ガソリン代に敏感なドライバーは持つべき1枚! シェルスターレックスカード
ポイント1シェルスターレックスカードの特徴
シェルスターレックスカードは、出光昭和シェルのサービスステーション(以下、シェルSS)のガソリン・軽油の給油時にお得になるクレジットカードだ。三菱UFJニコスが発行する。
シェルスターレックスカードにはスタープライズコースというプログラムがあり、出光昭和シェルのサービスステーションでガソリンや軽油を給油すると、カードの利用実績によってお得にキャッシュバックされる。
シェルSSのガソリンスタンドをよく利用するドライバーのためのクレジットカードだ。持っておきたい1枚としておすすめする。
このカードの紹介をするうえで、まず前提として以下の点を挙げておきたい。
初年度は年会費無料。2年目からは年会費1,250円(税別)となるが、年間のクレジットカード利用額が24万円以上であれば、その翌年度の年会費が無料となる。ちなみに家族会員は年会費無料だ。
月に換算して2万円を利用すればよい計算になるが、「毎月2万円払うのはさすがに厳しい」とお思いの方もいるだろう。だが、携帯電話、水道料金、電気代、ガス代などの月額利用料金を決済すれば年間24万円の利用実績は簡単に作れるので、現実的には難しくはないはずだ。
生活費の決済などで年間24万円以上利用するのであれば年会費は無料となるので、シェルスターレックスカードを積極的に活用するのがいいだろう。
ポイント2シェルスターレックスカードの利点
最初のランクでもレギュラーガソリンが2円/1L還元
では、ガソリン・軽油代がお得になるスタープライズコースについてくわしくみてみよう。
スタープライズコースとは、シェルスターレックスカードの6ヶ月の利用実績によって「スター」と呼ぶ還元額のランクが決定し、ガソリン代、軽油代の1リットルあたりの還元額が決まるプログラムだ。スターのランクは毎年3月および9月に決まる。
誰でももらえるランクとして最初は1スターとなり、その場合、レギュラーガソリン・軽油の還元額(値引額)が1円、web明細サービスの利用で1円、1リットルあたり合計2円が給油額から還元されることになる。
シェルスターレックスカードのスターランクによる給油の還元額 | ||||||
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ランク | 6ヶ月間のクレジットカード利用額 | 翌6ヶ月間の還元額/1L | Web明細サービスによる還元額/1L | 還元額の合計/1L | ||
ハイオク | レギュラー・軽油 | ハイオク | レギュラー・軽油 | |||
1スター | 12万円未満 | 3円 | 1円 | 1円 | 4円 | 2円 |
2スター | 12万円~ 30万円未満 |
5円 | 2円 | 1円 | 6円 | 3円 |
3スター | 30万円~ 42万円未満 |
8円 | 3円 | 1円 | 9円 | 4円 |
4スター | 42万円~ 60万円未満 |
10円 | 5円 | 1円 | 11円 | 6円 |
5スター | 60万円以上 | 12円 | 7円 | 1円 | 13円 | 8円 |
シェルスターレックスカードの利用額が増えれば増えるほど、スターのランクが最大で5スターまで上がっていく。
生活費の支払をシェルスターレックスカードで一本化すればガソリン代が節約できる
6ヶ月のシェルスターレックスカードの利用額が60万円以上ともなれば、還元額は最大でハイオクは13円、レギュラーで8円だ。
「60万円も利用できないよ!」と思っている方も多いと思うが、一般的な家庭の場合で、たとえば、水道光熱費、スーパー、コンビニ、ネットショッピングの利用が半年で60万円以上になるのはそんなに珍しい話ではない。
いままで現金や他のカードで払っていたお金をすべてシェルスターレックスカードに一本化すれば、ガソリン代、軽油代の還元額はかなりの額になるのではないだろうか?
ぜひ一度家計を見直してみていただくことをおすすめしたい。
出光昭和シェルのサイトでお得さをシミュレーションできる
それでは、シェルスターレックスカードのスタープライズコースでどれだけお得になるかシミュレーションしてみよう。
次のリンクをクリックすると、ガソリンスタンドでのご利用でどれだけ還元されるか簡単に計算することができる。
今回は、以下の条件の場合についてシミュレーションしてみた。
なお、レギュラーガソリンの単価は、シミュレーションサイトのデフォルト値である1リットルあたり158円で計算している。
- Web明細サービスを登録
- レギュラーガソリン
- 30リットル×月に2回給油
すると、
- ガソリンが1リットル2円引き
- 年間1,440円お得になる
という結果になった。
次に、ガソリン代のほかに
- 携帯電話料金:6,000円
- 電気代:5,000円
の引き落としをシェルスターレックスカードで登録した場合でシミュレーションしてみた。
この場合は、年間24万円の利用実績をクリアするため、年会費無料が適用される結果になった。 さらに、
- ガソリン代が1リットル3円引き
- 年間2,160円が還元
という結果になった。
上記をあらためて図で解説するので参考にしてほしい。
銀行に預金をしてもほとんどといっていいほど利息の増えないこの低金利時代に、年間2,160円もお得になるのは、かなり有利なクレジットカードであると言えるのではないだろうか?
ポイント3シェルスターレックスカードの注意点
年間24万円の利用があるかどうかが入会のひとつの判断基準
以上、検討してきたようにシェルスターレックスカードで年間24万円の利用実績を作るのは決して難しくはない。しかし、万が一年間の利用額が24万円を下回ると、1,250円(税別)の年会費が発生する。
年会費を無料にするためにこのハードルを毎年クリアしなければならないのは、主に週末の限られた時間にしかクルマに乗らないドライバーにとっては気になる点だ。
メインで使うクレジットカードがほかにあって、そのカードを中心に使いたいという人なら、シェルスターレックスカードで毎年利用実績が24万円分作れるのかどうか慎重に検討すべきだろう。
幸いにも、初年度の年会費が無料となっているため、とりあえずシェルスターレックスカードを作ってみて、利用額が思った以上なかった場合はその時点で解約すればよい。
還元が適用されるのは給油量150リットル/月が上限
シェルスターレックスカードを利用するうえで注意すべき点がもう1点ある。
このお得な還元が適用されるのは、シェルスターレックスカード加盟のガソリンスタンドで毎月給油した場合の上限が、総給油量150リットルとなっている。
エコカーに乗っていてあまりガソリンを消費しない人なら関係ない話だが、大排気量のクルマで長距離運転の頻度が高い人の場合、毎月の給油量が150リットルを超える場合も有り得るので注意が必要だ。
月間でどれだけガソリンスタンドを利用するのか、今一度確認してみていただきたい。
月間350リットルまで還元適用になる有料プランもある
もし、継続的に月間150リットルは利用する人なら、6ヶ月間500円の有料とはなるがWebサービスで還元給油量オプションを設定することになり、月間350リットルまで還元適用にすることも可能である。
前述したシミューレーションサイトで、レギュラーガソリン1リットル158円として、1回の給油50リットルで月3回の給油(150リットル)で試算したところ、年間5,400円のキャッシュバックとの結果が出た。1年で1,000円(6ヶ月500円×2回)の有料オプションとしても、最低ラインの150リットル給油ですでに元は取れる計算になる。
ポイント4シェルスターレックスカードのその他情報
Visaとマスターカードと提携
シェルスターレックスカードは、Visaとマスターカードと提携しており、好きなほうのブランドを選んで入会が可能だ(国際ブランドの違いについては、クレジットカードの国際ブランドを徹底解説!それぞれの特徴まとめで、解説している)。
海外旅行傷害保険は利用付帯
ETCカード・家族カードも年会費無料で発行できるほか、海外旅行でも安心な海外旅行傷害保険が無料で付帯する。
補償額は最高で2,000万円だが、利用付帯となるのでシェルスターレックスカードで支払っていない旅行の場合は適用されないので注意しよう。
NICOSカードのサービスが利用できる
そのほか、以下のようなサービスもついている。
シェルスターレックスカードのそのほかの付帯サービス | |
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サービス名 | サービス内容 |
ショッピングパートナー保険サービス | シェルスターレックスカード(NICOSカード)で購入した商品の破損・盗難を購入日から90日まで100万円まで補償 |
NICOSネットセーフティサービス | ネットショッピングや通信料金で不正な取引があった場合の損害を補償 |
海外アシスタンスサービス 「ハローデスク」 |
アメリカ・ヨーロッパ・アジア・オセアニアの約50ヶ所でインフォメーションサービス、宿などの予約サービス、トラブル相談などが受けられる |
これらはシェルスターレックスカードの発行会社であるNICOSカードのサービスが受けられるものだ。
Apple Payに対応し、電子マネーQUICPayが利用できる
シェルスターレックスカードは、ApplePayが利用可能だ。電子マネーのQUICPayとして、コンビニやドラッグストアなどでの買い物に便利だ。
QUICPayを利用できる店舗は以下を参考にしてほしい。
ポイント5シェルスターレックスカードまとめ
クルマを所有する人にとって気になるのは、毎月のガソリン代である。
給油するときは、もっとも安いガソリンスタンドを探しているという人も多いだろう。
いまや、ガソリン代を気にせずにいられるような時代ではない。
ガソリンスタンドで給油する際には何種類も料金があって、現金で支払うのは割高な料金が設定されているので時代遅れであるといえる。
現金で給油すると釣り銭をもらう手間がかかるのも今となっては面倒に感じる方も多いだろう。
シェルSSで給油するなら、シェルスターレックスカードで支払うのがもっとも有利だというのが結論である。
シェルをよく利用するドライバーの方は入会を真剣に検討してみてほしい。
公式サイトをチェックネットからすぐに申込可能