消費者金融の取立て・・・なんかドラマや映画を見てると、『ゴルァ』と大きな声をあげながら扉を足で蹴破って勝手に部屋の入ってくるイメージがありますよね。そして『む・・・娘だけは・・・』と恒例の展開になるわけですが(笑)、もちろんこんな取立てを今の世の中で通用するはずもありません。なにせ立派な犯罪ですからね(^^;)
そこで今回のクレジットカードDAYsでは消費者金融を管轄する金融庁、つまりお国が定める借金取りの取立てルールについて詳しく紹介していきたいと思います。これを読めば結構キッチリ決まっているんだな・・・と関心してしまうと思いますよ。
消費者金融の取立は厳しく制限されている:
断言しますがテレビCMでみるような大手消費者金融の取立は決して怖いものではありません。
理由は非常にシンプル。テレビCMに数億円というお金をかけているにも関わらず、数十万円程度のお金の回収でニュース沙汰になってしまっては元も子もないため。消費者金融内部の人間は『怖いイメージがついてしまえば借りてくれる人がいなくなる』ということをよくわかっているのです。だからこそ、好感度の高い女優や可愛いチワワを使って安心さをアピールするんですね。
ただ取立て担当をしている方も人間。おとなしい方もいればイケイケな方もいるわけで、イケイケな方の中には会社にバレない程度で違法取立てをしてしまう方もどうやらいるようです。そういった方に万が一あたってしまった時のためにも、今回は是非、金融庁が定めている借金取立てルールについてしっかりと理解して、悪質な借金取りに対して対抗できるようにしてみてくださいね(原文はこちらから 金融庁のサイトへ)。
それでは早速見ていきましょう!
取立てる上でしてはいけない禁止事項:
①暴力的な態度をとること。
②大声をあげたり、乱暴な言葉を使ったりすること。
③多人数で押し掛けること。
基本の基本ですね。大きな声をあげたり、乱暴な言葉で取立てをしてはいけないというルールがあるだけでなく、複数人で取立てに向かう行為すら禁止されています。大手消費者金融の場合には1人か2人で取立てにいくことが多いのも、このあたりの規制を考えてのことでしょう。
電話越しでもなんでも、暴力的な言葉を出されたり『早く借金返せゴラァ』と怒られたら、それだけで規制にひっかかるとも言えますよ。
取立時間には制限がある:
正当な理由なく、午後9時から午前8時まで、その他不適当な時間帯に、電話で連絡し若しくは電報を送達し又は訪問すること。
これは朝8時から夜9時までの間しか、取り立ててはいけないよという規制です。文頭に『正当な理由なく』という文章があるため、昼間は寝て夜に仕事をしている方などは拡大解釈される可能性がありますが、一般サラリーマンの方であればこの時間帯以外で取立てを受けたら金融庁に文句をいうことが出来ると思います。
また、訪問取立だけでなく電話による取立も出来ない点に注目ですね。夜9時以降に電話がかかってきたら、ガイドライン違反ということになります。
繰り返し催促してはいけない:
反復継続して、電話で連絡し若しくは電報を送達し又は訪問すること。
反復継続・・・つまり繰り返し電話連絡や訪問をしてはいけないという規制もあります。1日に数十回の着信があったりするケースや、朝から晩まで借金取りが自宅の周りをウロウロしているというケースなどは間違いなく規制違反。
大手消費者金融では規制に抵触する可能性をふまえて、よほどのことが無い限り3回程度くらいまでの着信しません。もし1日になんども着信があるようなことがあれば、その着信履歴を保存しておき、金融庁に苦情、もしくは取立担当者の上司の方に苦情をいってもいいでしょう。
早く借金返せ!という張り紙ももちろん禁止:
はり紙、落書き、その他いかなる手段であるかを問わず、債務者の借入れに関する事実、その他プライバシーに関する事項等をあからさまにすること。

テレビドラマの世界では、借金を返さない人の家に『金返せ』と書かれた紙を何十枚も貼る・・・なんてシーンを見たことがあるかと思いますが、これももちろん規約違反。その人がお金を借りている事実を周りの人に通達する行為自体が違反なのです。
これ、実は家族対しても同様で、配偶者であっても両親であっても、お金を借りている事実を伝えてしまうことはガイドライン違反となります。あくまで借りている本人のプライバシーは守らないといけないというわけですね。
勤務先の会社に行ってはもちろんダメ:
勤務先を訪問して、債務者、保証人等を困惑させたり、不利益を被らせたりすること。
借金の取り立てをするために、債務者(借金をしている人)の勤務先に顔を出したりするのはダメということ。あくまで取立は電話によるものか、もしくは自宅への訪問のみということですね。
勤務先に取立に来られるとマズいという方はこのガイドラインを盾に、消費者金融に対して釘を差しておくとよいでしょう。
他の消費者金融から金借りて返せ!は違反:
他の貸金業者からの借入れ又はクレジットカードの使用等により弁済することを要求すること。
他の消費者金融から金を借りて返せ!と言うのも違反。直接言わずにたぶん遠まわしな表現で催促してくることが多いと思いますが、このルールさえしっかり知っておけば『それってガイドライン違反なんじゃないんですか?』と言い返すことも出来るかと思います。
但し、この原文を読む限りでは、『家族や兄弟から金借りて来い!』というのは問題なさそうな感じです。あくまで他の貸金業からお金を借りることを催促してはいけないということですね。
お金を借りた本人以外に取立してはいけない:
法律上支払義務のない者に対し、支払請求をしたり、必要以上に取立てへの協力を要求すること。
これもシンプルですね。お金を借りた本人以外には取立をしてはいけないということ。家族や両親からお金を回収しようとする消費者金融も多いですが、そもそも本人以外にお金を借りた事実を伝えてはいけない上に、催促すらもしてはいけない決まりになっていますので、なかなか回収は難しいのが現実みたいです。
債務処理の権限が本人から離れたあとに催促してはいけない:
債務処理に関する権限を弁護士に委任した旨の通知、又は、調停、破産その他裁判手続をとったことの通知を受けた後に、正当な理由なく支払請求をすること。
なんだか難しい文章ですが、簡単に言えばお金を借りた人が自己破産などの手続きを弁護士に依頼したら、その後は取立しちゃいけないよ・・・ということです。『自己破産手続きを申請したら一気に取立がやんだ』という話を聞いたことがある方もいると思いますが、要するにこのことですね。
毎日毎日、取立電話や直接訪問が多くて気が狂いそうになっている・・・という方は、自己破産手続きさえすればピタリと止まるはずですよ。
自己破産を検討したい方はまずは専門家に相談を!
闇金にはとにかく注意!
以上、金融庁が定める借金取立ルールについて紹介してきました。これで借金取りも怖くない・・・ということが、おわかり頂けたのではないでしょうか?
ただ・・・闇金からお金を借りてしまえばこんな金融庁のガイドラインなんて無意味になります。もちろん法令違反となりますが、そもそも貸金業登録すらしていない闇金は金融庁から指導を受けることが無いため、彼らは暴力的な取立や車による拉致などやりたい放題・・・。
そんな被害を受けない唯一無二の方法としては、どんなにお金が困っても、闇金からだけはお金を借りないようにすること。消費者金融の返済に困り、闇金からお金を借りる必要性がでてきてしまったら・・・その際には返済はすべて諦めて自己破産してしまってください。どうせ闇金からお金を借りても、全額返済できる可能性なんて最初から低いのですから、身の危険を感じるほど怖い思いをしながらもがくだけ無駄なのです。
■消費者金融と闇金は大違い(汗):
多くの日本人が勘違いしている点ですが、消費者金融と闇金は全く違うものです(^^;)。消費者金融は金融庁に貸金業登録をしている企業である反面、闇金は貸金業登録すらもせずにトイチやトサンなどとよばれる違法な貸付を行うもの。お金に困ったら是非、闇金ではなく消費者金融からお金を借りるようにしてみてくださいね。
最後にまとめ:
こういった借金取立ルールをきちんと理解さえしておけば、自分の生活は自分でキッチリと守れるようになれると思います。知識がないからと相手の土俵で戦ってしまえっては、自分が苦しむだけですからね。
借金取立に悩んでいる方はもちろん、これからお金を借りるという方にも、そして全くお金を借りる予定はないという方にも、健全な社会を作っていくため、こういう知識が広がってくれると嬉しいです。クレジットカードDAYsでは引き続き、クレジットカードや消費者金融に関する情報を日々、発信していますよ(^^)
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