テレビを付ければ今やVISAカードのCMばかり。
『○○代にもVISAが使えます♪』『みついすみともびざか~ど♪』といったように、つい20年くらい前までは知名度が低かったVISAカードも、今では日本で一番有名なクレジットカードの国際ブランドになりましたよね。日本といえばJCBカード・・・という時代が長らく続いてきましたが、残念ながらそんな時代もVISAカードの攻勢により終りを告げたといっても過言ではないように思います。
VISAカードの仕組みを本気で考えたら:
しかし、それじゃJCBブランドがこのまま弱まり、VISAブランドがこのまま日本で幅を利かせることは日本にとって良いことなんでしょうか?今回はそんなクレジットカードブランドの仕組みについて解説しつつ、日本の未来のためにも『日本人ならVISAカードではなくJCBカードを持つべきだ』という個人的な持論を展開させていただければと思います。
VISAカードはアメリカにある企業:
VISAカード(Visa INC)はニューヨーク証券取引所の上場されているアメリカの企業。クレジットカードに詳しい方であればご存知ですが、VISAカード本体はクレジットカードを発行せず、VISAというブランドをクレジットカード発行会社に使わせることで、そのブランド料(ランセンス料)で利益を上げている会社となります。
現在のVISA INCの時価総額は実に6兆円弱で2009年の営業利益は2000億円。この世界的な不況の中でも順調に利益をだせている背景には、直接クレジットカードを発行していないために貸し倒れリスク(クレジットカードを発行した相手が利用したにも関わらずその代金を支払わないこと)が無いことが大きいと言われています。要するにただVISAというブランドを使わせているだけでお金が入ってくるので、世界中でのVISAカード利用総量が変わらなければ順調に利益を出し続けることが出来るのですね。
VISAカードを使うと当たり前だけれどVISA本社が潤う:
スルドイ方であればここまで読んだだけで私がいわんとしていることがわかるかと思います。そう、VISAカードという会社は、言わばみなさんがVISAカードを使うと自動的に儲かる仕組みになっているということ。
日本国内だろうが中国だろうがインドだろうがアメリカだろうが、どこでVISAカードを利用してもその利用金額の一部分がVISA INC本社へと流れることになります。例えば日本で山梨県で作られたブドウをVISAカードを使って買い物した場合、日本国内でお金が回るように思われますが、実際にはその購入金額の一部がアメリカにも流れいる・・・と考えるとわかりやすいのではないでしょうか?
『えっ?私はVISAカードの一括払いしか使っていないから手数料を払っていないけど?』と思われる方もいるかもしれませんが、実はその場合でも手数料は発生しています。というのも、クレジットカードを使われた側であるお店は、クレジットカード会社に対してその手数料を支払わなくてはいけないため。この『加盟店手数料』と呼ばれる手数料の一部が、アメリカのVISAに流れているのですね。
このままではカードが使われる社会になるほどVISAが潤う:
私が危惧しているのはこのまま日本がクレジットカード社会になればなるほど、VISAカードが使われる結果となり、結果としてアメリカ企業であるVISAが潤う形になってしまうという点です。
ご存知のように今や携帯電話料金だろうが電気代だろうがホテル代だろうが、クレジットカードで払えないものはなくなりつつあります。クレジットカードの利用額は年々10%ずつ程度増えつつあり、6~7年後には今の2倍になるのでは?というデータもあるくらいで、今後は更に現金よりも支払いが便利でポイントが貯まるクレジットカードに、人々の関心は移っていくはず。
そんな時、JCBカードという国内にある企業と提携しているクレジットカードではなく、VISAカードばかりを日本国民が利用することになってしまえば、日本で消費に使われるお金の一部がごっそりとアメリカに流れてしまうことに繋がります。すでにアメリカのVISAは通年で6000億という金額の売上を出しています。アメリカ国内で作られた売上もありますが、世界中の国からアメリカにお金が流れたからこその売上。もちろんその中にはGDPの大きい日本からの収益も大きいことでしょう。
日本国内にのみお金が循環するJCBカードを使おう:
VISAカードは世界で使えるクレジットカード。海外旅行や海外出張が多い方であれば、絶対に必要だと言えますので私も持つことは否定しません。是非、持って欲しいクレジットカードであると思います(お薦めVISAカード一覧)。
しかしせめて日本にいる時くらいは、日本国内にお金が循環するJCBブランドがついたクレジットカードを使うようにしてみませんか?日本人が日本でお金を使った金額の一部が、自動的にアメリカに流れるというのは日本経済の将来のためにも良いことではありません。日本の景気をあげていくためにも、日本人が日本で使ったお金は100%日本国内のためになることが大切なのです(まわりまわって自分の賃金アップにも繋がるかも?)。
JCBカード、もしくはJCBブランドが付いているクレジットカードを持っていない方は、是非、この機会にJCB付きのクレジットカードを作ってみてくださいね。自分たちの将来は自分たちで作りましょう!











































