ポイント1JCBプラチナ法人カードの特徴
JCBプラチナ法人カードは、日本で唯一の国際カードブランドJCBが発行する中小企業経営者や個人事業主向けのクレジットカードだ。
中小企業や個人事業主向けの法人カードの中でも最上級のプラチナカードであり、プラチナ・コンシェルジュデスクやプライオリティ・パスといったプラチナ限定のサービスを受けることができる。
他にも空港ラウンジサービスやゴルフエントリーサービスと言ったゴールドカードで受けられるサービスも当然ながら利用でき、充実した保険などが付帯するといった特徴がある。
サービスが充実している法人向けカードが欲しいと考える方は、ぜひ今回紹介するJCBプラチナ法人カードを検討してほしい。
プラチナ・コンシェルジュデスクが利用できる

JCBプラチナ法人カードを持つとプラチナ・コンシェルジュデスクが利用できるようになる。
こちらのコンシェルジュデスクでは、旅行・レストラン・ゴルフ場など様々なサービスの手配や予約を依頼することができ、「自分専用の秘書がつく」という感覚で利用できる。
もちろん、単に旅行や食事の予約や手配をしてくれるだけではなく、他にも商品の探索や購入、簡単な通訳やメッセージの送信など様々な相談を可能な限り承ってもらうことも可能だ。
さらにうれしいのは365日24時間利用でき、常に忙しい経営者にとってはとても頼りになるサービスであることだ。
法人カードとなるので仕事で発生した経費の支払いができる

JCBプラチナ法人カードは、一般消費者向けのクレジットカードではなく法人向けのクレジットカードだ。
そのため会社や仕事として発生した、交通費・宿泊費・書籍第・事務用品などの消耗品などの支払いを経費として支払いができる。
基本的に個人向けクレジットカードのほぼすべてが、会社経費の支払いを禁じられている。個人向けのクレジットカードを経費として使うことは、クレジットカード規約違反となっている。
また、個人向けの場合追加カードは家族名義だが、JCBプラチナ法人カードの場合、従業員ごとにカードを発行することができる(使用者1名ごとに、6,600円の年会費がかかる)。
追加カードを発行することによって、いつどこで誰がどのようにクレジットカードが使われたか利用明細が出るようになっている。つまり、従業員が複数名いてクレジットカードを使う場合、追加カードを発行することによって、クレジットカードの不正利用防止や経費精算を容易にできるのだ。
比較項目 | 解説 |
---|---|
一般消費者向けカード | 本来、一般消費者向けカードで経費の支払いをしてはいけない。追加カードは家族名義になる。 |
法人向けクレジットカード | 経費の支払いOKのクレジットカード。会社関連の経費を支払うなら。従業員ごとに追加カードを発行することが可能。 |
ポイント2JCBプラチナ法人カードの利点
経費の支払いで利用しても、ポイントを貯めることができる

JCBプラチナ法人カードを使い経費の支払いをすると、Oki Dokiポイントを貯めることができる。
ポイントの利用合計金額1,000円(税込)ごとに1ポイントがたまり、様々な商品と交換をすることが可能。
ちなみに通常のJCBの一般カードではポイントの有効期限が2年間となっているが、JCBプラチナ法人カードだと5年間の有効期限となるため、無理にポイントを使うことを意識する必要がなく、有効的に使うことができるだろう。
1年間で合計100万円以上利用すると翌年のOki Dokiポイントが60%アップ
JCBプラチナ法人カードは、無料・登録不要で「JCB STAR MEMBERS(スターメンバーズ)」サービスを利用することができる。
このサービスは、年間でJCBカードを一定の金額以上利用された方に、翌年のポイントが多くもらえるようになるサービスだ。
JCBプラチナ法人カードの場合、1年間で合計100万円以上利用すると、翌年のOki Dokiポイントが60%もアップされる。30万円以上で、20%だ。
使えば使うほどポイントが貯まりやすくなるので、年間で使う金額が多い方は、検討してみて欲しい。
ちなみにポイントが交換ができる商品は、オンラインギフト・ギフトカード・商品券・家電・グルメ・ヘルス&ビューティ商品など幅広く準備されている。
好みの商品やサービスをポイントと交換し、お得にカードを使いこなしてもらいたい(効率の良いポイント交換については、クレジットカードポイントは何と交換するのが一番効率がいいのか?で解説している)。
ETCスルーカードNを発行できる

JCBプラチナ法人カード1枚で複数のETCスルーカードNを申込むことができる。
ちなみにETCスルーカードNは、高速道路のETCのみで利用できる専用のカードで、発行費・年会費共に手数料は無料となっている。
特に中小企業の経営者であれば複数の車両を仕事で使っている場合、JCBプラチナ法人カード1枚で複数のETCスルーカードNを発行することができるので便利になる。
社用車でつかうETCをETCスルーカードNに統一すれば経費をまとめて清算することができるのでおすすめだ。
MyJCB外部接続サービスで会計処理を自動化

JCBプラチナ法人カードを経費支払いで利用した後、会計ソフトに手動で経費を入力している場合もあるだろう。
しかしJCBプラチナ法人カードには、MyJCB外部接続サービスがあり、提携をしている弥生会計やクラウド会計ソフトfreeeと連携させ各種会計処理を自動化させることができ、業務の効率化ができる。
手動で会計ソフトに入力をしていると、打ち間違いによる入力ミスや計上漏れが起こる心配があるが、カードと会計ソフトを連携させればそのような心配はなくなるのでおすすめだ。
特に個人事業主であれば、経費の計上を全て自分でやっている人も多いためぜひとも利用してもらいたいサービスだ。
豊富な法人会員向けサービス
JCBプラチナ法人カードを持っていると、JCBの豊富な法人会員向けサービスを利用することができる。
先ほど紹介した、会計ソフトとの連携もそうだが1社ではなく複数の会社から選ぶことができる。
出張の際に役立つJCB.ANA@deskやJCB de JAL ONLINE、JR東海「エクスプレス予約」サービスの他にも、OA・PC用品を揃えることができるアスクルサービス、JCBプレモカードで商品券を準備でき取引先へのプレゼントや社内報奨など様々なサービスを利用することができる。
他にもJCBタクシーチケットやJCBトラベルなど、多様なサービスを利用することができるので経営者にとっては助かる1枚になるだろう。
QUICPayによるキャッシュレスに対応
かつては現金での支払いが当り前だったが、近年ではキャッシュレスでの支払いが主流になりつつある。
支払いの手間を無くすことができ、経費もカードで支払えば会計ソフトと連携させていることで管理が楽になるため、経営者にとってはメリットばかりだ。
そんなキャッシュレスが進む現代でJCBプラチナ法人カードはQUICPayに対応しているため、カードだけではなくスマホに登録をすることでもキャッシュレス払いが可能となっている。
キャッシュレスは便利性を考えると、経営者としてはぜひともつかっていきたいサービスだ。
ポイント3JCBプラチナ法人カードの注意点
年会費が高めに設定されている
JCBプラチナ法人カードの入会金については無料だが、年会費は33,000円(税込)と高めに設定されている。使用者追加については1名ごとに6,600円(税込)の年会費も必要だ。
通常のJCB法人カード(一般カード)の年会費は1,375円(税込)となっており、JCBゴールド法人カードでも年会費は11,000円(税込)だ。
もちろんプラチナカードだからこそのサービスや利点もあるため、相応の年会費となっている。
クレジットカードの年会費は経費として落とせるものの、年会費を払い維持し続ける余裕があるか、サービスを使いこなせるかをきちんと確かめてから申込むようにしよう。
「プラチナ・コンシェルジュデスク」や、「プライオリティ・パス」などのサービスを利用しない・カード利用額が高くなくても良いのであれば、JCB法人カード(一般カード)か、JCBゴールド法人カード を検討することをおすすめする。
すでにJCB法人カードを持っている場合は、退会してからの申込みが必要
すでにJCB法人カードを持っている場合には、一度カードを退会したうえで新たにJCBプラチナ法人カードに申込む必要がある。
ただ、すでに保有しているポイントとJCB STAR MEMBERSのメンバーランクは自動的に、切り替え後のJCBプラチナ法人カードに引き継がれるので、その点については安心できる。
ちなみにカードを退会して、新しく申込む作業が必要だとしても、カードを継続的に利用していると判断される。
すでにJCB法人カードを持っている場合だと、JCBプラチナ法人カードが対象となっている新規入会キャンペーンの対象とならないので、注意してほしい。
ポイント4JCBプラチナ法人カードのその他情報
中小企業・個人事業主向けプレミアムサービス

ゴールドカードとプラチナカードにのみ、提供されるサービスが中小企業・個人事業主向けプレミアムサービスだ。
国内の主要空港やハワイホノルルの国際空港のラウンジが無料で利用できる空港ラウンジサービスや、全国約1,200カ所のゴルフ場の手配を電話で依頼できるゴルフエントリーサービス、対象店舗での飲食代金支払いにカードを使うと割引が受けられるJCBゴールドグルメ優待サービスなどがある。
さらにJCBプラチナ法人カードのみ、カードの利点で紹介したプラチナコンセルジュデスクや、国内の厳選したレストランの所定のコースメニューの料金が2名様以上で予約すると、1名様分の料金が無料となるグルメ・ベネフィットなど、プラチナカードを持つからこそのサービスを受けることができるのだ。
充実したカード自動付帯保険
カード自動付帯保険とは、保険料を支払わなくとも特別にカードを持っているだけで補償が受けられる保険だ。
JCB法人向けの一般カードよりも、ゴールドカードの方が保険が充実しており、さらにJCBプラチナ法人カードであれば保険の内容が充実したものになっている。
旅行傷害保険であれば国内海外共に最高1億円の補償、ショッピングカード保険に関しても国内海外共に500万円となっており充実した保険を受けられる。
他にもカーアクシデントケア見舞金で自動車搭乗中の交通事故で入院したり車上荒らしによる損害を受けた場合に最高5万円受け取ることができ、搭乗予定の飛行機で遅延が発生した場合に掛かった費用を補償してもらえる国内外航空機遅延保険などもあり、このカード1枚で様々な保険を受けることができる。
空港ラウンジを無料で利用できるプライオリティ・パスが利用可能

先ほど、中小企業・個人事業主向けプレミアムサービスで、ラウンジが無料で利用できる空港ラウンジサービスがあると紹介したが、JCBプラチナ法人カードではプライオリティ・パスも利用することができる。
プライオリティ・パスは、世界148の国や地域にある1,300カ所以上の空港ラウンジを無料で利用できるサービスであり、空港ラウンジサービスよりも利用できる空港の数が圧倒的に多いのだ。
そのため、カード付帯の空港ラウンジサービスでは対象とならないラウンジをプライオリティ・パスで利用することができる。
海外や飛行機を利用した出張が多い経営者なら、プライオリティ・パスによって喧騒とした空港内の落ち着いたラウンジで出航まで待つことができるため、仕事合間のリラックスをすることができたり、もちろん仕事を進めることもできるだろう。
ポイント5JCBプラチナ法人カードまとめ

中小企業や個人事業主向けのJCB法人カードの中で、一番ランクが高いのがJCBプラチナ法人カードだ。
経営者のためのサービスが多く、MyJCB外部接続サービスでの会計ソフトとの連携による会計処理の自動化、社用車の高速利用料金を一つにまとめることができるETCスルーカードN、キャッシュレスによる支払い対応など、カードを持てば多くのメリットを実感できるだろう。
法人カードなので経費での支払いがメインとなり、その利用金額も大きくなることは間違いない。JCBプラチナ法人カードにもJCBのOki Dokiポイントがついているため、貯まったポイントを商品券やサービスに変えることで有効活用することもできる。
さらにプラチナカードともなれば、付帯する保険もかなり充実しており、旅行傷害保険は国内海外共に最高1億円となっているため安心だ。
ランクが高いカードなのでプライオリティ・パスやプラチナ・コンシェルジュデスクといった特別なサービスも受けることができる。
JCBプラチナ法人カードは、経営者がメリットを感じることができるサービスが多く用意されており、ビジネスを快適に進めていくためにぜひとも持っておきたいおすすめの法人カードだ。
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