クレジットヒストリーとは、クレジットカードやキャッシングなどの利用履歴のこと。「クレジット(信用)のヒストリー(履歴)」という意味で、クレジットヒストリー…というわけだ。省略されて「クレヒス」と呼ばれることも多い。
クレヒスはクレジットカードの入会審査の際に、クレジットカード会社が重視する要因のひとつだ。利用者が信用できるかどうかを判断するための情報として、しっかりチェックされているのだ。
クレジットヒストリーの基礎知識:
クレジットヒストリーとは:
クレジットヒストリーとは、その名の通り、その人のクレジット利用履歴のこと。一般的には、個人信用情報機関に登録されている履歴情報のことを言う。個人信用情報機関には、クレジットカード、ローン、借り入れなどの状況が記録されている。
クレジットカードを作成すると、その利用状況はクレジットカード会社によって個人信用情報機関に登録され、契約開始年月や直近の請求額、過去24ヶ月分の支払い状況などがわかるようになっている。所持しているクレジットカードの数だけ、それぞれの発行会社が登録・更新していくようになっているわけだ。
その情報は、個人信用情報機関に加盟しているすべてのクレジット会社から閲覧が可能。したがって、良いクレヒスがあれば、どこのクレジットカード会社に新規申し込みをしたとしても、審査に有利に働くことになる。もちろん、逆もあるので気をつけよう。
クレジットヒストリーを「育てる」「鍛える」とは?
多くの方が、「クレジットヒストリーを育てる」「クレヒスを鍛える」などと言われるのを聞いたことがあると思う。これは、自分のクレジットヒストリーを良くするという意味。意識して良い履歴を作れるような利用を心がけ、誰が見ても良いクレヒスをつくりあげていくということだ。
とはいえ、やるべきことは簡単で、基本的にはコンスタントに使ってきちんと返済していくことだけ。一般的には、クレジットカードを毎月利用し、支払い期日までにその金額を遅れることなく返し続けていけば勝手にクレヒスを鍛え ることが出来る。
ただし、それらの積み重ねによって信用される状態をつくるには、ある程度の時間がかかる。だからこそ、「育てる」「鍛える」等と言われるわけだ。ポイントは「毎月使う」ことと、「延滞が無い」こと。これだけ注意していれば立派なクレジットヒストリーができる。
良いクレヒスを育てるポイント:
1.毎月クレジットカードをコンスタントに使う
2.延滞なく返済する
住宅ローンを借りる前にクレヒスを鍛える人も…:
人によっては銀行で住宅ローンを借りる前に、その銀行が発行しているクレジットカードを手に入れ、毎月利用することで良いクレヒスを作る…などという人もいるようだ。これは、その銀行が発行したクレジットカードでいい履歴を作り、「この利用者は延滞もなく毎月しっかりとクレジットカードを使ってくれる、信頼できる顧客」という認識もってもらえば、住宅 ローンの審査にもプラスに働くのではないか、と考えてのことだ。
実際のところ、このような手法にどのくらいの効果があるかはわからないが、自分の年収に比べて大きい住宅ローンを借りたい場合や、過去にキャッシング利用歴などがある場合などには、試してみる勝ちはあるかもしれない。いずれにしても、日頃から意識してしっかりと綺麗なクレヒスを作っておくことは、大事なこと。急にはつくれないものだからこそ、日頃から意識するようにしよう!