クレジットカードの延滞とは、定められたカード利用代金の支払期日までにそれを支払っていない状態のこと。つまり期日を過ぎたのに代金が未払い状態になっているいうことだ。
銀行口座からの引き落とし日に、うっかりと口座にお金が足りなかった…などという場合も延滞したことになるので気をつけよう。
クレジットカード利用料金、延滞に関する基礎知識
延滞は2年に渡って記録され続ける:
延滞をすると、個人信用情報機関に記録されてしまうことがあるので気をつけよう。一度記録されてしまうと約2年間に渡り、保存される。たとえその後に代金を返済したとしても、記録は残ってしまうので、新しいクレジットカードの申し込みの際などにはマイナス要因となる。
クレジットヒストリーをよい状態に保つためにも、一度の延滞も記録されないように支払日の前には口座残高を確認する習慣をつけておこう。クレジットカードの利用代金が引き落とされる銀行口座は、自動貸越される定期預金とセットにしておくなど、ある程度ゆとりを持たせておくといいだろう。
延滞に気付いたらすぐに連絡を:
うっかりしていて、引き落とし日を過ぎた後に「いけない!残高不足だ!」と気づいたような場合なら、それほど心配することはないだろう。気づいた時点ですぐにクレジットカード会社に連絡をして、指示にそって支払いを行うようにしよう。
すぐに対応すれば大丈夫:
なにせ人間は忘れる動物。誰しもが、たまには銀行口座の残高確認をうっかり忘れてしまうことなどということはある。クレジットカード会社もそこは理解しているので、ちょっと遅れただけで、機会的にすぐに個人信用情報機関に登録するなどということをするわけではない。
但し、許されるのはあくまでも、たまたまその月の返済が1週間程度遅れたという場合の延滞の話だ。延滞状況が毎月のように繰り返される場合や、3ヶ月以上に渡って返済を滞らせているような状況になると、事故として扱われ、記録されてしまう。繰り返しになるが、延滞が記録されてしまったら、その後2年間程度は記録に残ってしまうので気をつけよう。
もしも、延滞が記録されてしまったら:
個人信用情報期間に登録されている情報内容は、開示請求をすれば自分で確認することが可能だ。心あたりがある場合や、クレジットカードに申し込んでもなかなか審査に通らないような場合は請求してみてもいいかもしれない。
各個人信用情報機関に情報開示の請求を行えば、自分の情報がどのように登録されているか知ることができるようになっている(詳しくは、「クレジットカードの個人信用情報とは?」も参考に)。
もしも記録されてしまった場合には、もう一度延滞が発生するようなことになると信用は大きく損なってしまう。細心の注意を払うようにして欲しい。