クレジットカードの分割払いを徹底解説! 分割払いと手数料について

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クレジットカードの分割払いが良くわかるまとめ

クレジットカードの分割払いとは「2回払い」「3回払い」「10回払い」のように、クレジットカードで購入した商品やサービスの代金を複数回に分けて支払う方法のこと。

たとえば「1万円の商品をクレジットカードの2回払い」で購入した場合、最初の支払月に5,000円、その翌月に5,000円を支払う仕組みだ。

クレジットカードの分割払いは簡単なようで意外と複雑。特に手数料については多くの方が勘違いしやすい。この記事で徹底的に解説をするので分割払いについて正しく知って賢く利用してほしい。

このページの目次

クレジットカードの分割払いを正しく知ろう

1. クレジットカードの分割払いの基本

分割払いには原則として金利手数料がかかる

背広にカードをぎっしり持っている暮角べんり君最初に知っておいてほしいのは「クレジットカードでの支払いを分割払いにすると金利手数料(以下、手数料)がかかる」ことだ。

代金を少しずつ先のばしにして支払うわけだから当然のことだが、「引落とされていても気づかなかった……」など意識していない方も多い。

「分割払いは手数料がかかる」ことをまずは頭に入れておこう。

2回払いだけは手数料がかからないことが多い

分割払いにも例外として手数料がかからない場合がある。

多くのクレジットカードが以下のようになっている。

2回払い:手数料なし
3回払い以上:手数料あり

 

クレジットカードによって若干の差はあるが、分割払いで手数料がかかるのは3回払い以上にする場合だ。ただ2回払いだけは手数料がかからないことが多い。高額なものを購入する場合などには2回払いをうまく活用するとお得だ。

支払回数と金利手数料の有無
支払回数 金利手数料 注意点
1回払い(一括払い) なし 手数料はかからない
2回払い なし 手数料はかからない
(ライフカードなど一部のカードでは例外事項が設けられる場合がある)
3回払い あり 手数料が発生する
5回払い
6回払い
10回払い
12回払い
15回払い
18回払い
20回払い
24回払い
36回払い
リボ払い あり 手数料が発生する
(初回の口座振替までに利用代金の全額支払いをすれば手数料がかからないクレジットカードもある)
ボーナス一括払い なし 手数料はかからない
ボーナス2回払い あり

2回目の支払金額(利用額の半額)に対して3%程度の手数料がかかる場合が多い
ボーナス2回払い自体が行えないカード・お店も多い 

注意:2回払いで手数料がかかる場合もまれにある
クレジットカードの2回払いは手数料がかからないのが標準的だが、旧形態の加盟店契約が残っているライフカードのようなクレジットカードの場合、2回払いでも手数料がかかる場合があるようだ(2020年1月時点でもホームページに「一部加盟店においては金利・手数料がかかる場合がある」との記載がある)。こうしたケースはまれなため、原則として「2回払いでは手数料がかからない」と考えていいだろう。

2. 分割払いを利用するときの注意事項

クレジットカードの分割払い手数料は消費者金融並みに高い

解説をしている暮角べんり君手数料は具体的にはどれぐらいなのかが気になるところだ。

率直にいってクレジットカードの分割払いの手数料は非常に高い。

金利が低いものでも8%程度、高いものでは18%もの金利がかかるものがある。消費者金融並みに高い金利なので、できる限り手数料のかからない1回払い・2回払い・ボーナス一括払いにするのが無難だ。

たとえば「3月に10万円のカメラを購入する」場合、5回払いにするよりも、夏のボーナス一括払いにして毎月2万円ずつ貯めてまとめて払ったほうが手数料がかからずお得になる。

3月に10万円のカメラを分割払いとボーナス一括払いで購入する例
 支払方法  支払額
5回払い 4月~8月まで毎月2万円+手数料が発生する
ボーナス一括払い 4月から毎月2万円ずつ貯めて8月にまとめて支払えば手数料はゼロ

少ない分割回数なら実際には手数料は少額で済む

ここでの手数料とはあくまで「年利」だ。つまり1年間お金を借りっぱなしにしたときにかかる手数料のこと。支払いを重ねるほど残金が減っていくため手数料も少なくなっていく。

分割払いを上手に使えば実際には1~3%程度の手数料で利用することが可能だ。

例として「30万円の商品を3回払い・年利18%・元金均等方式」で購入した場合にかかる手数料を計算してみよう。

「30万円の商品を3回払い・年利18%・元金均等方式」で購入した場合にかかる手数料の計算例
 回数  支払額
1回目の支払い

10万円+(30万円×0.18÷365日×30日)=10万4,438円
(支払残高=20万円)

2回目の支払い 10万円+(20万円×0.18÷365日×30日)=10万2,958円
(支払残高=10万円)
3回目の支払い 10万円+(10万円×0.18÷365日×30日)=10万1,479円
(残高=0万円)
合計支払額 30万8,875円

この場合、結果的に手数料としてかかったのは「8,857円」で商品代金30万円の3%未満だ。

ポイント還元率が1%のクレジットカードを利用するなら実質2%程度の手数料で分割払いできることになる。

比較として「10回払い・元金均等方式」にした場合をみてみよう。

「30万円の商品を10回払い・年利18%・元金均等方式」で購入した場合にかかる手数料の計算例
 回数  支払額
1回目の支払い

3万円+(30万円×0.18÷365日×30日)=3万4,438円
(支払残高=27万円)

2回目の支払い 3万円+(27万円×0.18÷365日×30日)=3万3,995円
(支払残高=24万円)
3回目の支払い 3万円+(24万円×0.18÷365日×30日)=3万3,551円
(残高=21万円)
4回目の支払い 3万円+(21万円×0.18÷365日×30日)=3万3,107円
(残高=18万円)
5回目の支払い 3万円+(18万円×0.18÷365日×30日)=3万2,663円
(残高=15万円)
6回目の支払い 3万円+(15万円×0.18÷365日×30日)=3万2,219円
(残高=12万円)
7回目の支払い 3万円+(12万円×0.18÷365日×30日)=3万1,775円
(残高=9万円)
8回目の支払い 3万円+(9万円×0.18÷365日×30日)=3万1,332円
(残高=6万円)
9回目の支払い 3万円+(6万円×0.18÷365日×30日)=3万887円
(残高=3万円)
10回目の支払い 3万円+(3万円×0.18÷365日×30日)=3万443円
(残高=0万円)
合計支払額 32万4,410円

10回払いでは手数料は「2万4,410円」となった。

単純に比較計算しても1万5,000円強もの手数料の差が出る。この差は大きい。

少ない回数で無理なく払えるなら分割払いの利用も検討する余地は充分あるだろう。

これは参考までに分割回数によって金利が変更することを表した極端な例だ。実際には3~10回払いではここまで年利が高くなることはない(イオンカードの場合で2020年3月現在、3回払いは10.05%・10回払いは12.04%)。

3. 分割払いの利用のしかた

クレジットカードの分割払いは支払時に申し出るだけ

クレジットカードで分割払いを利用する方法は簡単だ。支払いの際にクレジットカードを渡して「◯回払いでお願いします」と店員さんに伝えるだけ。

分割払いの依頼例

3回に分割払いしたとき → 「3回払いでお願いします」

24回に分割払いしたいとき → 「24回払いでお願いします」 

まれに「2回払い」を「二括払い」と言う人もいるが、相手に伝わる表現であれば問題ない。くれぐれも回数だけは間違えないように注意。支払時に金利がかかることや計算をしてくれるわけではないので、あくまでも自己責任で利用することを肝に銘じよう。

クレジットカードの支払いを極める10の基礎知識集!

4. 分割払い利用に関する注意点

手数料に気をつければ便利でもあるクレジットカードの分割払い。利用に際してはいくつかの注意事項もある。

分割払いを受け付けない店舗もある

落ち込んでいる暮角べんり君実はお店にとっては分割払いされるのはうれしくないもの。お店がクレジットカード会社に払う加盟店手数料が高かったり、入金サイクルが遅くなることがあるためだ。

クレジットカードは使えるが分割払いを受け付けない加盟店も存在する。このようなお店では一括払いしか利用できない。

一括払いしたあとで分割払いに変更できるクレジットカードもある

分割払いができないからといって落胆する必要はない。

クレジットカードには「あとから分割払い」「あとからリボ」など、一括払いした後に支払方法を変更できるものもある。

カード会員用のウェブサイトから簡単に設定変更できるので便利だ。

自分のクレジットカードでこのような変更ができるかどうかあらかじめ調べておこう。わからない場合はクレジットカード会社のコールセンターに尋ねれば親切に教えてくれる。

分割払いで別に手数料を要求してくる店舗があっても応じないように注意

上記の理由から、お店によっては分割払いの利用客にクレジットカードの分割手数料とは別に手数料を要求してくることもあると聞く。日本ではクレジットカード会社の利用規約によって利用客から手数料を取ることは禁止されているので客側が支払う必要はない。

こうしたお店はごく少数だと思われるが、万一そのような要求に遭遇した場合には一括払いにするか別のお店を利用しよう。

クレジットカード会社が設定した回数以外の分割払いはできない

2つめに注意すべきは分割回数だ。

たとえば「4回払いで!」とお願いしてもそもそもクレジットカードの支払方法にない回数では利用できない。

分割払いできる回数はクレジットカードごとに異なる。たとえば「36回払いができるカードもあればできないカードもある」などちょっと紛らわしい。

クレジットカードで可能な分割払いの回数事例
支払回数 MUFGカード 楽天カード アメリカン・エキスプレス・カード
 1回払い
 2回払い × ×
 3回払い
 5回払い
 6回払い

 10回払い

 12回払い
 15回払い
 18回払い
20回払い
24回払い
30回払い × ×
36回払い × ×

通常クレジットカードで分割払い可能な回数は24回もしくは36回払いが最高だ(例外としてイオンカードのように60回払いが可能なクレジットカードもある)。

2回払いを別として、基本的には「3と5の倍数の回数での支払いが可能」だと覚えておくとよい(ただし9回払い・21回払いができないのでちょっと複雑だ)。

クレジットカードが対応していてもすべての回数に加盟店が対応していない場合もあるので、必ず利用できるとは限らない点にも注意。何回払いができるかは実際にお店で確認しなければならない。大きな額の買い物では事前にお店のホームページや店頭で確認しておくといいだろう。

2回払いができないクレジットカードもある

分割でも手数料がかからない2回払いは魅力的だが利用できないクレジットカードもある。

たとえば人気の楽天カードのほか、アメリカン・エキスプレス・カード、SuMi TRUST CLUB カードなど外資系クレジットカードなどで2回払いができないクレジットカードも存在する。

アメックスでは登録許可制

アメリカン・エキスプレス・カードでは、そもそも分割払いやボーナス払いが登録許可制となっている。分割払いを利用したい方はコールセンターに連絡して登録手続をしておこう。

各クレジットカード会社の公式サイトの分割払いのページを見れば、可能な回数や金利手数料なども書かれているので、分割払いを利用したい場合には、あらかじめチェックしておくようにして欲しい。

一括払いしても必ずリボ払いになるリボ払い専用カードも注意

セレブになった暮角べんり君

リボ払い専用カードを利用する場合は、支払いのときにどんな支払方法を選択しても自動的にリボ払いに切り替えられる。店頭でたとえ「分割払いで」と伝えても口座振替はリボ払いになるので注意しよう。

海外ではクレジットカードの分割払いはできない

クレジットカードの設定で「海外での利用分はすべての支払いが自動的にリボ払い」になっている場合もある。カード会社に連絡すれば一括払いに変更してもらえることも多い。海外に行く予定がある方は、自分が使うクレジットカードについて事前に調べておこう。

海外でのクレジットカードの支払ではそもそも分割払いはできない点もよく覚えておいてほしい。

以上、クレジットカードの分割払いについてお送りしてきた。ぜひこのことを覚えておいて実際の支払時には有効に活用していただけたら幸いだ。

リボ払いと分割払いの違いがよくわからない方は以下の記事もどうぞ。

クレジットカードの支払いを極める10の基礎知識集!

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