複数の航空会社を利用しながら最大5倍でマイルが貯まる! アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード
ポイント1スカイ・トラベラー・プレミア・カードの特徴
複数の航空会社を利用しながらマイルを貯めることができるマイラーにとっては夢のようなカードがある。それが、アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードだ。
「海外への出張が多い」「プライベートでもよく旅行をする」そんな方にぜひともおすすめしたい。このカードをひとことで言えば、「マイルを貯めるためのオールマイティカード」。さっそく、その特徴を見てみよう。
ポイント2スカイ・トラベラー・プレミア・カードの利点
有効期限なしでマイルを貯めることができる!
スカイ・トラベラー・プレミア・カードには、メンバーシップ・リワードという独自ポイントプログラムがあり、100円につき1ポイントが貯まる。このポイントは、「1ポイント=1円」として旅行代金などの支払いに使えるほか、「1ポイント=1マイル」でマイルに交換できるようになっている。
ポイントの有効期限は無期限なので、必要なポイント数が貯まってからマイルに交換すれば、期限切れなどのムダがない。通常のマイルのように、特典航空券への交換マイル数に至らず期限切れで失効させてしまうこともなく、還元率低下を承知のうえで電子マネーや他ポイントに交換する必要もなくなるのがうれしい!
時間をかけてじっくり貯めて、ビジネスクラスやファーストクラスを利用する使い方も可能になる。
対象航空会社の航空券購入などで、通常の5倍のポイントが貯まる!
このカードの最大の特徴は、対象航空会社26社での航空券代金や、旅行代理店2社(※)での指定旅行商品の支払いを行った場合には、ポイントが5倍になること。つまり「100円=5ポイント」が貯まるようになっている。※日本旅行・アップルワールド(2018年11月現在)
ポイント加算対象となる航空会社が多いため、国内外の出張やプライベートな旅行などで搭乗する度にどんどんポイントが貯まっていく。それが、どれだけすごいことか、例を上げて計算してみよう。
【比較1】片道10万円の海外航空券で夫婦旅行をした場合
ひとり片道10万円(往復20万円)の夫婦旅行をした場合を例に挙げてみると、以下のようになんと16,000ポイントもの違いが出てくる。
獲得ポイント比較
比較項目 | 100円=1ポイントのクレジットカード | スカイ・トラベラー・プレミア・カード |
---|---|---|
購入額 | 20万円(往復航空券)×2(人分)=40万円 | 20万円(往復航空券)×2(人分)=40万円 |
ポイント | 4,000ポイント | 4,000ポイント×5倍=20,000ポイント |
【比較2】年間の利用額で比較した場合
海外出張や家族旅行などを合わせた年間航空券購入額で試算してみると、以下のようになる。
獲得ポイント比較
年間購入額 | 100円=1ポイントのカード | スカイ・トラベラー・プレミア・カード |
---|---|---|
50万円 | 5,000 | 25,000 |
100万円 | 10,000 | 50,000 |
150万円 | 15,000 | 75,000 |
200万円 | 20,000 | 100,000 |
※ポイント倍付の上限は年間200万円利用分までとなっている。
もちろん、これらの航空券購入以外のショッピング利用でも、100円=1ポイントが加算される。
対象航空会社26社
スカイ・トラベラー・プレミア・カードでの航空券購入で、ポイント5倍になる対象航空会社は、以下の26社になっている。
※2019年10月現在。対象航空会社は変更になる可能性もあるので、都度、オフィシャルサイトなどで確認してほしい。
アライアンス連合 | 航空会社 |
---|---|
スターアライアンス | エバー航空(BR)、ルフトハンザ ドイツ航空(LH)、スイス インターナショナル エアラインズ(LX)、ANA(NH)、オーストリア航空(OS)、アシアナ航空(OZ)、スカンジナビア航空(SK)、シンガポール航空(SQ)、タイ国際航空(TG) |
ワンワールド | フィンランド航空(AY)、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)、キャセイパシフィック航空(CX)、日本航空(JL)、カンタス航空(QF) |
スカイチーム | エールフランス航空(AF)、アリタリア-イタリア航空(AZ)、チャイナエアライン(CI)、デルタ航空(DL)、大韓航空(KE)、ガルーダ・インドネシア航空(GA)、KLMオランダ航空(KL)、エア タヒチ ヌイ(TN) |
未加盟 | エミレーツ航空(EK)、エティハド航空(EY)、フィリピン航空(PR)、スターフライヤー(7G) |
貯めたポイントを提携航空会社15社のマイルに自由に交換できる!
貯まったポイントは、「1,000ポイント=1,000マイル」として、提携15社の中から好きな航空会社のマイルに移行することができる。基本は、「100円=1ポイント=1マイル」だが、ポイント5倍を利用すれば、マイル還元率はなんと最大5.0%だ!
対象航空会社15社
アライアンス連合 | 航空会社 |
---|---|
スターアライアンス | ANA(NH)、スカンジナビア航空(SK)、シンガポール航空(SQ)、タイ国際航空(TG)、エールフランス/KLM航空(AF) |
ワンワールド | フィンランド航空(AY)、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)、キャセイパシフィック航空(CX)、カタール航空(QR) |
スカイチーム | アリタリア-イタリア航空(AZ)、チャイナエアライン(CI)、デルタ航空(DL) |
未加盟 | エミレーツ航空(EK)、エティハド航空(EY)、ヴァージン アトランティック航空(VS) |
※2019年1月現在。対象航空会社は変更になる可能性もあるので、都度、オフィシャルサイトなどで確認してほしい。
アライアンス未加盟のエティハド航空やヴァージン アトランティック航空の特典航空券も手に入りやすくなる。
注意点
ただし、ANAマイルへの移行については年間40,000ポイントが上限で、「メンバーシップ・リワード ANAコース」年間参加費として5,500円(税込)の手数料がかかる。また、JALは対象外だ。
入会特典+ボーナスポイントで15,000ポイント
スカイ・トラベラー・プレミア・カードでは、入会特典や期間限定のボーナスポイントも上手に利用できる。
入会時には、全員に5,000ボーナスポイント。さらに、入会から1年以内に対象航空会社の航空券、または対象旅行代理店の指定旅行商品をカードで購入すれば10,000ポイントのファーストフライト・ボーナスがつく。また、毎年カードを継続するたびに、5,000ボーナスポイントがプレゼントされる。
ボーナスポイントの種類
付与条件 | ポイント数 |
---|---|
入会時にもれなく | 5,000ポイント |
入会後はじめての旅行(1年以内)で | 10,000ポイント |
毎年のカード継続ごとに | 5,000ポイント |
上記に加え、期間限定特典として、プラスアルファのボーナスポイントがつく場合も多いので、情報をこまめにチェックしてほしい。
ポイント3スカイ・トラベラー・プレミア・カードの注意点
アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードは年会費が38,500円(税込)(家族会員の年会費は19,250円(税込))とかなり高額だ。より多く対象航空会社の航空券や対象旅行会社の指定旅行商品を買わないと割に合わない。また、現在、メンバーシップ・リワードのポイントをJALマイルに移行することはできないので注意しよう。
なお、アメックス・スカイ・トラベラー・プレミア・カードは、すでにプロパーのアメックスカードを保有している方は入会できないことになっている(デルタ、ANAなどとの提携カードとの2枚持ちは可能)。
ポイント4スカイ・トラベラー・プレミア・カード その他情報
アメリカン・エキスプレスといえば、旅行を快適にするさまざまな付帯サービスがついていることで有名だが、スカイ・トラベラー・プレミア・カードも例外ではない。
旅を快適にしてくれるアメックスならではの付帯サービスが充実
たとえば、空港パーキングで割引を受けられたり、空港ラウンジは同伴者1名も無料で利用できるので、出発前の時間をパートナーとゆったりと過ごせるだろう。旅行からの帰りには手荷物の宅配サービスも利用できる(スーツケース1個まで無料。成田・羽田・中部国際・関西国際のみ)。
渡航先でのフォローや保険も手厚い。レストランの予約や、体調が悪くなった時の医師の手配などを、24時間365日、日本語で依頼できるオーバーシーズ・アシストは海外で心強いサービスだ。
そのほか用意されるのは、カード支払いで購入した商品の破損や盗難の損害を補償してくれるショッピング・プロテクション、海外旅行中に航空便の遅延によって余分に発生した宿泊費や食事代を補償する航空便遅延保険、旅行やコンサートをキャンセルした場合のキャンセル費用を補償するキャンセル・プロテクションなどのサービスなどだ。もちろん旅行障害保険も充実。カードで購入した航空券で搭乗した航空機の事故や、宿泊施設の火災などを補償してくれる。
ポイント5スカイ・トラベラー・プレミア・カード まとめ
スカイ・トラベラー・プレミア・カードは、年会費が38,500円(税込)の高額なクレジットカードだ。だが、その名のとおり、飛行機での海外移動が多い人にとっては年会費分を超える特典やサービス内容が充実している。 海外出張が多いビジネスマンの方や、毎年家族で海外旅行をしている方には、間違いなく見逃せないカードだ。
特におすすめできる方
他のカードを検討したほうがいい方
- 飛行機の利用回数がそれほど多くない方
- 利用する航空会社が決まっている方
- 航空券の年間利用額がそれほど大きくない方