アルゴリズム: コンピューター処理の理論的なステップのこと。
アルゴリズム(Algorithm)とは、直訳すると「算法(さんぽう)」という意味です。何かの問題を解くための考え方を表したもののことをアルゴリズムと言い、コンピューターのプログラムの世界での基本設計となっています。
そもそもコンピューターにアルゴリズムを支持するための電子文書のことをプログラミングと言うため、アルゴリズムの良し悪しで、コンピューターの処理スピードが違ったり、分析結果の精度が決まります。そのためコンピューターの処理速度の指標となっています。
日常生活の中でもアルゴリズムは存在:
このように聞くと難しく感じてしまいますが、日常生活の中で私たちもアルゴリズムによって行動しています。
例えば信号のある交差点を渡るとき、まず「信号を見る」、そして「青だったら渡る」、または「赤だったら青になるまで待つ」という行動をしますよね。これは交差点を渡るかどうかと言う問題を解くためのアルゴリズムなのです。「青は進め」「赤は止まれ」というアルゴリズムを皆さんで共有しているのです。
一方で、「部屋を掃除してください」と言われたときには、人によってやり方はさまざまだと思います。掃除機を使う人もいれば箒(ほうき)を使う人もいる。掃除機をかけながら物をしまったりする人もいれば、全ての物をしまってから掃除機をかける人もいる。
これは人によって掃除の手順と言うアルゴリズムが異なっているということです。そして、掃除が早い人、遅い人の差は、掃除の手順と言うアルゴリズムによって変わってくるのです。コンピューターの処理速度が早い、遅いというのはこの掃除の例の様と同様に、プログラムが表現しているアルゴリズムによって大きく変わってくるのですね。
フローチャートとは?
アルゴリズムを表現したものとして代表的なものに「フォローチャート(流れ図)」があります。
一般的にコンピューター処理は一定の手順で定期的に行われる事が多いのですが、フローチャートとはこの処理手順のことを指します。アルゴリズムはその良し悪しで処理スピードが違ったり分析結果の精度が決まる、という処理速度の指標となります。