一括払い: クレジットカードの返済方法のうち、分割払いではなく1回の支払いで全額返済する方法のこと。
クレジットカードを利用した金額の返済方法は、一般的に1回で支払うか何回かに分けて支払うかになります。そのうち1回で支払う場合が「一括払い」。何回かに分けて支払う方法には「分割払い」と「リボルビング払い」があります。
日本人の場合、一括払いで支払いをするケースが約90%を占めていると言われています。一方で欧米などでは、リボルビング払いの方がよく利用されているようです。
一括払いでは原則、金利手数料がつかない:
日本においては、販売金融の一括払いには原則、金利手数料がつきません(1万円のものをクレジットカードで購入した場合の支払いは1万円で良いということ)。分割払いやリボルビング払いでは、金利がつきそれがクレジットカード会社の収益にもなっているため、日本人はクレジットカード会社泣かせだとも言えますね。
ただし、一括払いの場合でも、クレジットカード会社は決済手数料を飲食店や小売店などの加盟店から取っていますので、一括払いであってもクレジットカード会社に利益がないわけではありません(これを加盟店手数料と呼びます)。
通常の一括払いはマンスリークリアとも呼ばれる:
一括払いでは大半の場合、利用日から判断して翌月または翌々月にクレジットカード会社へ利用金額を支払うのですが、これは「マンスリークリア」と呼ばれています。
これ以外にも「ボーナス一括払い」と呼ばれ、夏と冬のボーナスの時期に一括で支払いを行うというサービスもあります。多くのクレジットカード会社では、夏は8月の支払い日に、冬は1月の支払い日に利用料金を支払います。この場合にも手数料はかかりませんので家計のやりくりなどで役立つ人も多いのではないでしょうか?
ただし、ボーナス一括払いで利用した金額は支払いが終わるまで、利用限度額がその分小さくなります。後でまとめて支払うからとボーナス一括払いを多用すると日常の利用の際に限度額に達してしまいクレジットカードが使えなくなってしまったなんてことも起こりますので注意が必要です。