クレジットカードを所有するためにかかるコストとして有名なのは、年会費や金利手数料など。これについては、知っている方が多いだろう。しかし、その他にも隠れたコストがかかる場合がある。
非常に細かい部分かもしれないが、こういった費用がかかる可能性もある程度は考慮しておくと、クレジットカード所有にストレスを感じることなく使いこなすことが出来るようになるはず。是非、しっかりと認識しておいてほしい。
クレジットカード所有のためにかかる隠れたコスト一覧:
クレジットカードを所有すると必要となる手数料をまとめてみた。どれもわずかな金額ばかりだが、クレジットカード所有に手数料なんて払いたくないと思っている節約主婦の方には大きなコストと感じる場合もあることだろう。
クレジットカード会社に電話をするコスト:
一番馬鹿にならないのがこれ。クレジットカード会社に登録している各種情報の変更や疑問がある場合の相談にかかる電話代である。
以前なら、クレジットカード会社が通話無料のフリーダイヤル番号を用意していたところがほとんどだったのだが、今では年会費無料クレジットカードの普及により、少しでもその維持管理コストを減らそうと、電話代は利用者負担としているクレジットカード会社が多くなってきている。
楽天カードなどのようにナビダイヤルを利用して通話代を一部負担してくれているところも多いが、それでも、通話料は1回あたり100円以上かかってくると思っておいたほうが良いだろう。
カード会社に電話をする回数が多いという方は、このあたりの費用も覚悟の上で、クレジットカードを利用してみてほしい。
クレジットカード会社に電話をしても、オペレーターと通話出来るまでに5分程度、待たされる場合がほとんど。さらに、手続き完了まで更に3~5分程度の通話が必要となる)。このときの通話代ももちろん家計の負担になってくるので、遠距離通話などをしなくてはいけない地域に住んでいる方は、あえて携帯電話を利用したり通話料の安い光電話を利用するなどして工夫して電話をしてみてほしいと思う。
インターネット明細を利用するための通信料:
今やほとんどのクレジットカード会社が採用しているWEB明細。紙の利用明細書ではなくインターネット上で利用明細書を閲覧できるというこのサービス、当たり前ではあるがそれを利用するためにはインターネットに接続するための通信費がかかる。従量制の契約になっている場合、あまりインターネットを使わない方はそれだけでコストになる可能性がある。
携帯電話のパケット代にも注意:
また、携帯電話からインターネット明細を利用する場合にかかるのがパケット通信料。上限まで目一杯使っているという方であれば問題ないが、そうでない方の場合には利用明細書を確認するたびにパケット代がかかってくることも覚悟しておいたほうが良いだろう。
ポイント交換に郵送代がかかる場合も:
かなり稀なケースにはなるが、クレジットカード利用で貯まったポイントを交換するために郵送代がかかる場合がある(クレジットカードポイントの解説についてはこちら)。
一般的にクレジットカードポイントはインターネットか電話で対応するケースがほとんどだが、この郵送対応しか受け付けてくれないクレジットカードの場合には、自分で封筒を用意して郵便切手代を負担することになる。
あまり発行枚数の多くない提携クレジットカードを利用するとこういう場合があるので、そのあたりも考慮して申し込むクレジットカードを選んでみてほしい。