キャッシング張り付き率とはあなたが今現在、利用しているクレジットカードや消費者金融などで、どのくらいキャッシング枠を利用しているかの比率のこと。クレジットカード審査時にはこのキャッシング張り付き率を確認し、その率が高い場合には審査に大きくマイナス作用すると思った方がよいだろう。
キャッシング張り付き率の比率について:
キャッシング張り付き率の判断方法は至って簡単。キャッシング利用可能枠とキャッシング利用額から算定する。
例えば100万円の利用枠がある方で50万円のキャッシング利用がある場合には単純にキャッシング張り付き率50%、50万円の枠がある方で10万円しか使っていない場合には20%の張り付き率となる(計算式:利用額÷キャッシング利用可能限度額)。ちなみにキャッシングに依存している方の場合には目一杯までお金を借りてしまう癖がついてしまっているため、キャッシング張り付き率が100%近くで固定され続けている場合が多い。
反面、キャッシングを全く利用しないという方はもちろん0%となる。
キャッシング張り付き率が高いとなぜ問題なのか?
ではキャッシング張り付き率が高いと、なぜクレジットカードの入会審査において問題とされるのか?これはキャッシング張り付き率を見れば、お金に困って新しいクレジットカードを作ろうと考えている利用者なのか、それ以外なのかが一目瞭然でわかるため。
友達にお金を貸す場合を想定してみてほしい。色々な人からお金を目一杯借りている友人にお金を貸すのと、誰からもお金を借りていない人にお金を貸す場合では、あなたが貸したお金はどちらが返してもらいやすいか?それは言うまでもないだろう。
クレジットカード会社としてみても同様で、お金に困って新規にクレジットカードを作ろうと思っている人にクレジットカードを発行してしまうと、貸したお金の回収が難しくなってしまう。だからこそ、キャッシング張り付き率をチェックして『この人はお金に困っているのかどうか?』をチェックする…というわけである。
比較項目 | 解説 |
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キャッシング張り付き率0% | クレジットカードを渡しても、健全に使ってくれる可能性が高い。借金漬けではないので生活に余裕がある。 |
キャッシング張り付き率10% | 借金に依存している可能性が極めて低い。お金に困った時のみ借入をする方なので、クレジットカードを渡しても健全に使ってくれる可能性が高い。 |
キャッシング張り付き率50% | 生活に困っている可能性が高いが、キャッシング枠目一杯までお金を借りていないということは、キャッシングへの依存度は低い可能性がある。審査においてはクレジットカードを発行してもらえる余地がある。 |
キャッシング張り付き100% | お金に困っている可能性が非常に高い。キャッシング枠が合計で10~30万円程度であれば新規のクレジットカード発行も期待できるが、合計で100万円以上になってしまっている場合には発行が難しい場合も多いだろう。 |
お金に困った場合にはお金を貸してくれやすい業者を選ぶ:
尚、お金に困っている時にゴールドカードやプラチナカードといった審査難易度が高いクレジットカードを申し込んでも審査に通る可能性はかなり低い。
そうではなくやはり、年会費無料クレジットカードや即日発行に対応しているカードを申し込んだほうが無難なので、キャッシング張り付き率が高い方の場合には背伸びをせずに作りやすそうなカードを狙うようにしてほしい。