ポイント1ダイナースクラブカードの特徴
ダイナースクラブカードは、「とにかくステータスとしてクレジットカードが持ちたい!」という場合に最適なクレジットカード。持っているだけで周りの知人や同僚から羨望のまなざしを向けられたいと思うのであれば、知名度から言ってもやはりこのダイナースクラブカードは最適な一枚だと言えるだろう。
もちろんステータスだけでなく、様々な利点や特典がついているプレミアムクレジットカード。ここではその特徴について説明していこう。
以前は医者か弁護士かと言われた時代もあった
以前はダイナースクラブカードを手に入れるためには、医者か弁護士にならないと無理なんて言われていた時代もあった。そのくらいダイナースクラブカードは取得が難しく、社会的地位のある方でなければ持つことが許されなかった選ばれたクレジットカードだったと言える。
最近ではそこまで審査は難しくない
しかし現在はというと、決してそこまで難しいハードルがあるクレジットカードではなくなりつつある。
それでも一般的なクレジットカードと比べればその審査難易度は圧倒的に高いが、大企業勤務の正社員や公務員はもちろん、中小企業に勤める正社員の方であっても作れる余地があるということもできる。
あくまで目安にすぎないが、参考までに表にしてみた(ダイナースクラブカード側は審査条件を公開していないため、「予測」となる。また、職業以外にも年齢や役職などでも審査基準は異なる)。
職業や職種 | 可能性 | 解説 |
---|---|---|
弁護士や医者 | ◎ | 問題なく作成可能 |
大企業社長や取締役 | ◎ | 問題なく作成可能 |
地方公務員や国家公務員 | ◯ | 問題なく作れる可能性が高い |
大企業勤務の正社員 | ◯ | 問題なく作れる可能性が高い |
中小企業の社長 | ◯ | 問題なく作れる可能性が高い |
中小企業の正社員 | △ | 作れる可能性アリ |
個人事業主 | △ | 作れる可能性アリ |
このように基本的には年会費22,000円(税別)を負担するのが苦ではないレベルの収入がある方であれば、充分に審査通過の可能性がある。『ダイナースクラブカードなんて自分には作れないよ』と諦めたりせず、ぜひ、申込みにチャレンジしてほしい。
ダイナースクラブカードには利用額に一律の制限無し?
ダイナースクラブカードには利用限度額というものが存在しない。
1,000万でも5,000万円でも無制限にダイナースクラブカードを利用できるように思っている方が多いのだが、実際にはそんなことはなく、内規の利用限度額が設定されている(見えないけれども上限があるということ)。
ダイナースクラブカードの利用限度額はそれでも高め
しかしその額はというと、噂では初期与信で300万円程度、途上与信で500万円~800万円くらいまで引き上げられるという話なので、一般的な生活をしている方はもちろんのこと、ちょっとしたお金持ちの方でもその上限金額に到達してしまうことはないだろう。
利用限度額 | 事実 | 解説 |
---|---|---|
利用限度額が存在しない | ☓ | ダイナースクラブカードでは利用限度額が存在しないのではなく、利用限度額が高めに設定されているためにまるで限度額の上限がないかのように扱われている。 |
利用限度額が著しく高い | ○ |
こういった充分すぎる利用限度枠が設定されているからこそ、ダイナースクラブカードは結婚などの人生の晴れの舞台や新築などの急な出費にも柔軟に対応可能なのである。
なお、残念ながらリボ払いを利用する方の場合には利用限度額の上限が低く抑えられてしまうという情報も。とはいえ、それでもかなりの金額まで利用できるようなので、安心してダイナースクラブカードを利用してみてほしい。
ポイント2ダイナースクラブカードの利点
次にダイナースクラブカードならではの特典や魅力についてまとめた。
基本的な機能だけ欲しいのであれば他のゴールドカードでも充分だと思うが、これらの魅力や特典についてはダイナースクラブカードを手に入れた方ではないと利用することができない。みなさんにとって魅力的な特典がもしあるのだとすれば、ぜひ、入会を検討してみてほしい(^^)
ダイナースクラブカードは、ポイント有効期限がない
有効期限なしのポイント制度といえばセゾンカードの永久不滅ポイントが有名だが、実はこのダイナースクラブカードのポイント制度である「ダイナースクラブ リワードポイント」にも有効期限はない。そのため、じっくりとポイントを貯めて高額アイテムと交換することも可能。
また、ポイントをマイルと交換することもでき、しかもその交換率はマイラーには非常にうれしいものとなっている。年間参加料は6,600円(税込)が別途かかるのでこれだけは注意。ただ前述のようにダイナースクラブ リワードポイント自体には有効期限がないため、長く貯めるだけ貯めて、その後、一気にマイルに交換してしまえばそれほど負担になる金額ではないだろう。
下記、ダイナースクラブカードで交換可能な5航空会社とそのマイレージサービス名。
航空会社 | マイレージサービス | 所属アライアンス |
---|---|---|
全日本空輸 | ANAマイレージクラブ | スターアライアンス |
デルタ航空 | スカイマイル | スカイチーム |
ユナイテッド航空 | マイレージ プラス | スターアライアンス |
大韓航空 | スカイパス | スカイチーム |
アリタリア-イタリア航空 | ミッレミリア | スカイチーム |
このようにダイナースクラブ リワードポイントは好きなマイレージプログラムに交換することができるので、都合にあわせて交換先を変えるなんてことも可能である。
ダイナースクラブカード スポーツ系の優待
ダイナースクラブカード保有者であれば利用できるスポーツ系の優待情報を解説。これらのスポーツ特典については意外と知られていないダイナースクラブカードのメリットなので、是非、認知しておいて欲しい。
コナミスポーツクラブが、優待料金で利用可能
スポーツジム、特にコナミスポーツクラブに通っている方にとってみれば、ダイナースクラブカードは非常に魅力的なクレジットカードになる。というのも、ダイナースクラブカードを保有している方は、下記の形態でコナミスポーツクラブを利用することができる。
1.コナミスポーツクラブの月会費を、法人会員料金で利用できる
すでにコナミスポーツクラブに通っている方は、ダイナースクラブカードを持つだけで月会費を法人会員料金にしてもらうことができる。
2.都度会員になることが可能
近くにコナミスポーツクラブはある、もしくはすでに通っているけれども、月に利用しても3~4回という方は、コナミスポーツクラブの都度会員になるのがベスト。ダイナースクラブカード保有者は、コナミスポーツクラブを月5回まで500円引き(税込)という形態で利用することができる。
コナミスポーツクラブに現在通っているという方は都度会員とどちらが安いかを比較してみると良いだろう。
3.どこのコナミスポーツクラブも利用可能
日本全国、国内出張が多いという方は、どうしても運動不足になりがち。その点、ダイナースクラブカード保有者であれば全国各地にあるコナミスポーツクラブを都度利用することができるので、出張先でちょっと体を動かすこともできる。
今日は東京渋谷のコナミスポーツクラブで運動をし、来週の福岡出張時は天神にあるコナミスポーツクラブで汗を流す…なんていう贅沢な使い方もできることだろう。
今回ご紹介した優待は2020年4月時点のもの。利用できる施設・優待の内容が変わる場合があるので、注意してほしい。
ダイナースクラブカードのトラベルサービス解説
ダイナースクラブカード保有者であれば利用することができるトラベルサービスの解説。国内海外とわず、飛行機によく乗るという方はこれらのサービスを利用することで多くの恩恵を受けることができることだろう。
国内外の空港ラウンジが無料で利用可能
ダイナースクラブカードは所有しているだけで、提携している国内外にある空港ラウンジが無料で利用できる。多くのステータス系クレジットカードが国内の空港ラウンジしか利用できないのに対し、ダイナースクラブカードでは海外の空港ラウンジも問題なく使えるのが利点。ただし、同伴者は有料になるので、注意してほしい。
ダイナースクラブカードで使える国内の空港ラウンジは?
ダイナースクラブカード提示で使える国内のビジネスラウンジとしては羽田空港、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港、新千歳空港、福岡空港、那覇空港など。主要な空港ラウンジならどこでも無料で利用可能と言っていい。
そのため、国内移動において頻繁に飛行機に乗る方であれば、空港ラウンジの利用だけでダイナースクラブカードの年会費分くらい、簡単に元を取れることになる計算である。
ダイナースクラブカードで使える海外の空港ラウンジは?
前述のようにダイナースクラブカードは国内だけでなく海外の主要空港にあるエアーポートラウンジも無料利用が可能。ヨーロッパからアメリカ大陸まで、海外出張にいく方であれば頻繁に利用するハブ空港でも利用できるのは、ダイナースクラブの大きな利点と言える。
ダイナースクラブカード提示で使える海外空港ラウンジ例
海外の空港名 | 国名 | 都市・場所 |
---|---|---|
ロサンゼルス国際空港 | アメリカ合衆国 | ロサンゼルス |
ダニエル・K・イノウエ国際空港 | アメリカ合衆国 | ハワイ |
ヒースロー空港 | イギリス(英国) | ロンドン |
シャルル・ド・ゴール空港 | フランス | パリ |
首都国際空港 | 中華人民共和国(中国) | 北京 |
仁川空港 | 韓国 | ソウル |
チャンギ国際空港 | シンガポール | シンガポール |
グアルーリョス国際空港 | ブラジル | サンパウロ |
あえて海外の空港ラウンジが利用できる権利であるプライオリティ・パスを取得しなくても、これだけ多くの空港ラウンジが海外で使えるのであれば、ダイナースクラブカードだけでも充分という方も多いはず。
海外現地トラベルデスク・海外緊急アシスタンスサービスが利用可能
ダイナースクラブカード保有者であれば、海外現地トラベルデスクと海外緊急アシスタンスサービスが利用可能。それぞれ海外滞在中にはとてつもなく便利で安心なサービスとなっているので、詳しく解説していこう。
海外現地トラベルデスクで海外をもっと満喫
海外現地トラベルデスクはその名前のとおり、海外への出張や旅行を助けてくれるサポートセンターのこと。主に飛行機のチケット手配、ホテルの予約、各種公演のチケット手配などを日本語で受け付けてくれる(海外滞在時も日本語で相談可能)。
ハワイや韓国といった日本でも現地情報がたくさん手に入る地域はそれほどお世話にならなくても良いかもしれないが、現地情報を見つけることができないような国や地域に滞在する場合には、きっと心強い味方になってくれることだろう。
また、パスポートを紛失してしまったり、ダイナースクラブカードを盗まれてしまった場合などの対応も、この海外トラベルデスクで受け付けてくれる。海外に不慣れな場合には大いに助けられるはずである。
海外緊急アシスタンスサービスも日本語で相談可能
海外緊急アシスタンスサービスは海外で急な病気や怪我をしてしまった時に、近くの病院や医師を紹介してくれるサービスのこと。『外国語がちょっと苦手』ということを伝えれば、ありがたいことに日本語を話すことが出来る医師を探してくれるなど、海外での困ったに対応してくれる。
あわせてダイナースクラブカードに付帯されている海外旅行傷害保険の申請などの相談も受け付けてくれるので、そういった意味でも味方になってくれるに違いない。
ポイント3ダイナースクラブカードの注意点
ダイナースクラブカードを利用する上での注意点をいくつかまとめてみた。様々な利点と比較して、申し込みをすべきかどうかを、ぜひ検討してみてほしい。
ダイナースクラブカードを単体で持つことは難しい
ダイナースクラブカードを使う上での注意点としては使える場所が限られるケースがあるということ。最近では不自由なく利用できるようにはなってきたが、まだまだダイナースクラブカードが使えないお店が存在するのも事実なのだ。
そのため、ダイナースクラブカードを持つ場合には、VisaカードやJCBカードといった利用可能店舗が多いクレジットカードを持つことが必須。ダイナースクラブカード1枚だけでどうにか済まそうとするのはやや無理があるので、クレジットカードの2枚持ち、3枚持ちは覚悟しておいたほうが良いだろう。
海外利用もホテルやレストランなら安心だが……
海外での利用についても同様。ダイナースクラブカードが使いにくい国や地域が存在するため、そういった地域への出張や旅行などを検討している場合には、こちらも同じくVisaカードやマスターカードなどの他の国際ブランドカードを持っていくべきだろう。
ダイナースクラブカードを発行するならきちんと使おう
ここまでこのページを読んでくれた方であればもうその魅力が充分に伝わっているかとは思うが、そうはいってもダイナースクラブカードは年会費無料のクレジットカードではない。1万円以上の高い年会費が発生する以上、使わなければただの宝の持ち腐れになってしまう危険性がある(年会費が家計を圧迫してしまう)。
そのためダイナースクラブカードを持ちたいと思う方は、ぜひ、このカードを常日頃から使い、年会費なんて気にしなくてもいいくらいに使い倒す覚悟で申し込みをしてほしいと思う。そうすれば年会費の元くらい、すぐに取れること間違いなしである。
ポイント4ダイナースクラブカードのその他情報
ダイナースクラブカードに関するその他の情報を集めてみた。ステータスカードの頂点を保有したいという方にとっても、このクレジットカードは最適な一枚になるはずである。
ダイナースクラブ プレミアムカードを狙える
ダイナースクラブカードは色でこそ灰色だが、実際には他社のゴールドカードと同等、もしくはそれ以上の価値があるクレジットカードだと言われている。これを持っているだけでも充分に凄いと周りから見られるのはそういった理由。
しかもそのダイナースクラブカードにはあの「ダイナースクラブ プレミアムカード」が存在する。ご存じ無い方に簡単に説明すると、ダイナースクラブ プレミアムカードは日本で3本の指に入る超ステータスクレジットカード。一般的にはブラックカードと呼ばれているシロモノであり、そのダイナースクラブ プレミアムカードを持つためにはこのダイナースクラブカードで利用実績を積み、インビテーションと呼ばれている招待状をダイナースクラブ側から送られてこないと加入することができない。それだけ加入条件が厳しいクレジットカードなのだ。
そのため、ダイナースクラブ プレミアムカード所有を夢見る人たちがこのダイナースクラブカード作り、様々なショッピングで利用して実績を積んでいるというわけ。特にそのブラックカードを狙わないという方でも、将来ブラックカードが欲しくなった場合のためにも今から利用実績を積んでおくというのも一つの手段であると私は思う。
三井住友信託銀行傘下に
ニュースなどで知ってご存知の方も多いかと思うが、ダイナースクラブカードは2015年12月にシティカードジャパンによる発行から、三井住友信託銀行傘下のクレジットカード会社発行ブランドへと変更になった。しかし、ダイナースクラブ側が出したニュースリリース通り、サービス内容や商品性について当面、大きな変更は加えられることはないようなので安心してほしい。
米シティグループは、2015年3月31日、三井住友信託銀行株式会社との間で、シティカードジャパン株式会社の全株式を三井住友信託銀行に売却することについて最終合意に至りました。これから本件取引完了までの期間、シティカードジャパンの会員の皆様への商品・サービスについて何ら変更はありません。これまで通り、会員の皆様にはクオリティの高いサービスを提供してまいります。
むしろ日本の信託銀行傘下に入ることで、日本人にとってより使いやすいダイナースクラブカードに強化される可能性のほうが高いはず。私自身、ダイナースクラブカード利用者なので、そのあたりにぜひ、期待したいところである。
ダイナースクラブカードで、Apple Payが使えるように
Apple PayはApple PayのマークまたはQUICPayのマークがついているお店で、お財布からダイナースクラブカードを出さなくても、iPhoneをかざすだけで支払いができるサービス
サインや暗証番号の入力のかわりに、iPhoneのTouch IDまたはFace IDで認証ができる。支払い時にお店の人にカードを渡さないので、カード番号をしられてしまったり、周りの人に暗証番号を見られてしまうのではという心配もないので安心だ。
もちろん、ポイントも100円につき1ポイントが貯まる。利用料・手数料なども無料なのもうれしい。iPhoneユーザーの方は、Apple Payも活用してほしい。
ポイント5ダイナースクラブカードまとめ
ダイナースクラブカードの年会費は正直、高いと感じるかもしれない。しかし、ダイナースクラブカードを持つことによって得られる様々なサービスは、その年会費以上にあなたの人生を劇的に変えてくれることだろう。
年齢、年収、生活環境などの変化により、生活にもある程度のゆとりが出てきたのなら、ぜひ、あなたの生活を更に素敵なものにするためにダイナースクラブカードを持つことを検討してみてはいかがだろうか?きっとダイナースクラブカードは使えば使うほど味のあるクレジットカードであるということに気づいてもらえるはずである(^^)
公式サイトをチェックネットからすぐに申込可能