ポイント1スカイ・トラベラー・カードの特徴
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カド(American Express Sky Traveler Card)は、アメリカン・エキスプレス社が発行しているクレジットカード。
対象航空会社26社で、アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードを利用するだけで100円=3ポイントが貯まる。航空券購入が多い方ならザクザクとポイントを貯めていくことが可能となる。
もちろん通常の買い物や支払いでもしっかりポイントが貯まる。まさに飛行機を利用する方のためのクレジットカードが、このアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードと言えるだろう。
スカイ・トラベラー・カードの審査基準は?
アメリカン・エキスプレス・カードというと、どうしてもその審査基準の高さばかりが気になってしまうかと思うが、このアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードに関して言えばそれほど気にしなくても良いレベルであると想定さる(カード審査全般の詳細はこちら)。
下記に簡単に表にまとめてみたので、自分が申し込み可能かどうかを判別してみてほしい。
スカイトラベラーカードの審査基準ガイド
対象者 | 可能性 | 対象者 | 可能性 |
---|---|---|---|
経営者や取締役 | ◎ | 中小企業経営者 | ◎ |
公務員や団体職員 | ◎ | 大企業の正社員 | ◎ |
中小企業の正社員 | ◯ | 個人事業主 | ◯ |
年収の高い派遣社員 | ◯ | 自由業、士業 | ◯ |
アルバイトやパート | △ | 無職 | ☓ |
このように基本的には定期的な収入があり、アルバイトやパートといった収入が不安定な方でないのであれば入手が可能なクレジットカード。
明確な審査基準はアメリカン・エキスプレス・カード側で公開していないので不明だが、25歳以上で300万円程度の年収があれば問題なく作ることができるはず。ぜひ、このスカイトラベラーカードに興味があるという方は申し込みに挑戦してみてほい(その他の属性値も影響してくるので必ず審査通過できるわけではない点はご了承を)。
ポイント2スカイ・トラベラー・カードの利点
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードを持つ上での利点まとめ。
このクレジットカードにはとにかくマイルを貯めたいという方にとってお得な特徴やボーナスポイントが多く用意されているため、効率良く利用すれば無料特典航空券がすぐに入手できることだろう。
提携航空会社は実に15社
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードで貯めたポイト(メンバーシップ・リワード)を交換できる航空会社のマイルは実に15社。下記にその一覧をまとめてみた。
- ANA(全日空)
- チャイナエアライン
- エミレーツ航空
- エールフランス/KLM航空
- カタール航空
- デルタ航空
- ヴァージン アトランティック航空
- タイ国際航空
- エティハド航空
- キャセイパシフィック航空
- シンガポール航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- スカンジナビア航空
- アリタリア‐イタリア航空
- フィンランド航空
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードがうれしいのは、これら15社のマイレージプログラム、どれに対しても貯めたポイントと交換可能であるということ。
例えば今度の旅行はタイだからタイ国際航空のマイルに交換し、次回の出張はアメリカだからデルタ航空のスカイマイルに交換するなんてことも可能(指定したポイント数の分だけ交換可能)。
とにかくアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードでポイントさえ貯めておけば、その後、どのマイルに交換するのも1ポイント=1マイルで交換可能なため、非常に使い勝手が良い(ただし、ポイントをANAマイルに交換するためには、メンバーシップ・リワード ANAコースへの登録が必要)。
対象航空会社26社の航空券購入がポイント3倍
対象航空会社26社の航空券を対象航空会社のウェブサイトなどからアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードで購入すると、ポイントが3倍になる。
対象の航空会社は以下の通り (2019年10月現在)
対象航空会社 | アシアナ航空、アリタリア-イタリア航空、エア タヒチ ヌイ、ANA、エールフランス航空、エティハド航空、エバー航空、エミレーツ航空、オーストリア航空、ガルーダ・インドネシア航空、カンタス航空、キャセイパシフィック航空、KLMオランダ航空、シンガポール航空、スイス インターナショナル エアラインズ、スカンジナビア航空、スターフライヤー、タイ国際航空、大韓航空、チャイナエアライン、デルタ航空、日本航空、フィリピン航空、フィンランド航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、ルフトハンザ ドイツ航空 |
---|---|
頻繁に航空会社の航空チケットを購入する機会が多いという方は、それだけでザクザクとポイントを貯めることができるだう(購入金額の3%分のポイントが貯まることになる)。
貯めたポイントで違う航空会社のマイルに交換することも可能
指定航空会社の航空券購入で得た3倍分のポイントについても、他の航空会社マイルに交換することもできる。
そのため、例えばJALの航空券を購入する機会は多いが、無料特典航空券は他社のものが欲しい…なんてことも可能なので、効率良くポイントを貯めていくことができることだろう。
トラベラーカードはボーナスポイントも多い
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードには様々なボーナスポイントが存在。特に入会した1年目には魅力的なボーナスポイントが用意されているため、漏らさずもらっておきたいところである。
ボーナスポイント一覧をわかりやすく表にまとめてみた。
ボーナスポイント名 | 詳細 |
---|---|
ご入会ボーナスポイント | アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードを入手するだけでもらえるポイント。 |
ファーストトラベル ボーナスポイント |
入会後1年以内に対象航空会社26社から、航空券をアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードで初回購入した場合に得られるポイント。 |
ご継続ボーナスポイント | アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードを1年間以上保有した場合にもらえるポイント。継続保有する度に毎年もらえる。 |
このようにアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードは保有するだけでも様々なボーナスポイントがもらえる。ポイントを貯めやすいカードということがわかるだろう。
100円の利用で1ポイント貯まる
ではその他のカード利用分についてはどうなのだろうか。
実はアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードを日々の買い物や公共料金支払いなどで利用しても、100円で1ポイントが貯まる。
月間5万円をクレジットカード払いする方であれば年間6,000ポイント、月間10万円使う方であれば1万2,000ポイントが貯まる計算となるため、普段のカード利用だけでも充分に特典航空券に必要なポイント数が得られることだろう。
月間利用額 | 月間獲得ポイント数 | 年間獲得ポイント数 |
---|---|---|
3万円 | 300ポイント | 3,600ポイント |
5万円 | 500ポイント | 6,000ポイント |
10万円 | 1000ポイント | 1万2,000ポイント |
20万円 | 2000ポイント | 2万4,000ポイント |
50万円 | 5,000ポイント | 6万ポイント |
スカイトラベラーカードをメインカードとして利用すれば、それだけで特典航空券に交換できる十分なポイント数が貯まる。年間利用額が多いという方であればヨーロッパ旅行や北米旅行などへの航空券交換や、ビジネスクラスでアジア旅行…などといったマイル交換も可能だろう。 |
買い物や支払いのみで特典航空券が欲しいという方は、上記表の通り、アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードを月間10万円程度利用すると年に1度は交換できる計算になる。貯めたポイントは実家への帰省に利用しても良いし、年に1度の飛行機旅行に使うなどもOKである。
月10万円なんて使わなくてもOK
『月10万円なんて買い物で利用しないよ~』という方にも安心してほしいのは、スカイトラベラーカードのポイントは有効期限は無期限なので2年以上かけて必要ポイント数を貯めることも可能。エコノミークラスではなくファーストクラブの特典航空券と交換したいという場合などにもこのカードは使い勝手が良いといえるだろう。
もちろんこのほかにも前述の搭乗ポイント、ボーナスポイント、航空券購入などの追加ポイントがもらえるので、実施的には更に少ない利用金額でお得に航空券がもらえるはずである。
スカイトラベラーカードはポイントに有効期限がないため、じっくりポイントを貯めることができる。貯めたポイントは、アメリカン・エキスプレス・トラベル オンラインで、ファーストクラス航空券にポイントを充当できる。北米やヨーロッパに行けるファーストクラスは定価購入すると100万円以上かかるが、これなら格安で渡航することも可能。ぜひ、人生に1度はファーストクラスをと思う方であれば、その夢実現に向けて狙ってみてほしい。
ポイント3スカイ・トラベラー・カードの注意点
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードの注意点まとめ。
それぞれ、利用する上では注意が必要な点となるので、しっかりこれらの注意点を読んだ上で、申し込みをしてみてほしい。
ポイント以外のサービスも使わないともったいない
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードの年会費は11,000円(税込)。
これは決して安い年会費ではないため、単純にこのクレジットカードを『ポイントを貯めるためのカード』と位置付けて利用すると、どんなにポイントを貯めることができたとしても年会費を支払ってしまっては下記表のように損をすることに。
比較項目 | 解説 |
---|---|
ポイントを貯めるためだけに利用 | 確かにポイントは劇的にたまるが、貯まったポイントから年会費分を差し引くとそれほどお得にはならない。 |
ポイントを貯める以外でも利用 | ポイント貯まる他、空港ラウンジ利用や手荷物無料サービスなどを利用すれば、年会費の元が充分に取れる。 |
そのため、このアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードを利用するのであれば、ポイントを貯めるだけでなく様々な付帯サービスもしっかりと活用することを、ぜひとも心がけてみてほい(アメリカン・エキスプレス社発行のカードらしく、お得なトラベラーズサービスが多数付加されている)。
ANAのマイルに交換する場合には年間費が必要
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードは15社の航空マイルと交換することが可能なクレジットカードだが、このうちのANA(全日空)に関しては、残念ながらマイレージプログラムにポイントを交換する際に別途年会費(年間5,500円 税込)などがかる(また年間に交換できるマイル数の上限設定もアリ)。
長らくアメリカンエキスプレスカードのデメリットとして言われ続けてきたのは、『アメックスはステータスが高いけど、国内で使える場所が少ない』という点。しかし現在ではアメックスはJCBカードと提携をし、ほぼすべてのJCB加盟店でも利用できるようになったために国内利用で困ることはまずなくなた(加盟店相互開放)。今後も利便性は向上していくはずだろう。
ポイント4スカイ・トラベラー・カードのその他情報
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードのその他の情報まとめ。このクレジットカードには利点の項目で紹介しきれないほどの特徴やサービスがあるので、そのあたりを少し、ここで解説してみたいと思う。
スカイ・トラベラー・カードは安心の盗難保険付き
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードは安心の盗難保険付き。万が一、このクレジットカードが盗まれたり、うっかり落としてなくしてしまった時の損害を、その保険がすべて補償してくる(所定の申請手続きを行った場合)。
そのため、クレジットカードを持つのが怖いという方はもちろん、財布をすぐに無くしてしまうようなうっかり癖のある方にもこのクレジットカードはおすすめ。更に再発行スピードも他の一般的なクレジットカート比べて早いため、紛失してしまってもすぐにまた利用を再開することもできる。
盗難保険にかぎらず、アメリカン・エキスプレス社はそういったアフターサービスに強いクレジットカードと言われているので、是非とも、クレジットカードには安心さが欲しいと思っている方は、この機会にアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード保有を検討してみてほしい。
国内主要空港の指定ラウンジ利用が無料、更に同伴者も
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードを保有している方の場合には、国内外29空港の空港ラウンジが無料で利用能(何度でも利用可能)。
空港ラウンジはご存知のように飛行機に搭乗する前の時間をゆっくりと、かつ有効活用することができる素晴らしい空間のため、忙しい社会人の方や旅行を楽しみたいという方などはこのラウンジ利用目的で取得しても良いだろう。
保有者だけでなく同伴者も無料
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードの場合には、保有者だけでなく同伴者も空港ラウンジが無料利用できる。恋人同士や夫婦での余暇旅行などでも使えるということでもあるため、揃って快適に旅行にいきたい方などにも強くおめ(一般的なクレジットカードの場合には同伴者は利用できない、もしくは有料)。
また同伴者は家族である必要はないため、会社関連の出張時に同僚や部下を空港ラウンジに誘うことも可能。ちょっとカッコいい先輩風を吹かすことができるため、スカイトラベラーカードで社内評価を高めることもできるだろう。
ポイント5スカイ・トラベラー・カードまとめ
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードは航空券をクレジットカードで購入するという方や、飛行機に頻繁に乗るという方にとっておすすめのクレジットカード。
とにかく様々なマイレージプログラムと連携させることができるだけでなく、クレジットカード利用でポイントもザクザク貯めることができる。ぜひ、出張で飛行機を使うという社会人の方なら、この機会にこのクレジットカードを入手してみてほしい。
きっと今までよりも更に効率良く、ポイントを貯めることができるはずである。
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