口座振替: 特定の口座から他の口座へ所定の資金を移すこと。
口座振替とは銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農業協同組合などの金融機関の口座より、その口座の保有者と、その口座に対して各種費用を請求しようとしている者の間での契約に基づき振替を行うことを指します。水道光熱費や電話料金などの公共料金の支払いや、クレジットカードなどの支払いを自動引落しするサービスも、口座間のお金の移動をしているため口座振替となります。
口座振替は口振や自振などと呼ばれることも:
口座自動振替や自動引き落としといった呼ばれ方が一般的ですが、業界用語では口振(こうふり)や自振(じふり)と呼ばれています。口座振替は日本独特のサービスで、欧米などの諸外国では小切手払いの方が浸透しています。
口座振替の利用方法は?
口座振替を利用する際は、預金口座振替依頼書、口座振替依頼書等の所定の用紙に記入の上、それを支払い先へ送付し手続きを行います。
料金の引き落とし口座は普通預金または当座預金のみ。公共料金などは、コンビニエンスストアや銀行等で払込書を使って支払うよりも、サービス提供者側の負担するコストが少額になるため、口座振替の利用を奨励しているところが多いのが特徴です。東京電力や関西電力など、口座振替を利用した場合の値引制度を設けているサービス提供者もあります。
口座振替が行われる日付は提供者によって異なる:
公共料金やクレジットカードをはじめとして、口座振替日(引き落とし日)はサービス提供者によって異なるため、口座振替日に十分な預金残高があるように管理することが大切です。