永久機関と呼ばれる裏技は、2005年後半から2006年前半に広まったクレジットカードポイントを違法に大量取得できる手法のこと。現在では利用することができない。
過去に同様の判例がないのでグレイ(違法すれすれ)という人もいるが、実際にはブラック(違法)に限りなく近いものと思われるので、あくまでこのページではかつてこういう方法があった…ということだけの紹介とさせていただきたい。
Edyを使った永久機関のやり方:
(当時の方法を解説)永久機関のやり方は非常に簡単。
1.Edyチャージが出来てポイントが貯まる
2.クレジットカードの利用代金をコンビニで払える
の2つの条件を満たしたクレジットカードを手に入れるだけ。
そのクレジットカードを使ってまずはEdyをチャージ。ここではEdyチャージの上限が5枚×5万円=25万円なので、25万円をチャージしたものとする。すると当たり前だがカード会社からクレジットカード利用代金である25万円の請求が来る。これをEdyで支払い可能なコンビニに持っていき、25万円分チャージされたEdyで支払うだけ。
これで何になるかというと、実際には1円も買い物をしていないにも関わらず、25万円分のクレジットカードポイントだけが見事に残る仕組みになっているのだ。
25万円分をカードでEdyチャージ
↓
25万円の請求書到着
↓
エディを使って25万円支払い
↓
25万円を利用した際に貰ったポイントだけが残る
結果、永久機関はやればやるだけ、クレジットカードのポイントを獲得することが出来たことになる。
永久機関が使えた当時の状況:
この方法が通用した当時は、これで毎月7500円(5000マイル)くらいの収入を得ることが出来た(夫婦や家族で毎月、数万円のポイントを手にするものも)。しかしあまりにもこの方法が有名になり使う人間が増えてしまった結果、当たり前だがクレジットカード会社が対策実施。結果、現在ではコンビニ払いができるクレジットカード自体がなくなってしまった。
こうして一枚のクレジットカードを使って一切お金を使わずに永久にポイントを儲ける方法だった「永久機関(えいきゅうきかん)」(隠語としてAQと記載 されることも多い)は使えなくなってしまったである。
永久機関は限りなく黒に近い違法行為:
永久機関を利用した方の中には、クレジットカード会社から退会処分を受けてしまった方もいる模様。やはりクレジットカード会社にとっても1円の利益にならない永久機関は、クレジットカードの利用規約に抵触するはずなので、そういった処分もやむを得ない感じだろう(むしろ裁判沙汰にされなかっただけでもありがたいと思うべき)。
最後に未だに多くの方が永久機関を調べている状況に一言:
未だに多くの方が永久機関を実施しようと情報を集めているようだが、
1.コンビニ払い可能なクレジットカードが存在しない。
2.コンビニでEdyによる収納代行ができない(電気代やガス代などもEdyでは払えない)
3.Edyチャージでポイントが貯まらないカードが多い
という3つのハードルが出来てしまった以上、現時点では100%永久機関を行うことは不可能。調べるだけ無駄な状況となってしまっている。
現在でも使えるほかの裏技はもしかすると存在するかもしれないが、結局のところ有名になってしまった時点でカード会社による対策が行われてしまうため、裏技の類は自分で見つけるほか無いのかもしれない。