クレジットカードなんて、いつでもつくれるさ!などと思っていると、意外と厳しい状況に直面することも…。あなたは、クレジットカードの入会審査と年齢の関係について、どれくらい知っているだろうか?
年齢は、申込者本人にはどうすることもできない条件。年をとってしまえば、もとに戻すことは不可能だ。だからこそ、年齢と審査に関する知識を早めに身に着けて、自分に有利な申し込みをするようにして欲しい。
クレジットカードの信用度と年齢の関係:
年齢によって信用度は変わる:
例えば、18才の社会人なりたてのAさんと社会人になって10年近く経過した28才のBさん・・・。この2人を比較した時、信用力が違うのはあたりまえのこと。もし他の条件がほぼ同じだとして、10万円を貸すとしたら、AさんとBさん、どちらにお金を貸そうと思うか?と、考えればわかりやすいと思う。
とはいえ、もちろん、ただ年齢が高ければ良いというものではない。例えば100万円を10年かけて返済してもらう契約の場合なら、25才の人と55才の人では、貸したあとのリスクが違うのは誰にでもわかるだろう。
このように、年齢やそれまでのクレジットヒストリーなどによってその人の信用力が判断されるのがクレジットカード審査。下記の表に、始めてクレジットカードに申し込む場合の、審査と年齢との関係について簡単にまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてほしい。
初めてクレジットカードに申し込む場合の年齢との関係:
年齢 | 可能性 | 備考 |
18才未満 | 100%無理 | 18才未満の場合はいかなる場合もクレジットカードの発行自体、難しい。たとえ中学卒業と同時に働きだしていたとしても、カード自体の審査対象にならないためである(18才未満は車の免許が取れないのと一緒)。 |
18才~19才 | ほぼ可能 | 親権者の同意があればほぼ可能。但し18才であっても高校生は除く。フリーターなどではなく、正社員として働いている場合にはそれほど難しくなくクレジットカードを作ることができるだろう。クレジットカード会社としても、これから良い顧客になってくる利用者には若干審査をゆるめする傾向がある。 |
20才~24才 | 容易に可能 | 初めてクレジットカードを作るという方など、過去に利用歴の無い方は簡単にクレジットカードを作ることが出来る。但しキャッシング利用歴などがあると、なかなか難しいことも(学生ローンを含む)。クレジットカードを初めて作るには最適な時期と言えるだろう。 |
25才~29才 | 同様に簡単 | 20~24才頃と同様、容易にクレジットカードを作ることが出来るが、30才に近くになるにつれ、徐々に難しくなっていく傾向にあるようだ。そのため、クレジットカードを作るのであれば早めに作ることをお勧めしたい。 |
30~34才 | ほぼ可能 | この時期に初めてクレジットカードを作るという方は、若干審査が厳しくなっていく。まずは、銀行系などのクレジットカードではなく、まずはスーパーマーケットやデパートなどで発行されているような提携クレジットカードを中心に狙うと良いだろう。また、既婚の場合には審査がやや厳しくなる傾向にある。 |
35~44才 | ほぼ可能 | 年齢があがるにつれて難しくなっていく。特に過去にクレジットカードを作ったことがないという方には、収入が多くても厳しい現実が待っている場合も…。いきなりゴールドカードなどのステータスカードを作るのではなく、年会費無料カードから狙ってみて欲しい。 |
45~59才 | 可能 | この年齢になって初めてクレジットカードを作るという場合、きちんとした信用力をもち、正社員として働いているような場合でもかなり難しい可能性がある。(過去にクレジットカードを作ったことがあり、クレジットヒストリーに傷が付いていない場合なら、比較的簡単に発行される場合もある)。 |
60才以上 | やや難しい | どんなに素晴らしい信用力を持っていようと、クレジットカードを作ることが難しくなってくる年齢。特に退職をし、年金生活をしているなどという方であれば尚更、審査が厳しくなる傾向にある(年金受給者でも作成可能なクレジットカード一覧はこちら)。 |
初めてクレジットカードを申し込むなら若いほうが有利:
2枚目、3枚目の申込みであれば別だが、初めてクレジットカードに申し込む…というのであれば、原則として若ければ若いほど有利だと思っておこう。学生専用カードなどというものも存在するくらいで、クレジットカード会社は、将来の顧客になってくれる若者には審査を甘くする傾向があり、比較的簡単にカードを手にすることが出来る。18才~24才くらいが、クレジットカード申込の黄金期と言えるだろう。
逆にステータスカードを手に入れたいのであれば、30代~40代が黄金期。しかし1枚目からステータスカードを手に入れるのは難しいため、何枚か一般カードや年会費無料クレジットカードなどをつくり、利用実績を作り上げた後に挑戦するのが近道だ。その意味でも、最初の1枚を、できるだけ若いうちに作っておくのがいいだろう。