んで、受け取りデスクまで取りに行くほうが無難である(即日発行可能なクレジットカードであれば夏季休業中も毎日、発行業務を行っている)。
4月はクレジットカード業界の繁忙期
毎年3月下旬から4月頃にかけては、クレジットカード業界の繁忙期。特に4月は新社会人や新大学生などがクレジットカードを大量に申し込んでくれる時期なため、カード会社の業務がパニックになってしまう時期なのだ。
結果としてこの時期にクレジットカードを申し込むと、普段よりもカードが手元に届くまでの期間が伸びてしまいがち。
郵送でカードを届けてもらいたいのであれば、いつもよりも多少の猶予をもって申込をするようにしてみてほしい(とにかく早めに申込しておいたほうが無難)。
9月から10月も忙しくなる
3月から4月の繁忙期ほどではないが、9月から10月頃にかけても秋の引越しシーズンに合わせて忙しくなるクレジットカード企業がある。
あまり審査スピードには影響を与えない忙しさかとは思うが、急ぎでカードが欲しい方であればやや注意すべきかもしれない。
即日発行できるクレジットカードは土日や祝日もOK
スピード発行可能なクレジットカードに関しては長期休暇などで発行が遅れるケースはあるが、即日発行可能なクレジットカードに関してはそういった遅れが出にくい傾向がある。というのも即日発行可能なクレジットカードは、デパートやショッピングモールなどの商業施設で発行してくれるクレジットカードがほとんどなため。
仮に「長期休暇だから今日クレジットカード作成はできません!」とはしてしまえば、その日のうちにクレジットカードを作って買い物をしてくれる優良顧客をみすみすと逃がしてしまう。
さすがに年末年始は商業施設自体がお休みになってしまうため難しいが、ゴールデンウィークや夏季休暇中であっても、即日発行に対応したクレジットカードの場合には人員を増やすなりしてしっかりと対応してくれるので安心してほしい(混んでいる日こそ、彼らにとってみれば稼ぎどきなのである)。
カード発行の有無 | 商業施設として |
---|---|
カードをその日のうちに発行する | 発行されたばかりのクレジットカードを使って、その日のうちに商業施設で買い物をしてくれる可能性が高い。「加入直後は5%引き」といったキャンペーンを展開すれば、更に多くの利用者が見込める(売上が増える)。 |
その日のうちにカード発行できない | 手元に現金がないという場合や、割引特典がないと消費者は積極的に買い物をしてくれない。結果的にショッピングモールやデパート、スーパーマーケットといった場所の売上が落ちることになる。 |
このように祝日や長期休暇を問わず、今すぐクレジットカードが欲しい方は、即日対応のクレジットカードを狙うと良いだろう。
スピード発行可能なクレジットカードを紹介
スピード発行に積極的なクレジットカード発行会社を紹介してみたいと思う。各社、例外となるクレジットカードは存在するものの、ほとんどのカードを早く発行してもらうことができるので、早くカードが欲しいという場合にはそれらの会社のカードを狙ってみると良いだろう。
お金に困った時はリボ払い専用のアコムACマスターカード

お金に困ってクレジットカードを作らなくてはいけないという場合、やはり頼りになるのが消費者金融発行のクレジットカード。
当然、お金を貸すことが専門の企業であるため、生活費に困ってクレジットカードを作るという方でも柔軟にカード審査をしてもらうことができる。
その中でも特にアコムACマスターカードは即日発行可能なクレジットカードとして今、人気が高い。土日問わず最短即日でカード発行してもらうことが可能なので、とにかくすぐにクレジットカードが欲しいという方は、アコム マスターカードを検討してみると良いだろう。
セゾンカードはとにかく早い
スピード発行に一番積極的なクレジットカード会社のひとつがセゾンカード。
セゾンカウンターに直接カードを受け取りにいけば、最短即日発行が可能となっている(特定のクレジットカードのみのサービス。すべてのセゾンカード発行のカードが即日発行可能なわけではない)。
土曜や日曜でも発行対応してくれる
しかもうれしいことにセゾンカードは土曜や日曜、祝日といった一般的には休みの日でも、即日発行に対応してくれる。
休みの日に急遽、クレジットカードが必要になった場合でもセゾンカードであれば問題なく作成可能となっているので、金欠にしろデートにしろ、なんらかの理由でクレジットカードが必要になった場合にはセゾンカードに期待してみてほしい。
セゾンカードはなぜ土日でも即日発行可能なのか。それは、デパートやショッピングモールといった内部にセゾンカウンターが設置されているため。これらの施設は当たり前だが平日よりも土日のほうが人に賑わう傾向に。そういった時に対応できないカウンターでは話にならないため、土曜だろうが日曜だろうが、ゴールデンウィークだろうがお盆だろうが対応してくれるというわけだ。
MUFGカードもスピード発行に積極的

ニコスカードやDCカードといった有名カードを発行しているMUFGカード(三菱UFJニコス株式会社)も、クレジットカードのスピード発行に積極的。
こちらは直接クレジットカードを受け取りにいくことはできないが、郵送でのスピード発行に対応してくれる(最短翌営業日入手、つまり申し込んだ翌日に郵送してくれるサービスなどもある)。
もちろん全てのクレジットカードがスピード発行に対応しているわけではないが、素早く発行してくれるカードを選んで申込をすればすぐに入手することができることだろう。地方にお住まいの方など、カードを受け取りに行けないという方などにも最適である。
ゴールドカードの発行スピードなら最速?
ちなみにMUFGカードでは、ゴールドカードであっても最短翌営業日発行をしてくれる。
海外旅行にいくのに年会費無料クレジットカードじゃちょっと頼りない…という場合には、MUFGカード ゴールドというゴールドカードの入手を狙ってみるのもひとつの手。
Visaやマスターカード提携のゴールドカードを即座に作成することができるはずである(ゴールドカードだが、審査難易度は決して高くはない)。
エポスカードもネット申込みから、「マルイ店頭でのお受け取り」で、最短即日発行可能に

デパートのマルイなどでお得に買い物ができるエポスカードも、最近「マルイ店頭でのお受け取り」を選択すれば、即日受取可能なクレジットカードだ。
インターネットで申し込んでおけばカード発行がOKかどうかがわかるため、わざわざマルイまでカードを受け取りに行って「発行できません!」なんてことにはらない安心感がある(カード審査通過なら、即日受け取りができる)。

・直接、マルイに申し込みに行く…わざわざ出向いても、カード発行できないことがある
・ネット申込後に受け取りに行く…事前に発行可能かどうかの連絡があるので、無駄足にならない
エポスカードを申し込むなら、今すぐパソコンや携帯電話から申込みをしてみてほしい。
その他、スピード発行に積極的なクレジットカード発行企業

その他、スピード発行を優先的に取り組んでいるのは、JCBカードや三井住友カードなど。
これらの企業は実は、元即日発行に対応していたクレジットカード発行会社なのだが、カード会社の経営状況が芳しくない昨今事情から、受付カウンター閉鎖という形で即日発行サービスをやめてしまった。
その分、今はインターネット経由の申込みに対して、いかに迅速にカード発行まで繋げるかに注力している。MUFGカードを含め、今後も審査スピードアップに期待できそうなクレジットカード会社だと言える。
急いでいるという方は、ぜひ参考にしてみてほしい。
スピード発行に関するその他の情報まとめ
その他、スピード発行や即日発行に関する情報まとめ。少しでも早く入手するためや、スピード発行の落とし穴にはまらないように、ぜひ時間がある方を目を通しておいてほしい。
お願いすればバイク便や赤帽で届けてもらうことは可能?

クレジットカード発行会社にお願いすれば、バイク便や赤帽などの当日配送サービスを使って、クレジットカードを自宅や会社まで持ってきてもらうことは可能なのだろうか?
「こちらがバイク便の料金を払うから、お願いします!」や「赤帽を走らせて勤務会社まで届けてくれ!」と交渉するカード申込者の方もいるかもしれない。
原則としてはこういった個別サービスを提供しているクレジットカード会社は存在しない。
また、速達で送ってくれとか、ヤマト運輸指定で送ってくれというのも不可能。いくら別料金を払おうがお金持ちだろうが、無理なものは無理なのである。
ダイナースクラブ プレミアムカードやアメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードといった、富裕層向けのプレミアムカードであれば、もしかすると専門の担当が付くことで自宅まで直接カードを届けてもらうことも可能かもしれない(顧客のわがままにある程度、応えてくれるため)。しかしこのケースであっても、新規カードの即日発行ではまず無理。プレミアムカードは利用限度額が高めに設定されているクレジットカードなので、通常のカードよりも審査期間がかかってしまうためだ(カード紛失時の再発行などでは、即日配送もあり得るかもしれない)。
自分からカード会社にいっても無理
同様に、(即日発行サービスに対応していない)クレジットカード会社に自分から受け取りに行くことで即入手を狙おうとする方もいるが、これも不可能。
いきなりオフィスに行って「もう審査が終わっていると思うので、そのカードを受け取りに来ました!」と交渉しても、その場でカード発行をしてもらうことはできないだろう(実際に受け取りに来るという方は稀にいるようである)。門前払いされるのがオチである。
このように、とにかく申し込んだらすぐにクレジットカードが欲しいという方は、最初から即発行に対応したクレジットカードを選ぶようにしてほしい。これなら自分から受け取りに行くだけで即日発行も可能となる。
早く手元に届くだけというクレジットカードも存在

手元に早くクレジットカードが郵送されてくるのだけれども、そのカードを使って買い物や支払いをすることができない…なんていうクレジットカードも存在。
これらのカードは銀行口座手続きが完了次第つかえるようになるわけだが、その手続きに1週間程度かかってしまうこともあるため、申込時にはカード入手までの流れを確認しておくと良いだろう(当サイトにて紹介しているスピード発行クレジットカードではそのようなことはないので安心してほしい)。
即日発行可能だけれども仮カードというものも
この他にも即日発行可能なクレジットカードだけれども、正規のクレジットカードが発行されるまでは特定のショッピングモールやデパートでしか利用できないというクレジットカードも存在する(例:正規カードが発行されるまではビックカメラでしか利用できない、ビックカメラSuicaカードなど)。
これらが発行しているのはクレジットカードではなく仮カード。一部機能が制限されていたり、他のクレジットカード加盟店では使えないようになっている。
仮カードの場合審査が通れば、後日郵送で正規のクレジットカードが自宅に送られてくる。
この他にも仮カードと違うのだが、dカードはカードが届く前でも手続きを踏めば、電子マネーのiDで買い物ができるようになっている。
ショッピングモールやデパート、そして家電量販店などで勧誘されてクレジットカードを作った場合、仮カードは入手できても本審査に通過することができず、正規のクレジットカードを入手することができない場合もある。あくまで仮審査はその名前の通り仮のもの。入会審査に通過したと思っていると、思わぬ落とし穴にハマることも多いので注意してほしい(その点、インターネット経由の申込みの場合にはすぐに本審査を行なってもらうことができる)。
クレジットカード業界で表現がバラバラ
現状、スピード発行・スピード審査・即時発行に即日発行などと、スピード発行という言葉には様々な類語がある。クレジットカード会社によって使う単語が違う状況がある。
クレジットカード業界に慣れている人間であればキーワードの意味をしっかりと理解することができるが、クレジットカードに対して不慣れな方の場合には戸惑ってしまうこともあるだろう。
念のため、ざっくりと言葉のニュアンスをまとめておくので、カード申込みの際には参考にしてほしい。
キーワード(専門用語) | 解説 |
---|---|
スピード発行 | 一般的なクレジットカードよりも、早く発行してくれるという意味。 |
スピード審査 | 一般的なクレジットカードよりも、早く入会審査に対応してくれるという意味。ただし、発行まで含めて早いという保証はない。 |
即日発行 | 申し込んだその日のうちに発行してくれるという意味。即日発行は可能でも、あくまで仮カードのみの発行となるケースや、土日や祝日には対応してくれないケースもある。同じ言葉を利用している場合でもニュアンスが違うケースがあるので注意。 |
即時発行 | 基本的には「即日発行」と同じ。即時に発行してくれるが、こちらも全てのカード加盟店で使えるという保証はないし、かつ土曜や日曜には対応してくれない場合もある。 |
即日審査 | 申し込んだその日のうちに審査してくれるだけで、発行は即日な場合もあれば翌日以降になる場合もある(受け取りにいくことができず、郵送でしかカードを発行してくれない場合も)。即時審査が仮審査であることも多いので、即日審査=即日カード入手ができるということではない。 |
即発(そくはつ) | 即日発行を略した言葉。クレジットカード業界の人が稀に使うキーワード。即発対応、即発OK、即発対応といった表現になることもある。 |
最短○日、最短○営業日 | クレジットカードが発行されるまで、最短どのくらいの期間がかかるのかという記載方法。あくまで最短なので、すべてのケースがその日数で発行できるとは限らないので注意。また、発行までの日数であるなら、自宅に届けてもらうまでもっと期間がかかることもある(最短○日でお届けなどであれば、自宅に届くまでの期間)。こちらについても残念ながら、仮カードが送られてくるケースもある。 |
当日発行、当日審査 | 当日審査や当日発行は、即日審査や即日発行と同義語と考えてOK。くどいようだが今日中にカードが入手できないケースもあるので注意してほしい。 |
24時間申し込みOK | 24時間、インターネット経由やスマホから申し込みOKなだけで、審査が早いわけではないことも多い。いつでも申し込めるということをアピールしているだけである。 |
この他にも様々な表現が存在する。クレジットカードを選ぶ際には、このような表現にも注意してほしい。
当然、地方に届けるためには時間がかかる

東京から離れた地域にお住まいの方であれば言わずとも理解しているとは思うが、北海道や沖縄県といったクレジットカード発送場所から離れた場所にお住まいの方の場合には、郵送で届けてもらう場合で+1~2日程度の猶予が必要になる。
これはもはや物理的にどうしようもない点なので、遠方にお住まいの方はそれらの期間を考慮した上でクレジットカードの申込みをしてほしいと思う(受け取りに行くタイプの即日発行クレジットカードであれば、即日発行はもちろん可能)。
本人限定郵便だという点にも注意
クレジットカードを受け取ろうと思っても、自宅に在宅していなければ受け取ることができない点も注意。
クレジットカードは本人限定受取郵便や、セキュリティパックと呼ばれるもので送ってくるために、家族や彼女に代わりに受け取ってもらうことができない。
どんなに急いでいても防犯のためにカード申込者本人にしか手渡しができないようになっているので、平日受け取りができない方は諦めて休みの日に受け取るようにしてみてほしい(クロネコヤマトや佐川急便ではなく、郵送で送ってきてくれた場合には郵便局に受け取りに行くことも可能)。
雑談:そもそもどのくらいで手元に届くかがわかりにくい

最後にちょっと雑談を。
スピード発行可能なクレジットカードを発行しているカード会社は、もっと早くカードを発行できるんだという点をアピールしたほうが良いと思う。
現状では残念ながら公式サイトなどを確認してもスピード発行可能な点は記載がないことのほうが多かったり、仮に記載があったとしても前述のようにカード会社によって言葉の定義が異なるために、クレジットカード発行希望者には伝わりにくい状況がある。
逆にセゾンカードやMUFGカードなどのようにスピード発行可能な点をきちんと明記しているところもあることを考えると、このあたりはカード発行会社の企業スタンスなどによるものも大きいのだろう(年末年始や夏季休暇中、そして4月の繁忙期といったように、カード発行が遅れがちな期間があることを考えると、大々的に○日で発行できますとは言えない事情もわかるにはわかる)。
こんな感じで、申込みをして一体どのくらいで手元にカードが届き、どのくらいで使えるようになるのかといった情報は、クレジットカード情報サイトを運営している私であっても調べるのに苦労することが多い。
カード会社にはもう少しだけで良いので、消費者側の立場になってわかりやすくクレジットカードをアピールしてほしいと思う。