欲しいクレジットカードが見つかって、「さっそく手に入れよう!」と、意気込んで申込書を書き始めたのはいいけど、間違ってしまった…そんな時にはどのように対処したら良いのだろうか?
「うっかり、前に住んでいた住所を書き込んでしまった」「勤務先欄だとカン違いして、名前欄に会社名を書き込んでしまった」など、誰にも間違いはあり得るもの。今回はそんな時の対処法を、詳しくまとめてみようと思う。
クレジットカード申込書の記入ミスへの対処法まとめ:
クレジットカードの申込用紙で、記入ミスをしてしまった時の対処法を大きく2つに分けて紹介していこう。ひとつは、記入ミスがわずかな場合。そして、もうひとつは、盛大にやらかしてしまった場合だ。
記入ミスが少しだけの場合は、訂正印で対応:
申込書への記入ミスが1文字や2文字といった程度なら、間違えた文字に二重線を引いて、その上から訂正印を押せば問題ない。訂正印とは自分が所有する印鑑を修正した部分に重ねて押すこと。それによって、『この文字の修正は私によるものです』ということを相手に明確に伝えるとともに、誰かが勝手にさらなる修正を加える事ができないようにするためのもの。クレジットカードの申込書だけではなく、多くの書類などで用いられる方法だ。
修正方法を、もう一度まとめると以下のようになる。
- 間違った部分の文字に二重線を引く
- その上に、正しい内容を記載する
- 修正部分に印鑑を押す(訂正印)
丁寧に直そう:
修正は丁寧にするように心がけよう。できれば二本線は、定規などを使って引くようにしたい。そして、修正する文字も見やすく綺麗に書こう。読み取りにくい状態になると、誤読も生まれかねないし、イメージ的にもマイナスになる。また、複写の場合は、全てのページに訂正印を忘れないようにしよう。
間違っても修正ペンや修正テープを利用しないこと:
修正する時に、絶対やってはいけないのは、修正ペンや修正テープを利用して直すこと。理由はおわかりだと思うが、これらを許してしまえばあなたが書いた文字を誰でも簡単に消して書きなおすことが出来るためだ。
「二本線で消して、訂正印を押す」という正式な方法で修正しないと、あなた自身が間違ったところを修正したのだということをクレジットカード発行会社で確認できないので、事務処理を進めてもらえなくなる。注意しよう!
年収欄や住所、電話番号といった記入欄で、うっかり誤記をしてしまうことは誰にでもあるもの。しかし、名前や誕生日などの項目を間違って記入するようなことは一般的にはかなり稀。そのため、悪意のある誰かがカード申込者になりすまして申込をしたのでは?などといった可能性への疑いをクレジットカード会社が持つこともあるかもしれない。その結果、本来ならクレジットカード入手が出来たはずなのに、審査に落ちてしまう…などということもあるので、もしも名前や誕生日の項目を間違ったという場合には、一から新たな申込用紙に書き直すくらいの対応をして欲しい。
盛大に記入ミスをやらかしてしまった場合:
例えば、名前を記入するところに勤務先を記入してしまった。あるいは、勤務先住所に自宅住所を書いてしまった…など、盛大に記入ミスをやらかしてしまった場合は、どうだろう。このような場合でも、二重線を引いて訂正印を押す方法は通用しなくはないが、訂正した文字を書くスペースがなかったり、無理やり書いてはみたものの、読みにくく汚い印象になってしまったりもしかねない。
カード申込用紙を再度、取り寄せたほうが早い:
こういう場合は、いさぎよくもう一度、申込用紙を入手することをおすすめしたい。銀行やデパート、ショッピングセンターの特設カウンターなどで入手した場合にはそれらの場所にまた取りに行くか、もしくは電話をすれば喜んで郵送もしてくれるはず。ぜひ、カード発行会社や小売店などに相談してみよう。
インターネットでのクレジットカード申込もおすすめ:
あるいは、いっそのこと、紙によるクレジットカード申込をやめて、インターネット経由でのWEB申込に変えるという方法もある。今は、ほとんどのクレジットカードが、WEBから簡単に申込めるようになっている。パソコンからの申込はもちろん、iPadなどのタブレットや、スマホなどからの申込もかなりやりやすくなってきている。
今、このページを見ているあなたは、インターネットが使えるということ。わざわざ持ち帰ったり、取り寄せた申込用紙にボールペンで記入するなどという手間をかけずに、インターネットから申込をしてみてはどうだろう。
仮に記入ミスをしてしまっても、簡単に訂正できるので安心だ。入力が終わったら、送信前の確認画面でしっかりと記入内容の最終確認を行って、送信しよう。
今では、インターネットからの申込しか受け付けていないというクレジットカードも増えてきているので、ぜひ、ネット経由の申込にチャレンジしてみて欲しい。