立替払い:金融事業者などが、サービス利用者に対して発生した支払いを、一時的に肩代わりして支払うこと。
立替払いは、一般的にも広く使われる用語で、「他人に代わって一時、代金を支払うこと」を指します。クレジットカードの仕組みは基本的にこの立替払いによって成り立っています。
クレジットカードは立替払いの仕組み:
クレジットカードは、カード会員が加盟店で行った買い物の代金を、カード会員に代わってカード会社が加盟店に立替払いを行っています。この仕組みを国内外で構築しているのがクレジットカードの特徴と言えます。
立替払いを行った後、カード会社はカード会員に代金を請求するのです。もしカード会員が代金を支払えないというようなことが起こると、カード会社にとって大きな損失となるため、必ず返してくれる人かどうかを見極める「審査」を行ってから、信用できる人にのみカードを発行しています。
また、加盟店にとってもカード会社がしっかりと立替払いをしてくれるという信用があるからこそ、クレジットカードの仕組みは成り立っているのですね。
立替払いは「加盟店手数料」を差し引いて行われる:
ちなみに、カード会社が加盟店に代金を支払う際には、「加盟店手数料」を差し引いた金額を支払っています。
例えばカード会員が加盟店で100万円の買い物をした場合、カード会社は加盟店に対して、加盟店手数料(ここでは5%とする)を差し引いた金額である95万円を立替払いします。その後、カード会社は会員から100万円の支払いを受け、5万円の利益を上げるという仕組みになっています。
この加盟店手数料もカード会社にとって重要な収益源となっています。