新しいクレジットカードはどんどん登場しているし、自分にとって使いやすいクレジットカードもライフスタイルと共に変わってくるはず。使わなくなったクレジットカードは、解約しよう。解約には面倒な手続きが必要では?と思う方もいるかもしれないが、実際には電話一本で終わり!解約は、あっけないほど簡単に行える。
とはいえ、解約時には気を付けておきたいことがある。以下に注意点をまとめておくので、ぜひ、解約する前に読んで参考にして欲しい。
クレジットカード解約の前に必ず読んでほしい9つの注意点:
使わないクレジットカードをいつまでも持っていると、盗難や紛失、不正使用などのリスクも高まる。もう使うことはないと思っているカードは、安全のためにも解約しておくことをおすすめしたい。ただし、後で後悔したり、あわてないためにも以下の点には、気を付けて欲しい。
解約を決める前の注意点:
本当に、今、解約しても問題や損はないか?まずは、解約を決定する前の最終チェックのポイントをまとめてみよう。
1.本当にそのカードは不要か?再度確認を:
クレジットカードを一度解約してしまうと、もう一度作りたいと思った時には再度審査が必要になる。次も必ず作れるとは限らないので、念のため「本当に必要ないか?」確認しておこう。
・1年間に一度も使わなかったから
・年会費の元が取れないから
・他にもっとポイントが貯まりやすい新しいカードをつくったから
・枚数が多くなりすぎたから整理したい
など、理由はいろいろだと思うが、後で後悔しないためにも、自分の中での『要らない理由』を最終確認をしておこう。まだ迷う部分があるのであれば、解約せずにもう少し持ってみてもいいかもしれない。特に、審査に通りにくいステータスカードなどは、しっかりと考えるようにしよう。
2、カードをつくってから半年は待とう:
クレジットカードに加入し後、すぐに解約するのはおすすめできない。つくってみたけど使いごこちが悪く失敗した、と思うような場合もあるとは思うが、せめて半年くらいは待つようにしよう。
中には、入会キャンペーンでの大量ポイント獲得を狙ってクレジットカードをつくったなどという人もいるかもしれない。その場合、ポイントを使ったらもうカードは要らない…というのが本音かもしれないが、すぐに解約してしまったのでは、あまりにもあからさまだ。クレジットカード会社の心象を悪くしてしまうと、将来、同じ会社のクレジットカードに申し込んだ時に、審査でマイナスになってしまう可能性もある。
少額でもいいので一度や二度は利用して、半年くらいは保有してから解約すれば、印象はずっとよくなるだろう。先々のために、クレジットカード会社に対するちょっとした配慮を心がててみて欲しい。
3.付帯する家族カードや電子マネーのことも考える:
付帯カードとして、ETCカードや家族カードを発行している場合、クレジットカードを解約するとそれらも使えなくなるので気を付けよう。解約されことを知らず、家族カードを利用しようとした家族がおおあわて…などということにならないよう、あらかじめ家族に説明しておくことも大切だろう。
また、iDやQUICPayなどの後払い型の電子マネーも、親となるカード解約と同時に使えなくなる。引き続き利用したいなら、他のクレジットカードで利用できるようにしてから、解約するようにしたい。
4.未払い残高を確認しよう:
クレジットカードを解約する時には、未払い残額のチェックも忘れないようにしよう。一括払いだけでなく、分割払い、リボ払い、キャッシング等の未払い残高が残っていないか、しっかりと確認しよう。基本的には、解約すると、まとめて返済を求められることになるからだ。
特に、ボーナス払いを利用している時などは、慎重に考えるようにしよう。ボーナスを当てにして利用した分についても、前倒しで支払わなければならなくなる。お金に余裕があるならいいが、そうでない場合はボーナス払いが終ってから解約したほうが無理なく返済できるだろう。
5.年会費の支払い日を確認しよう:
年会費有料のクレジットカードの場合、支払った年会費は解約しても返還されないことがほとんど。調べたら年会費を払ったばかりだった…などという場合は、解約をもう少し待ってもいいかもしれない。
年会費有料のクレジットカードの場合、ショッピング利用だけでなく、手厚い海外旅行傷害保険や空港ラウンジの無料利用など様々なサービスや特典を利用できることも多い。それらを利用する可能性があるなら、次の年の年会費支払いが発生する直前に解約すると無駄な活用できるいいだろう。
6.クレジットヒストリーのことも考えてみる:
適度な枚数のクレジットカードを長期保有していることは、ひとつの信用になる。別のクレジットカードに申し込んだ際の審査でプラスになる場合があるので、それも考慮してみよう。自分が所有するクレジットカードの総枚数や、保持年数などを考えると、解約しないで持っておいた方がメリットになるクレジットカードもあるかもしれない。
詳しくは、「入会審査で、クレジットカード会社が行う個人信用情報の確認ポイント」も参考にして欲しい。
解約すると決めたあとの注意点:
以上のようなチェックを経て、やっぱりクレジットカードを解約しよう!と決めたら、次の点に気を付けて欲しい。
7.せっかく貯めたポイントは使い切ろう:
クレジットカードを解約すると、ポイントも無効になってしまう。せっかく貯めたポイントは、カードを解約の連絡をする前に、全て使ってしまうようにしよう。
特に、年に一回、まとめてキャッシュバックされる…などというタイプのクレジットカード等の場合、その月まで待って、特典を受けてから解約した方がお得な場合もあるかもしれない。自分のクレジットカードの特典について、解約前に確認しておこう。
8.一体型クレジットカードの場合は問合せを:
例えばスポーツクラブの会員証と一体になったクレジットカードや、銀行キャッシュカードと一体になったクレジットカードなど、1枚で他の機能とセットになった一体型クレジットカードでは、クレジットカードを解約すると、それらの機能も合わせて使えなくなってしまう場合や、再発行が必要になる場合があるかもしれない。
クレジットカードを解約すると決めたら、あらかじめ電話をして、これらについて確認しておくようにしよう。問合せ先がクレジットカード会社とは異なる場合もあるかもしれないが、わからない場合は、クレジットカード会社に電話すれば教えてもらえるだろう。
9.携帯料金や公共料金の引き落としに利用している場合はカードの変更を:
携帯電話料金やプロバイダー料金、電気代やガス代などの公共料金などの引き落としを解約するクレジットカードで行っている場合には、別のクレジットカードを用意して、あらかじめ変更するようにしておこう。
引き落としができなかった場合は書面などで連絡が来るはずだが、前もって変更しておくとスムーズだ。今は、ほとんどの場合、ウェブサイトなどから変更手続きが行えるようになっているので、それほど手間もかからない。特に、携帯電話料金に端末の分割払いが含まれている場合は、滞納すると個人信用情報に記載されてしまう場合がある。安易に考えないように、くれぐれも注意してほしい。
解約後は、安全にクレジットカードを処分しよう:
解約後のクレジットカードは、自分で廃棄することになる。はさみなどで細かく切り刻むか、プラスチックカードにも使えるシュレッダーなどで断裁、廃棄するようにしよう。解約したので使えないだろう…などと、そのまま放置しておくのはトラブルの元なので確実に廃棄して欲しい。
なお、最近のクレジットカードは基本的にはICチップ付きのICカードになっているが、チップ部分にはクレジットカード番号をなどの個人情報が記録されているので、ここをしっかりと断裁するようにしよう。
今回紹介したチェックポイントを確認し、注意点にも気を付ければ、クレジットカードを解約することには何の問題もない。新しいクレジットカードはたくさん発行されているので、より便利なクレジットカード、よりお得なクレジットカードに切り替えて行くのは賢い方法だ。当サイトでも様々なクレジットカードを紹介しているので、あなたにとってベストな1枚を見つけて欲しい。気に入ったクレジットカードがあれば、ぜひ公式サイトもチェックしてみて欲しい。