クレジットカードを利用したときに貰えるレシート(利用控え)。日常的に少額でもクレジットカードをよく使うなどという人は、レシートの枚数もすごいことになっているかもしれない。
そんなレシートであるが、一体いつまで保管したら良いのか、と疑問に思っている人は多いのではないだろうか? そこで今回は、レシートの保管期間と処分方法について書いてみる。
クレジットカードのレシート保管期に関する基本と注意点
レシート(利用明細)の保管の基本
クレジットカードのレシートは、利用控えとして発行されるもの。どのように保管するかは個人で決めて良い。保管義務があるわけでも、あとで何かの手続きで必要になるわけでもない。ただし、毎月の利用明細書を確認するまでは保管することをおすすめしたい。
その理由は単純である。利用明細書の中に使った覚えがないものや思い出せないものがあった場合、レシートと照らし合わせることで、チェックできるからだ。
利用明細との照合が終わるまでは捨てないで!
例えば、どこかのお店でクレジットカードを使った場合、そのお店の名前ではなく、お店を経営している会社名で利用料が請求されるなどという場合もある。会社名に心あたりがない場合でも、レシートと照合することで、「あっ、あの店のことか」などと分かる場合があるのだ。レシートには利用店名や金額以外に、細かな明細なども書かれているので、利用の記憶をたどりやすいはずだ。
都度記録しているというマメな方はともかく、普通はレシートがなければ、「クレジットカードをどこで、いつ、いくら使ったのか? 」を、覚えておくことは難しいだろう。少なくとも利用明細書を照合するまでは、しっかりと保管するようにして欲しい。
レシートの処分にあたっての注意点
クレジットカードを利用した際のレシートには、「加盟店名」「利用日時」「カード番号」「カード会社」などの情報が記載されている。通常の買い物のレシートとは少し意味合いが違うので、取り扱いには十分注意し て欲しい。ただのレシートと思わず、処分はしっかりと行うようにしたい。第三者に悪用されることを防ぐため、そのままゴミに出したりしないように気をつけよう。細かくちぎって捨てるか、簡易シュレッダーなどが自宅にある場合には、それを使うのもおすすめだ。
最近は、防犯のためにカード番号は記載しないようにしたり、下4桁だけしか表示しないようにするなど、配慮されるようになっている。とはいえ過信は禁物である。
【参考】少額利用のレシートを減らす方法
最近では、ポイントを貯めるために少額でもクレジットカード支払いをする人は多くなっている。例えばコンビニを毎日のように利用し、その支払いにクレジットカードを使っているなどという人もいるだろう。その場合には、レシートの枚数はかなりのものになるはず。保管するのも面倒なのではないだろうか?
そんな方におすすめしたいのは、電子マネーとの組み合わせ。特に、iDやQUICPayなどのポストペイ型の電子マネーなら、クレジットカードの子カードとして発行されすぐに利用できる。後払い式でありチャージする必要もなく、端末にかざすだけでスピーディに支払いできる。利用履歴は、クレジットカードの利用明細にまとめて記載されるため管理もしやすい。
楽天Edyやnanaco、WAONなどのプリペイド型の電子マネーでも、クレジットカードからチャージするようにすれば、快適に利用可能だ。利用明細には、チャージの記録が掲載される。また、楽天Edyなどウェブから電子マネーの支払履歴も確認できるものがある。クレジットカードを作る時には、電子マネーのことも合わせて考えてみてはどうだろうか?