クレジットカードの申込時に当たり前のように書く自分の氏名。まさか名前の記入を間違える、なんて人はいないと思うが、ちょっとだけ記入のポイントを説明しておきたいと思う。
クレジットカード申込時の「氏名」記入の注意点:
結婚した場合には旧姓も記入しよう:
結婚して名字が変わった場合は、旧姓も必ず記入しよう。女性だけでなく、婿養子に入るなどして名字が変わった男性も、旧姓の記入はしておいたほうが良い。「旧姓なんて書く欄が無いよ」という場合にも、( )して書くなど旧姓だとわかるように工夫して記載してみても良いだろう。
その理由は、クレジットヒストリーを活かすため:
というのも、旧姓と新姓の関連性を記載しておかないと、せっかく過去に育てたクレジットヒストリーが無意味になってしまう場合があるため。過去に クレジットカードをしっかりと使い、良いクレジットヒストリーを築いてきた人は、旧姓を記入することでクレジットカードにそれを明確に認識してもらい、活かすようにしないともったいないのだ。
あえて旧姓を隠す行為はあり?
旧姓に関しては、逆のパターンもありうる。例えば、良く使われる手として、クレジットヒストリーの悪い人が結婚などで苗字が変わったことを利用してクレジットカードに申し込む…というものがある。なかなか審査に通らなかった人でも、結婚して苗字や住所、電話番号などががらっと変わってしまえば、クレジットカード会社に同じ人だとはわからない可能性があるというわけで、実際、そのようにしてクレジットカードを手に入れたという人もいるようだ。
中にはかなり意図的に、旧姓記入欄があるのにあえて書かなかったり、わざと読み方を変えて申し込むなどというテクニックなどもあるようだが、これは明らかな「うそ」。クレジットカード会社をだます行為にあたる。見つかってしまった場合には、更にクレジットヒストリーを汚すことになってしまう可能性もあるので、絶対にしないで欲しい。
自分では審査に通らない人が、どうしてもクレジットカードを持ちたい場合は、配偶者の家族カードを作ってもらうなどして、正しく使用して欲しい。個人信用情報機関の事故情報は5~7年で抹消されるので、それを待って正々堂々と申し込んでみるようにしよう!