クレジットカードといえば、気になるのはやはりポイント。ポイント目的でクレジットカードを使う人は、私の周りでも増えている。そうなると、もちろん少しでも多くのポイントが貯まるクレジットカードを選びたいと思うはずだ。
そこで重要になる指標がポイント還元率高だが、一体、どのくらいの還元率があれば優秀なのだろうか?今回は、そんなクレジットカードのポイント還元率の比較をしてみたいと思う。
クレジットカードのポイント還元率比較のコツ:
還元率は、同じ条件で比較しよう:
例えばイオンカードやセブンカードのように、特定の日に買物をするとポイントアップしたり、5%オフになるというカードもあり、そのお店だけで使う分にはかなりお得!主婦の方などにはかなりおすすめのカードだといえる。
いつどこで利用しても貯まる基本ポイントで比較:
ただし、クレジットカードのポイント還元率を比較する時には、あくまでも通常のショッピング利用ポイントで比較しよう。いつどこでどんな使い方をしても得られるポイントで、かつリボ払いや分割払いなど金利がかかる支払い方法ではなく、一括払いで得られるポイントで比較したい。
特定の条件下での利用などが影響してポイント還元率が大幅にブレてしまったのでは、比較にならないからだ。そういう影響を受けず同条件で比較するために、まずは基本となるポイント還元率で比較するようにしてほしい。
だいたいポイント還元率1%以上あれば優秀:
2017年1月現在の相場観では、ポイント還元率が1%以上あれば高還元率クレジットカードと呼ぶことができるだろう。還元率評価の目安を表にしてみたので、ぜひ、自分の持っているクレジットカードの還元率と比較してみて欲しい。
ポイント還元率の目安表:
還元率 | 還元率評価 | 詳細 |
---|---|---|
0.3%未満 | 最低ランク | ポイント還元率が0.3%未満であれば、かなり割が悪いカードだと言える。付帯保険や特定日の割引など、他によほどのメリットがなければ、作るべきではないだろう。 |
0.3~0.49% | 低い | 同じく、この場合も、他によほどのメリットがなければ、作るべきではないだろう。たとえ100万円利用しても5000円の商品券にすら交換出来ないのだから、ポイント目的であれば一生懸命使うだけ無駄。とはいえ、このクラスのポイント還元率のクレジットカードは結構多いため、申込前にきちんと確認しておいてほしい。 |
0.5~0.79% | 普通レベル | ごく普通レベルの還元率。世の中の半数以上のクレジットカードが、このポイント還元率0.5%~0.75%程度ということを考えると、良くも悪くもないクレジットカードと言えるだろう。しかし、家計の節約を考えるのであればこの還元率のクレジットカードで満足せず、更に還元率の高いクレジットカードを探して利用したいところだ。 |
0.8~0.99% | やや優秀 | このくらいの還元率があれば、まあまあ優秀なクレジットカードと言える。メインカードとして使う分にも申し分がないのだが、どうせならあと一歩、還元率で1%を越えるクレジットカードを手に入れたい。 |
1.0%~1.19% | 優秀 | 1%を越える還元率があれば、基本的には優秀なクレジットカードだと言える。例えば還元率1%の楽天カードでは、貯まったポイントを1ポイントから現金同様に使える。JCB EITのように、ちょっとテクニックは必要だがポイント還元率が1%になるというものもある。 |
1.2%以上 | 高還元率 | 還元率が1.2%を越えるクレジットカードが見つかった場合には、迷わず申し込んで良いと思う。例えば漢方スタイルクラブカード、リクルートカードなどが有名。ライフカードのように特定条件を満たせば、このクラスの還元率になるカードもある。一般的なクレジットカードの還元率が0.5%だということを考えると、2~3倍ものスピードでポイントがザクザク貯まっていくのだからすごい差になる! |
なお、ポイント還元率の計算方法が分からない方は、以下のコラムを参考にして欲しい。
還元率は高くても、年会費が発生するクレジットカードは?:
実質的なポイント還元率をチェック!
クレジットカードを比較する時に、どうしてもポイント還元率だけに目がいってしまいがちだが、高還元率であっても年会費がかかるクレジットカードもあるので、注意が必要だ。
例えばポイント還元率1.5%のクレジットカードで、年間100万円利用して1.5万円分のポイントをもらった場合でも、その年会費が1.2万円であれば、実際に得したのは3,000円分。こうなると実質的な還元率は1.5%ではなく0.3%になってしまう。せっかくの高還元率クレジットカードも、ポイント面では平凡なクレジットカードになってしまうのだ。
年会費がかかるクレジットカードの場合は、このような点も考慮して、ポイント還元率を検討する必要がある。
年間利用額によって、賢く判断しよう:
もちろん、年間の利用額が多い方なら、年会費を払ってでも高還元率のカードを使った方がお得な場合もある。年会費が発生するクレジットカードの場合は、自分が年間にどれくらいクレジットカードを使うかをしっかり考えた上で、実質的なポイント還元率を計算してみてほしい。
{(ポイント獲得額)-(年会費)}÷(年間クレジットカード利用額)=ポイント還元率
当サイトでもポイントがお得に貯まるクレジットカードを多数紹介しているので、ポイントの貯まり方が今一つだななどと思う方は、一度チェックしてみて欲しい。